姉妹都市庭園の紹介

オークランド・福岡　フレンドシップガーデン

オークランド市と福岡市では、1986年の姉妹都市提携を機に、相互文化の理解を深め、都市間の友好親善に寄与することを目的として、お互いの国の庭園建設を通じ造園技術交流を行ってきました。
1989年、オークランド市において、福岡市の技術協力のもと「フレンドシップ日本庭園」がオープンし、長い時間と多くの方々の努力により、オークランド市民に日本文化を伝える庭園として親しまれ大切にされてきました。

この庭園は、オークランド市動物園の再整備に伴い、移転することとなりましたが。2016年、姉妹都市締結30周年を迎えるにあたり、新たなフレンドシップガーデンとして生まれ変わります。この日本庭園が、これからの両市の交流と友好の懸け橋となることを期待しています。

【旧日本庭園の概要】

◇建設期間：1989年8月21日～10月27日
◇面積：約350平方メートル
◇庭園様式：池泉回遊式庭園（日本庭園の様式の一つで、園内を回遊して鑑賞できる庭園）
◇主要施設：
庭門
石灯籠：3基
蹲踞
舞台
池泉
滝
石橋
延段
飛石
簾垣
四つ目垣
◇協力内容：福岡市から職員を派遣し、現地調査・資材調査・実施設計を実施するとともに、建設にあたっては、福岡市職員と福岡のボランティアの造園技術者等が現地に長期滞在し、技術指導しながらオークランド市職員とともに作り上げました。また、福岡市は庭門・石灯籠・手水鉢を寄贈しました。

【新日本庭園の概要】

◇オークランド市と福岡市が、再び技術協力を行いながら再建を行います。
◇面積：約800平方メートル
◇庭園様式：池泉回遊式庭園
◇再建コンセプト：
オークランド市と福岡市の友好の証として、オークランド市民に末永く愛される庭園
オークランド市民に伝統的な日本文化の一端を紹介するための庭園
庭園を通じて日本人の自然観、美意識を伝えられるよう日本で使われる資材・手法で整備
両市の技術協力のもと、旧庭園で使われた資材を使い、旧庭園で愛された様式を再び復元するとともに、新たな魅力を加味した庭園
◇協力内容：福岡市スタッフ、旧日本庭園建設に携わった技術者、福岡市の造園設計業者とオークランド市スタッフ、フレンドシップガーデン現地有志グループが連携し、設計を進めてきました。また、福岡市から技術者を現地に派遣し、日本の技術・手法を伝えながら、オークランド市と共に協力しながら建設を行います。

福岡姉妹都市交流庭園

◇2009年、福岡市で行われた都市緑化イベント「全国都市緑化フェア　アイランド花どんたく」では、福岡市の各姉妹都市が交流の証として姉妹都市庭園を出展しました。
◇会場となったアイランドシティ中央公園に建設された姉妹都市交流庭園は、現在も市民が姉妹都市の文化を学ぶ憩いの場として愛されています。

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