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更新日: 2023年1月10日

市長会見|市長のオフィス

1月10日市長会見

発表内容

  • 「Fukuoka Art Next」今月のアート(1月)(経済観光文化局美術館)  ※配布資料 (446kbyte)pdf
  • タッチ決済による地下鉄乗車の実証実験 地下鉄全36駅に拡大し決済ブランドを追加します!!(交通局マーケティング推進室、総務企画局企画調整部) ※配布資料 (1,319kbyte)pdf

会見動画

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発言・質疑要旨

「Fukuoka Art Next」今月のアート(1月)(経済観光文化局美術館)

記者
 よろしくお願いします。

市長
 はい。

記者
 幹事社、毎日新聞です。
 新年あけましておめでとうございます。

市長
 おめでとうございます。

記者
 今年もよろしくお願いします。

市長
 お願いします。

記者
 じゃあ、市長から冒頭発言、お願いいたします。

市長
 分かりました。じゃあ、どうぞよろしくお願いします。
 まずは、今月のアートからご紹介したいと思います。こちらになります。
田中千智(たなか ちさと)さんが今月のアートのアーティストなわけですけれども、福岡では「Fukuoka Art Next」を展開をしています。今月のアートは、この田中千智さんの「地に足をつけて」という作品になります。
 福岡市在住のアーティストさんになるわけですけれども、ご覧のとおり白と黒の、大変コントラストがはっきりした、こういった印象的な作品を描く画家なんですけれども、例えば本の表紙の絵とかですね、それから舞台美術など多方面で活躍をされているアーティストさんであります。
 この作品なんですが、アクリル絵の具を使っていて、漆黒の背景に鮮やかな油絵の具で人物、それから大地を描いているということですね。人物とか背景の、その説明的な描写、それがもう極力抑えられているということから、見る方の想像の余地を相当残しているというような作品になっていますよね。
 今、福岡市美術館のほうで、実はKYNE(キネ)さんの壁画、印象的な壁画でドンと大きな巨大壁画があったと思うんですが、それの第2弾が実はこの田中さんの作品になります。現在、福岡市美術館において、この田中さんの個展も開催をしていますので、ぜひ作品もご覧いただければと思います。大変注目の作家さんになります。
 その巨大な壁画なんですけれども、もうKYNEさんのは終わって、彼女の作品、3.14×13メーターという、大きな壁画をあそこの部分に、今、彼女に描いていただいているんですけれども、1月中にいったん完成をいたします。通常それで、この絵ができましたってなるんですが、実はその後ですね、来年の1月、再来年の1月に、その絵が少しずつ変化をしていくという、また、これも一つのチャレンジを行っていくということで、最終的には2025年の12月末まで展示をするわけですけれども、こうした変化も楽しんでいただければと思います。
 それから、彼女の個展、今、美術館で開催しています。それは3月の21日まで開催をしていきます。大変注目のね、今後の活躍も注目のアーティストですので、ぜひ福岡市美術館でもご覧いただければと思います。


タッチ決済による地下鉄乗車の実証実験 地下鉄全36駅に拡大し決済ブランドを追加します!!(交通局マーケティング推進室、総務企画局企画調整部)

 では、会見、発表案件からいきたいと思います。
 【フリップ (293kbyte)】福岡市の地下鉄でクレジットカード、これ全部の駅でですね、タッチするだけで使えるようになります。地下鉄七隈線が博多駅まで延伸をされますけれども、その延伸開業に合わせて、3月の27日から、これスタートをしたいと思います。
 今ですね、クレジットカードのタッチ決済ですね、クレジットカードの端っこに、例えば、これ、サンプルなんですけれども、クレジットカードに、ここにこう、何と言うか、Wi-Fiのようなマークが付いているかと思います。リップルマークと言います。このリップルマークが付いているクレジットカードであれば、それを駅の改札にかざしていただければ、それで、それだけで通ることができるということです。
 ちなみに例えば、ほら、はやかけんとか、Suicaとかを皆さん使って、モバイルの中に入れていて、ピッとすればチケット買わなくても入れるじゃないですか。これも同じようにチャージしなくても、クレジットカードに、このカードの、このリップルマーク付いてれば、それをかざすだけいいので。
 例えば、普段ね、福岡でずっと使っている方はもちろん、はやかけんとか使って、いろんな福祉的な割引を使う方というのは、はやかけんとかが使えるんですけれども、通常よその都市に行ったりも含めてね、そんな方にとっては、いちいちこう、券を買ったりとか、ね、わずらわしい、もしくはそのためだけに、その地域独自の○○カードみたいなのをわざわざ買ってというのもわずらわしいと思うんですが、クレジットカード。これから、この3月27日以降は、福岡市の空港線、箱崎線、七隈線、これ全部の駅で、そして決済のブランドもVISA、JCB、アメックスとか、ほかにも、この6つのブランドに広げてですね、タッチするだけでもう、それで決済が終わるということになるんで、これ、めちゃくちゃ便利になります。
 特に今年について言うと、世界水泳もあって、いろんな国からたくさんの方が福岡いらっしゃって、地下鉄ね、利用されると思いますし、また、インバウンドだけじゃなくて、国内のお客さんもね、たくさんいらっしゃっていますけれども、その都度、例えば、はやかけんを買うとかね、いうことをしなくても、クレジットカードをかざすだけでオッケーになるんで、こうした利便の向上のために、こうしたチャレンジを行います。
 ちなみに、これ地下鉄としては、これ全国初の取り組みですね。このように決済ブランドも多くて、これ使えるというのは全国初の取り組みになります。きっと、たぶんこれから福岡を皮切りに全国でも、これ広がっていくのかなという想像はしますけどもね。そういうことによって、インバウンド対策にもこれ間違いなくなっていくだろうと思っています。はい。
 これは、地下鉄七隈線の博多駅開業ね、延伸開業と併せて全部使えるようになるということですので、ぜひご利用いただければと思います。
 以上です。はい、以上です。


質疑要旨

記者
 ありがとうございます。幹事社から、まず発表案件について、質問いたします。
 この地下鉄のタッチ決済なんですけれども、そもそも、ここまでいくらか実証実験してきたかと思うんですけれども、その実績としてはどれくらい使われたかというのが一つと。
 もう一つ、国内で言えばですね、もう今、交通系のICカードはかなり普及していて、それだったら、基本的には全国どこでも乗れるような体制にはなっていると思うんですけれども、そういう意味で、今回このタッチ決済を広げることの意義というのは、やはりインバウンド対策のほうが大きいということなんでしょうか。

市長
 はい、ありがとうございます。
 そうですね、確かにSuicaとか、結構持っている方、多いと思うし、それであれば、どこでも交通系だったら乗れますよね。これは確かに便利なんで、今でも使えると思いますが、それはやっぱり国内の人はそうしたSuicaでも、はやかけんでも何かあれば交通系で、大体もう相互乗り入れしているんで簡単に使えますけど、やっぱりおっしゃるとおり、インバウンドの方にとっては、その国に来て、その国の交通系のICカード入れてチャージしてというようなのという、わずらわしいと思うんですね。ただ、このクレジットカードであれば、世界の方、持っていますんで、このインバウンドの方にとっては非常に便利で、特に福岡に数日間だけ滞在するとかですね、こういった方にとっても非常に利便の高いサービスになるのかなと思います。
 現在、カードのブランド1社で、駅も限られていた中で、利用者のほうからは、ぜひ利用できる駅の数を増やしてほしいとか、それから自分が乗ったあとに降りる駅のほうではそれが使えるのかというのも分からないというのがあったんで、これはもう全ての駅で使えますよという形にするほうがですね、使い方としても使いやすいかなと思います。
 現在が、1日に500件ぐらいの利用があったんですけれども、これがカードブランドも6社になりますし、全部の駅で使えるという形になってくれば、これから増えてくるのかなと思いますし、またインバウンドの回復と合わせて利用者の数も相当増えてくるのかなと期待をしています。

記者
 ありがとうございます。幹事社からは以上です。
 ほか発表案件について、ご質問のある方いらっしゃいますか。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 読売新聞の池園です。
 タッチ決済の件なんですけれども、これ実証実験ということで、駅とあとカードですかね、使えるカードが増えるということで、実証実験の期間、1年ほど伸ばされることになると思うんですけど、今後、その実証実験ということは、期間があって、恒常的に市内の地下鉄で同じようなサービスが使えるようになるということをするためには、やっぱりこう、今後はやっぱり実証実験で終わりのあとは、市もお金を出したりとか、そういう形になるんでしょうか。

市長
 そうですね。これはインバウンドを考えると、非常にやっぱり便利なサービスになってくると思います。今、実証実験ですから、クレジットカードって使ったら、例えば100円のものを買ったら、利用者は100円払えば済みますけど、お店のほうがその利用料って負担しているわけですよね。
 ですから、今後これを実証実験期間が終わって、実際に行政がこのサービスを使うとなったら、行政側がその手数料の負担ということになってくると思います。1%程度の負担ということになってくるかと思いますので、見込みではうまくいけば、これをこのまま本採用という形になるかなと思いますので、特に、はやかけんとかの場合は、いろんな福岡市独自の割引をですね、やっているというものがあって、福祉的な形で使われる方は、日常的に福岡で地下鉄を使っているという方は、たぶんそちらのほうが、はやかけんとかのほうが便利になってくるでしょうし、インバウンドとかでいらっしゃるような方たちにとっては、たぶん圧倒的にこっちのほうが便利になるでしょうし、このようなサービスの共存をしていくことになるのかなという見通しはあります。

記者
 ありがとうございます。

事務局(交通局)
 今の説明でですね、交通局です。手数料につきましては、現在のほうは交通局が負担しておりますが、システム利用料と含めましてですね、本格実施の際には公共側の負担がまいりますので、そこはしっかり費用対効果を検討していきたいと考えております。
 以上でございます。

記者
 ほかよろしいですか。発表案件に関しては。
 発表案件以外で質問いたします。まず、博多港の港湾施設の件なんですけれども、利用許可を受けた土地などを市の条例に違反して、別の事業者に転貸していた事業者がいたということが分かって、昨年の12月までに、市としても2度、改善勧告を出していると思うんですけれども。
 今後ですね、利用許可の取り消しも含めてですね、市としてどのように対応するかということと、あと今回の当該事業者だけじゃなくて、ほかの利用許可を出している事業者に関しても、調査するお考えというのはないのかということをお願いいたします。

市長
 はい、ありがとうございます。大変遺憾な状況だと思っております。
 当然、今、勧告をしていて、これに基づいて改善がなされないときには、取り消しも含めた処分があるということになりますし、また、今回このような事例が分かってきたということで、ほかの全ての施設についても同じように、しっかり調査をしていきたいと思いますし。
再発防止にしっかりと取り組んでいきたいと思います。

記者
 すみません。今の点、確認ですけど、全ての施設というのは、博光運輸に利用許可を出している施設に関してという意味でよろしいですか。

市長
 そこもそうですし、それ以外の部分もやっぱり同じようなことがないかということは、この際、検査をする必要があると思っています。

記者
 分かりました。ありがとうございます。
 幹事社から以上です。ほか何かありますか。

記者
 西日本新聞の山本と申します。
 今の港湾施設の問題に関してお尋ねしたいんですけれども、当初、取材では博光運輸に対して、全ての調査を実施しますというお話を担当課から受けていたんですけれども、これは全部の施設、これを機にということですけれども、全部の施設に調査対象を広げた狙いというか、市長のお考えをお聞きしてもよろしいでしょうか。

市長
 博光運輸さんについては、そのような状況があるということで、既に勧告をしているということですけれども、ほかでも同じようなことがないかということで、これはほかの施設についても検査をすると聞いております。ほかの施設というのは、同じような状況がほかの施設でもないかというところをこの際、検査をするということになります。

記者
 繰り返しになるんですけれども、今回の博多港湾エリアというのは、非常に国内外の結節点として、経済的にも非常に利用価値があると思うんですけれども、こうした利権みたいな問題が、取材では長年続いてきたという話も業者からお聞きして、こうした問題に対して、高島市長として、今後どのような姿勢で向き合うかというのを改めてお聞きしてもよろしいでしょうか。

市長
 今回は、こういった話が出てきたということで、実態、福岡市としても調査をしていたということ、港湾局としてですね、調査をしていたそうなんですが、そうしたヒアリングの結果と実際が違う実態があるということで、しっかり現地調査も行うということですから、これを機にこうしたことがないようにですね、しっかりこの際、ほかの施設も含めて検査をして、クリーンな形でできればと思っています。

記者
 ありがとうございます。

記者
 ほか、よろしいですか。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 すみません、七隈線の延伸関連で2点お伺いします。

市長
 あの、社名をお願いします。

記者
 すみません、NHKの若林と申します。

市長
 はい。

記者
 七隈線の延伸関連で2点お願いいたします。
 まず、1点目が七隈線の天神南駅から博多駅の延伸で期待される効果について、今の段階で七隈線延伸の沿線の地価の上昇とか、博多駅周辺の人の流れが増えるなどの様々な効果が期待されると予想されていますが、高島市長は今、現段階で七隈線の延伸で、どのような効果を期待しているのかというのが1点目と。
 2点目については、さらなる延伸案についてになるんですけれども、七隈線の福岡空港の国際線までの延伸案や、あるいは空港線の姪浜駅から七隈線の橋本駅までの延伸案など、様々な声が上がっていると思うんですけれども、現段階での地下鉄のさらなる延伸案について、改めてお考えをお願いいたします。

市長
 はい、分かりました。
 まず、七隈線が博多駅まで延伸をするということですけれども、七隈線がやっぱり博多駅までつながるということになれば、特に福岡市の西南部地域にお住まいの方にとっては、これ利便性が相当上がると思うんですよね。
 乗り換えをせずに直で博多駅まで行けるということになりますし、二つのやっぱり地下鉄の沿線が一つにつながるということになるわけですから、これはそうした意味では、今おっしゃったように、当然その市民の皆さんにとっての利便の向上、それから、当然地価の上昇とかですね、こうした人気が高まってきて、非常に沿線沿いが栄えてくるというところもあるでしょう。
 それから、乗り換えなしで直で行けるということになれば、これはマイカーから公共交通への乗り換え、そうしたことによる、少しでも交通量の低下とかですね、こうしたことにつながってくればいいなと思っております。
 それから、地下鉄としての延伸について、これは相当難しいハードルがあろうかと思っています。それは繰り返しになりますけれども、国の補助メニューというものがなくなっているということ、それから、地下鉄の特会があるわけですけれども、こうしたものの残が非常に少なくなって、全国のこれ地下鉄の話ですよ。全国として予算の確保が相当大変になっていて、これは福岡市だけの話ではなくて、他の地域もこのアセット、つまり補修をしたりとかですね、維持していく予算でも相当大変になってきているという現状がある中で、新しい路線をつくろうとすると、新しく国に補助メニューをつくっていただかないと、市単独でやろうと思ったら、相当な市費がこれまで以上、同じ距離をつくるにしても、これまで以上のお金が相当かかってくるわけですね。それを実現しようと思うと、それでも補助メニューをなんとか国につくってもらって、使用しなければいけないわけですけれども、それぐらい果たして、市民の皆さんのね、機運が盛り上がっているのかというところも、とっても大事になってくるんですね、相当な額を使うわけですから。
 なので、さもなんとなく、福岡空港の国際線までの延伸ありきのような話になっていますが、これはもう全くないです。そうしたことはありませんので、なので、これによってちょっと議論が、ちょっとありきのような話になってしまってもいますし、また、これは例えば橋本、姪浜も含めてですね、そもそも地下鉄ということだけではなくて、福岡市全体として、普段の日常の生活交通の足もどうしていくのか。地下鉄がない地域もたくさんある中で、こうした地域の皆さんの足もどうしていくのか。それから、バスだとか、タクシーだとか、それから、西鉄の電車があって、地下鉄があってという、これを総合的にどううまくネットワークをつくっていくのかというところの議論のほうが、まず大事になってきて、これを前提の話にならないと議論がおかしくなってしまいますので。
 しっかり全体最適というところをやっぱり考えていくというところが、まず第一と思います。少なくともご質問にあるような、地下鉄の延伸というのは本当に簡単なものじゃないです。
 はい、どうぞ。

記者
 関連で、毎日新聞、野間口です。
 今の点ですけれども、国の補助メニューがないと、なかなか市独自では厳しいというお話ですけれども、全国的に見ればですね、ローカル鉄道非常に厳しい時代になってきているわけですけれども、福岡、都市部で延伸を考えるような自治体って、なかなか体力があるというところじゃないと難しいと思うんですが、そういう意味で国に対してですね、補助メニューをまたつくってほしいというような要望、働きかけを高島市長としてされていくようなお考えというのは、今のところあるのでしょうか。

市長
 ちょうど今、私が日本地下鉄協会の会長になってですね、もう何年ぐらいになるかな、もう結構10年近く、私、経つと思うんですけど、これまで、だから全国の地下鉄の事業者の声を聞いて、それを国交省に届けてというような形で、いろんな形での補助ですね、全国の地下鉄が安定して運営できていくために、また安心してご利用いただけるためのいろんなことを、働きかけをしてきたわけです。
 ですから、そういう意味では、今、本当に延伸するということであればですね、どれだけ大変かということも身をもって、延伸どころか、今のアセットの予算を取るのが本当に大変で、私、選挙中も福岡のためだけじゃなくて、全国のために、それこそ予算陳情に行かなきゃいけなかったぐらい大変だったんです。
 なので、一方でね、だから大変なのは分かっているんですが、本当に市民の皆さんが、どうしてもこことここの、なんて言うの、エリアについて地下鉄をこう、引くということが絶対に必要なんだ、欲しいんだという機運がね、本当に盛り上がっているということであれば、もちろん国に対してこういった補助メニューをつくってというようなことも含めて、その必要性というのを説得して、メニューをつくってとなるんですが、そうした説得するにあたっても、まずメニューだけつくってではなくて、どこにどう必要だから、だからこの補助メニューもつくってくださいというような説得の仕方になると思うんですが、まだ、その路線自体も全く白紙の状況ですし、市民の皆さんが本当にそこを盛り上がってやろうという機運が明確にあるわけでもなくて、当然いろんなところでつながったら便利だろうし、さらにいろんなところに地下鉄ネットワークできたら、便利なのは間違いなく便利だし、できるものなら、それはやったら皆さんも便利になるだろうなということは分かるんですが、やっぱり費用対効果というところもあるし、これが将来世代にとっての負担になっても良くないですしね。
 ですから、そういった機運が高まって、本当にこれが必要だってなれば、もちろん全力で補助メニューであろうが、自分は一生懸命やりますけど、まだ、なかなかタイミングにはなっていないんじゃないかと。
 まずは、福岡にとって必要なのは、交通の全体の計画ですね。それをつくっていくことが、まず第一なのかなと思いますし、その中で仮にどうしても、ここはやっぱり絶対に地下鉄というところが、それだけの負担があってもやるべきだって話になれば、また、当然そのときにはしっかり動きたいと思っています。その交通マスタープランは、およそ3年を目途につくっていきたいと思っています。
 はい、どうぞ。

記者
 読売新聞の池園です。
 ちょっと話は戻ります、すみません。博多港湾施設の転貸疑いの話なんですけれども、そもそも、これって公益、公の土地をですね、市から利用許可を得て使っていると。それを転貸して利益を得ているという報道もあっているんですけれども、実際この案件について、そういう土地の使い方、一般民間業者の使い方についての市長のお受け止めを伺いたいと。遺憾ですというお話ありましたけど、もう少しちょっと伺いたいというのと。
 あともう一点、先ほど、ほかの利用許可を出している業者の施設の利用状況についても調べますというお話でしたけど、それは既にもう、港湾空港局のほうに指示をされたのか、今からなのかということと、あと時期切るなら、いつまでに調査して終わりたいというようなお考えがあればお聞かせください。

市長
 分かりました。当然、市が貸している、条件をつけて貸している条件に合わない形でですね、転貸と言うんですかね、そういった形をして利益を得ているということであれば、それは使い方が目的外の利用の仕方にもなりますし、それはもう遺憾ということです。
 ほかの施設についてもですね、今日は会見の前に港湾空港局からレクがありまして、行っていくという話を聞いていますので、そういった形で進んでいくと思います。時期だとか詳細については、港湾空港局のほうに聞いていただきたいんですが、当然そのスタートは今年度にするんだろうと思います。

記者
 よろしいでしょうか。ありがとうございました。

市長
 はい、どうもありがとうございました。

※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。