福岡市内の刑法犯認知件数は、平成14年の57,578件をピークに減少傾向にありますが、依然として自転車盗、住宅侵入窃盗など、市民生活に身近な犯罪が多く発生しており、人口千人当たりの刑法犯認知件数は政令指定都市中で上位に位置しています。
また、特殊詐欺(架空料金請求詐欺、オレオレ詐欺、還付金詐欺等)の被害件数・被害金額ともに増大しており、令和5年の福岡市内の被害金額は統計史上最高を記録するなど深刻な状況です。さらに著名人等を騙った投資や結婚等に関心を持つ被害者とSNS等を通じて信頼関係を深め、お金をだまし取るSNS型投資・ロマンス詐欺が社会的にも問題になっています。
このような状況の中、「第4次防犯のまちづくり推進プラン」は令和6年度に計画期間が終了します。そこで第4次防犯推進プランの施策を引き継ぐとともに、近年の犯罪情勢を反映させた新たな取組みを盛り込んだ「第5次防犯のまちづくり推進プラン」を策定し、犯罪のない安全で住みよいまちづくりの実現を目指して防犯の取組みを進めていくものです。
犯罪のない安全で住みよいまちづくりの実現を目指して、以下の3つの基本目標を掲げ、市民、地域団体、事業者や警察等関係団体と連携を図り、防犯施策を推進していきます。
条例の基本理念及び近年の犯罪情勢を踏まえ、以下の視点を反映させた取組みを盛り込みます。
令和7年度から令和11年度までの5年間
条例第8条に基づく推進体制である「福岡市犯罪のない安全で住みよいまちづくり推進本部」において、プランに基づく取組みを推進。
毎年度の各取組みの進捗状況を幹事会に諮り、その結果を本部の各委員に報告するとともに、ホームページにおいて公表。
再犯防止の推進や犯罪被害者等支援など、防犯のまちづくりとの関連性が高い施策の動向を踏まえ、適宜取組みの充実を図る。
・「福岡市防犯のまちづくり推進プラン」(概要版)(PDF:458KB)
・ 「福岡市防犯のまちづくり推進プラン」(PDF:5,671KB)