IoTを活用した子ども見守り事業~捜索シミュレーションを実施しました~
福岡市と九州電力送配電株式会社は、本事業を活用した捜索シミュレーションを初めて実施しました。
見守り端末を持った低学年児童が行方不明になったとの想定のもと、本事業を活用した位置情報の確認、福岡県警察による捜索、発見に至るまでの一連の流れを関係者間で確認するとともに、よりスムーズな連携に向けた改善事項等について確認しました。
捜索シミュレーションについて
概要
- 主催 福岡市、九州電力送配電株式会社
- 実施日時 令和5年2月20日(月曜日)9時30分~10時30分
- 実施場所 福岡市立千早小学校及びその周辺地域
登場人物
- 児童 行方が分からなくなっている児童。
- 保護者 児童の保護者。通学する学校と警察へ児童の行方を相談する。
- 教員 保護者の相談を受け、学校内や校区内を捜索。同時に保護者へ警察への相談を助言する。
- 警察官A 保護者から児童の行方について相談対応を行う警察官。オッタバイの位置情報の照会と関係機関への共有を行う。
- 警察官B 児童の行方を捜索する警察官。共有されたオッタバイの位置情報を手掛かりに、捜索を行う。
- 位置情報問合せ窓口 オッタバイ位置情報問合せ窓口。警察からの位置情報照会に回答する。
一連の流れ
次の流れで捜索シミュレーションは進行しました。
(1)行方不明と認知
児童が帰宅していないことから保護者が学校へ問い合わせますが、すでに下校し時間がたっていることを認知します。
(2)保護者が相談
学校も捜索するも児童の発見に至らず、同時に保護者が警察へ相談します。
(3)位置情報照会
警察がオッタバイ位置情報問合せ窓口へ位置情報を照会します。
(4)捜索実施
取得した位置情報を手掛かりに、捜索活動を展開します。
(5)発見
位置情報の照会と捜索を繰り返し、警察が児童を発見します。
(6)講評
捜索シミュレーション終了後に、警察より講評を受けます。