コミュニティ通信は、地域の様々な取り組みを紹介し、皆様に“コミュニティや地域活動にもっと興味を持っていただきたい”“身近に感じていただきたい”、そんな思いを反映して発行しています。
香陵校区では、自治協議会あすねっと香陵の下に「香陵校区まちづくり協議会」を4年前に設立し、自分たちの望むような街の姿を実現すべく活動しています。香陵校区は博多湾の埋立地に1980-90年代に造られたまだ新しい街ですが、住民の多くは便利で環境が良いこの街に愛着を持ち、将来も住み続けたいと考えています。ところが調べてみると、(1)今後若い世代が減って高齢者が増える見込み、(2)校区内の複数施設が移転予定で跡地に何が建つかわからない、(3)住民同士が集う場所や機会が少ない、などの課題が明らかになりました。
そこで、自分たちの校区がいつまでも暮らしやすい街であることを目指し、住民と専門家が協力して「地域まちづくり計画」を3年がかりで作成し、昨年4月に福岡市に登録しました。この間、多くの住民の意見を反映するため、まちづくり勉強会、まち歩き活動、ワークショップ、アンケート、討論会などを重ね、全戸配布のまちづくりニュースを11回発行しました。校区の将来ビジョンは「みどり豊かで美しく 活気あふれる多世代のまち 香陵」とし、計画には建築のルールを定めています。
今後想定される九大留学生会館や西鉄香椎浜営業所の移転後の開発では、事業者と事前に協議して計画の実現に協力してもらう予定です。さらに、アイランドシティへの都市高速道路延伸工事に伴う高架下の利用方法や、住民に親しまれている香椎浜中央公園(イオンモール香椎浜前)の移転など、生活環境に大きく影響する問題が続出し、当分忙しい活動が続きそうです。
皆さんは国史跡板付遺跡をご存知ですか?
弥生時代に日本で最も早く稲作が始まった農耕集落の一つです。集落を囲む環濠(外敵を防ぐための濠)とその周辺の水田や墓地が昭和51年に国の文化財(史跡)に指定され、平成4年から「板付弥生のムラ」として公開されています。
この「板付弥生のムラ」で昨年10月29日(土曜日)に開催された秋祭りでは、6月に開催された市民参加の「田植え祭り」で植えられた苗が黄金色に実り、稲刈りや脱穀体験をはじめ、勾玉づくりや火おこし体験、弥生時代にタイムスリップしたような竪穴住居での生活体験などが行われました。
板付北校区では、板付遺跡を校区内外に広く知ってもらおうと、行政と一緒になって色々な行事に取り組んでいます。この「秋祭り」でも、地域住民自らが貫頭衣を身に着けた弥生のムラ人に扮して、稲刈りや脱穀体験の指導や、ムラで作ったモチ米で餅つきをしたり、ハンドベル演奏などで会場を盛り上げています。
その他、校区の夏祭りやほんげんぎょうなども「板付弥生のムラ」で開催し、ムラの環境保全を目指し蛍の放流などにも取り組んでいます。
皆さんも「板付弥生のムラ」に足を運んで、弥生時代にタイムスリップしてみませんか?
赤坂校区自治協議会では、幅広い年齢層の方々の交流の場として「カフェ赤坂」を平成28年10月にオープンしました。
カフェは、公民館において毎月第3金曜日の午後1時から開設しており、公民館サークルによる合唱、コンサート、寄席などの趣向を凝らしたイベントが行われており、これらを楽しみにされている方も多くいらっしゃいます。
また、このカフェにおいては、赤坂小学校の生徒たちの訪問もあっており、生徒たちとの交流が図られています。
2月のカフェでは、「赤坂検定」を皆さんに受けていただきました。
赤坂検定は、赤坂小学校の6年生が、赤坂の良さと魅力を知ってもらうために自分たちで作成した検定試験です。
皆さん、頭を悩ませながら検定に取り組まれましたが、生徒たちから採点とともに解説を受けると、「永く住んでいるが知らなかった」「校区にこんないい所があったんだ」など、新しい発見に喜んでいらっしゃいました。
カフェ赤坂では、今後ともより多くの地域住民の方にお越しいただくことにより、地域の絆づくり、顔の見える関係づくりといったコミュニティづくりを進めていきます。
平成28年10月22日(土曜日)野多目公民館で 野多目校区文化祭が開催されました。
会場では1Fに各文化サークルさんの展示、お食事ができる休憩場所があり、2Fではサークルさんの演技発表、お茶会、手打ちうどんの販売などが実施され、屋外では、子ども会、男女協、青育、社協、民生委員の皆さんのご協力で売店やバザーが開催されました。
4月に実行委員会を立ち上げ、校区の全サークルさんに展示、演技、食バザー、物品バザー、スタッフに分かれてそれぞれ関わっていただきました。取り組みにはいろいろな人が関わり準備しますので、住民同士の結びつきも強まります。時間をかけて皆さん一生懸命に準備をされました。
多くの方の力を合わせた文化祭には,たくさんの方が参加され盛況のうちに終わりました。
南片江校区、片江校区、堤地区、七隈校区は油山のふもとに位置し、それぞれに土砂災害特別警戒区域を有しています。
4校区(地区)は、地域間で災害の情報を共有することで、物資の相互支援など、より効率的な対応が可能になると考え、災害に連携対応できる仕組み作りを目指す会議を平成26年9月に発足させました。
これまでに開催した会議では、災害に対する各地域の現状についての情報交換や、土砂災害に関する情報共有化の方法、土のうの管理方法、避難所開設時に関する問題、地域間の情報連絡の方法などの諸問題にどのように取り組むか、意見を交換しました。
また、会議以外にも、「油山周辺の土砂災害危険性」をテーマとした講演会、現地視察講習、図上災害対策訓練、避難行動訓練等の様々な取り組みを実施し、防災・減災に関する知識の習得に励んでいます。
大規模な災害が発生した時は、近隣住民によって救出される被災者が多いことなどから、地域コミュニティの力が再認識され、見守り、支え合いの場としての期待が高まっています。
今後もこのような取り組みを継続し、地域の人たちの安全・安心の暮らしを支えられるよう努めていきます。
原西校区では、子どもたちが認知症について正しく理解し、高齢者との接し方を学ぶことを目的として、認知症キッズサポーター研修「子どもパトロール隊」を実施しました。
研修では、まず、高学年の子どもリーダーが事前講座を受講して認知症について学び、それを低学年の子どもたちに伝える工夫について考えました。
パトロールは、講座で学んだ知識やスキルを楽しみながら実地研修できるよう、ウォークラリー形式で行いました。子どもたちは、情報を入手してパトロールに出かけ、地域のボランティアさんが演じる徘徊している高齢者を探し出し、声かけのサポートを行いました。
初めて会う人へ実際に声をかけることの難しさを感じながらも、高学年の子どもたちがうまくリードし、低学年の子どもたちが勇気を振り絞って声をかけたり、耳が遠い演技をするボランティアさんに対しては、「耳が聞こえないのかな」「紙に書いたらいい」など、子ども同士で相談しながら対応を考えたりと、高齢者のことを真剣に考え、心に寄り添い触れ合う体験により、子どもたちは大きな達成感や喜びを感じていました。
人権のつどい&灯明まつりは、公民館と隣接の公園を会場に2年目を迎えました。昨年は、春夏秋冬を表現するピラミッドを配した立体的なデザインとし、色とりどりの3,000個の灯明を灯して、幻想的な明かりを鑑賞していただきました。今年は、四角柱の大灯篭と細工を施した竹灯篭を加え、小学生には灯明にそれぞれの人権標語と絵を描いてもらいました。集まったペットボトルは5,200個、地域の方々の期待の大きさを感じさせるものでした。また、公民館ホールでは小中学生の人権ポスターや人権標語を掲示するなか、シンガーソングライターの山口光貴さんと顕真寺副住職で音楽プロデューサーの田中広也さんの歌とトークによる人権コンサートを行いました。
移り住んで来られた若いご夫婦からは「こういう催しは、とてもサプライズで嬉しかったです。引っ越して来てよかったです。」との感想をいただきました。
人権のつどい&灯明まつりは、人権啓発の取り組みと共に、楽しいこと思い出に残るものを地域住民の手で創り上げ、地域力アップにつなげていこうとするものです。人権のつどい&灯明まつりが、人と人とがつながる温もりのある地域づくりに資することになるのを期待しているところです。
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