明治33年12月1日生(昭和49年4月22日逝去)
阿部源藏氏は、昭和35年9月福岡市長に就任されて以来、連続3期12年間、助役としての職歴を通算すると、21年間市政遂行の任に当たられ、その豊富な経験と卓越した識見をもって本市の発展に献身されました。
市長在任中は、生活環境の整備推進、市民福祉、教育施設の改善充実など、快適な都市づくりに心血を注ぎ、山積する難問題を情熱と信念をもってひとつひとつ解決されました。
また、同氏は、本市が真に大都市としての実力を備え、市民福祉の向上を図るには指定都市の実現をおいて他にないとの信念から、その実現に情熱を傾注され、ついに昭和47年、福岡市が政令指定都市になりました。
この間、全国市長会、港湾協会、国道協会、水道協会、下水道協会、全国史跡整備協議会等の会長、副会長等の要職にあって本市のみならず全国の都市発展、地方自治の振興に献身的に努力し、多大の実績を残されました。