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更新日:2026年10月9日

森林環境税及び森林環境譲与税について

1.森林環境税創設の趣旨

森林の有する公益的機能は、地球温暖化防止のみならず、国土の保全や水源のかん養等、国民に広く恩恵を与えるものであり、適切な森林の整備等を進めていくことは、我が国の国土や国民の生命を守ることにつながる一方で、所有者や境界が分からない森林の増加、担い手の不足等が大きな課題となっています。このような現状の下、平成30年5月に成立した森林経営管理法を踏まえ、温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止等を図るための森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する観点から、森林環境税が創設されました。

2.森林環境税・森林環境譲与税の仕組み

「森林環境税」は、国税として市町村が個人住民税と併せて年額1,000円を令和6年度から賦課徴収するものです。

「森林環境譲与税」は、喫緊の課題である森林整備等に対応するため、令和元年度から、市町村や都道府県に対して譲与されています。

3.森林環境譲与税を活用した取組み

福岡市では、農林業振興施策・事業実施の総合的な指針である「福岡市農林業総合計画」に基づき、森林環境譲与税を活用して、(1)森林整備の充実と(2)木材利用の促進に取り組んでいます。

(1)森林整備の充実

1.森林経営管理制度の推進

森林の適正な管理と公益的機能の十分な発揮を目的として、適切な経営管理が行われていない森林を対象に、今後の管理について所有者への意向調査を行っています。また、境界不明瞭や持ち主の特定が困難である森林の整備を推進するために、境界の明確化に取り組んでいます。

境界明確化の個別説明会1写真:境界明確化の個別説明会1
境界明確化の個別説明会2写真:境界明確化の個別説明会2

令和7年度実績(森林環境譲与税充当分) 
意向調査対象面積:約182ヘクタール、境界明確化対象面積:約312ヘクタール

2.市営林の保育管理(花粉発生源対策)

森林の有する多面的機能を持続的に発揮させるため、市営林について下草刈りや除伐、間伐、枝打ちなどの保育を実施しています。

分収林の除伐、間伐の実施前と実施後を比較した写真

写真:市営林の除伐、間伐

令和7年度実績(森林環境譲与税充当分)
間伐:82ヘクタール、除伐:60ヘクタール

3.私有林の伐採促進(花粉発生源対策)

私有林の伐採促進や生産性の向上を図るため、林業機械レンタル・リース経費や伐採木の運搬経費を助成しています。

林業機械での森林整備状況写真:林業機械での森林整備状況
伐採木の運搬状況写真:伐採木の運搬状況

令和7年度実績(森林環境譲与税充当分)

林業機械レンタル・リース:5件、伐採木運搬:6件

4.林道の維持・保全

森林整備の基盤の維持保全を図るため、林道等の予防保全や維持修繕、林道台帳の作成等を実施しています。

舗装を修繕した林道写真:舗装を修繕した林道
擁壁(法面)を修繕した林道写真:擁壁(法面)を修繕した林道

令和7年度実績(森林環境譲与税充当分)
擁壁(法面)修繕等:25.5メートル、除草・舗装等:2.4ヘクタール、側溝清掃:1,913メートル、林道台帳:9,149メートル

(2)木材利用の推進

1.地域産材の利用促進

森林サイクル「伐って、使って、植えて、育てる」の循環や木材利用がSDGs及びカーボンニュートラルに貢献する取り組みであることから、区庁舎や公民館など市の公共施設において、地域産材の利用促進を実施しています。

照葉北公民館写真:照葉北公民館
舞鶴小中学校増築棟写真:舞鶴小中学校増築棟

民間施設においても、市産材を用いた木質化を支援しています。

保育施設写真:保育施設
店舗兼事務所写真:店舗兼事務所
温浴施設写真:温浴施設

また、木育動画や木材利用PR動画の作成やSNS等を使った情報発信に取り組んでいます。

木材利用推進ポスター写真:木材利用推進ポスター
木育動画写真:木育動画

SNS

令和7年度実績(森林環境譲与税充当分)
公共施設数:9施設(照葉北公民館のほか内装等木質化)

民間支援施設数:3施設(市産材を使った内装や家具の木質化)

2.普及啓発

市民の森林や森づくりへの関心を高めるとともに木材(市産材)利用の促進をするため、イベントやノベルティの製作等を実施しました。

建築士とのワークショップ写真:建築士とのワークショップ
農林水産まつり(市産材つみきイベント)写真:農林水産まつり(市産材つみきイベント)
伐採ワークショップ写真:伐採ワークショップ
皮むき間伐写真:皮むき間伐

令和7年度実績(森林環境譲与税充当分)
皮むき間伐ワークショップや伐採ワークショップ等の実施、コースターやしおり等の市産材普及啓発ノベルティの製作

【参考】Fukuoka Green NEXT

市域の3分の1を森林が占める本市において、森林の持つ多面的機能をより高め、快適で豊かな市民の生活を持続的に支えることのできる環境を次世代に残していくことを目指し、令和4年3月に森づくりのビジョンである「Fukuoka Green NEXT」を策定しています。

【参考】ABURAYAMA FUKUOKA(油山牧場・市民の森)リニューアルについて

令和元年度に油山市民の森が開園50周年を迎えたことを契機として、油山市民の森と油山牧場を、さらに魅力ある施設としていくためのリニューアルに取り組み、ABURAYAMA FUKUOKAとして令和5年度にリニューアルオープンしました。

アブラヤマフクオカ

写真:ABURAYAMA FUKUOKA

4.森林環境譲与税の使途とその公表

本市の森林環境譲与税に関する決算状況について次のとおり公表します。