現在位置:福岡市ホームの中の市政全般の中の港湾・アイランドシティの中の博多湾NEXT会議から「船にのって志賀島にあつまれ!博多湾NEXTひろば」を開催しました(平成30年10月13日)
更新日: 2018年10月26日

「船にのって志賀島にあつまれ!博多湾NEXTひろば」を開催しました(平成30年10月13日)

 東区の志賀島で,「博多湾NEXT会議」が初めて主催した博多湾を体感する市民イベント「博多湾NEXTひろば」を開催しました。
 参加者は,3つの選択型エコワーク「アマモ場づくり」「おさかな料理体験」「出張水族館&ビーチクリーン」の中から好きなもの一つを選び,それぞれのエコワークを通して,博多湾の生きものや環境を楽しく学び,最後は全員で未来の博多湾について考えました。
 博多湾NEXT会議では,今回のイベントにあわせて,博多湾のPR海中動画「豊かな,海を。」を企画・製作し,イベント会場で放映しました。
 また,志賀島の天然アマモ場や,その他ビュースポットなど,志賀島の見どころを掲載した志賀島情報ガイド「船にのって志賀島さんぽ」を作成し,イベント参加者に配付しました。


イベントの概要(ちらし)
イベントの内容

市営渡船「きんいん1」 
参加者が市営渡船「きんいん1」でイベント会場の志賀島にやってきました

受付での配付物
プログラム,志賀島情報ガイド「船にのって志賀島さんぽ」,博多湾NEXT会議会員募集チラシを配付

プログラム (571kbyte)pdf

博多湾のPR海中動画「豊かな,海を。」(福岡チャンネル・YouTubeへ)

志賀島情報ガイド「船にのって志賀島さんぽ」 (2,199kbyte)pdf

博多湾NEXT会議会員申請書 (394kbyte)pdf

選択型エコワーク《アマモ場づくり》 参加者30名

 はじめに,博多湾NEXT会議の川口 栄男会長(九州大学名誉教授)から,初めてアマモ場づくりに参加した人のために,アマモのことについて教えていただきました。
 アマモ場は,「海のゆりかご」と呼ばれ,海をきれいにし,生きものの住みかになるなど,たくさんのはたらきがあることを学びました。
 次に,博多湾NEXT会議の活動で6月から準備した博多湾産のアマモの種を使って,アマモ育成ポットとアマモ種子粘土をつくりました。
 最後に,志賀島の天然アマモ場から採取したアマモの苗を使って,アマモ竹割りばし苗をつくりました。



川口会長の説明 
川口 栄男会長からアマモについて説明がありました
   

<アマモ育成ポットづくり>

 アマモ育成ポットづくりでは,ポットの中の人工海水に砂とアマモの種を入れて,海の中と同じ環境でアマモを育てます。
 冬の間に芽が出て,来年の春頃には5~10cm程度の緑色の葉に生長します。
 アマモ育成ポットで育てた苗は,春頃に博多湾東部のアイランドシティ周辺海域「御島海域」に植え付ける予定です。


アマモ育成ポットづくりの様子
アマモ育成ポットづくり

アマモポットの中 
来年の春にはこのようなアマモに育ちます(イメージ)

<アマモ種子粘土づくり>

 天然の材料でつくられた粘土で好きな形をつくり,アマモの種を付けたら完成です。
 つくったアマモ種子粘土は,天然のアマモ場が更に拡大するよう,志賀島の天然アマモ場に投げ入れました。
 この種から立派なアマモが育つといいですね。


アマモ種子粘土づくりの様子
アマモ種子粘土づくり

 アマモ種子粘土
いろいろな形のアマモ種子粘土

志賀島の天然アマモ場にアマモ種子粘土を投入  
つくったアマモ種子粘土は,イベント終了後に志賀島の天然アマモ場に投げ入れました

<竹割りばしアマモ苗づくり>

 竹割りばしアマモ苗づくりでは,イベント前日に志賀島の天然アマモ場から採取したアマモの苗を竹割りばしと麻ヒモで固定しました。
 つくった竹割りばしアマモ苗は,博多湾東部のアマモ場が再生するよう,イベント終了後にアイランドシティ南東の御島海域に植え付けました。


竹割りばしアマモ苗づくりの様子
竹割りばしアマモ苗づくり

 竹割りばしアマモ苗
つくった竹割りばしアマモ苗

竹割りばしアマモ苗の植え付け場所  
竹割りばしアマモ苗を植えた「御島海域」

選択型エコワーク《おさかな料理体験》 参加者16名

 おさかな料理体験では,博多湾で獲れたアジをさばいて,イベント参加者全員に振る舞う料理をつくりました。
 魚食活動チーム・サカナグミのスタッフと福岡市漁業協同組合志賀島支所婦人部の方々から,博多湾で獲れる旬の魚「アジ」のことや,魚のウロコのとり方,さばき方について教えていただきました。
 博多湾で獲れる新鮮なお魚が普段の食卓に並んでいることを知ることができ,子供たちも上手に魚をさばくことができました。
 おさかな料理体験でつくった「魚のつみれ汁」と「志賀島ミネストローネ」の2種類の料理は,昼食時に「海の幸弁当」と一緒にイベント参加者全員に振舞いました。
 参加者全員で,博多湾からの命の恵みに感謝して,いただきました。
 ごちそうさまでした。


 博多湾で獲れた新鮮なアジ
博多湾(志賀島周辺)で獲れた新鮮な食材「アジ」

おさかな料理体験の様子
おさかな料理体験

海の幸弁当とおさかな料理体験でつくった汁物
海の幸弁当と参加者がつくった志賀島ミネストローネ

昼食の様子
おさかな料理体験でつくった料理はイベント参加者全員に振る舞われました(昼食会場の様子)   

選択型エコワーク《マリンワールド出張水族館&ビーチクリーン》 参加者31名

 マリンワールド海の中道から博多湾でよく見られる「シロギス」「ヒイラギ」「オニオコゼ」などのたくさんの魚ががやってきました。
 また,「ヒトデ」や「ウニ」「ヤドカリ」など,博多湾の生きものに触れることができるタッチングプールもあり,参加者は大興奮でした。
 出張水族館で,身近な博多湾にいる生きものを見て,触って,知って,楽しく学んだあとは,志賀島の天然アマモ場付近の海岸でビーチクリーン(海岸清掃)を行いました。


出張水族館 
マリンワールド海の中道出張水族館

出張水族館
マリンワールド海の中道からやってきた出張水族館「タッチングプール」

海岸清掃
志賀島の天然アマモ場前海岸でのビーチクリーン(海岸清掃)
   

ステージイベント

 イベントの最後は,謎解きゲームや博多湾のPR海中動画の放映により,みんなで博多湾の未来について考えました。



【参加者の感想】

  • 初めて参加したアマモ場づくりを通して,アマモ場の役割りを知ることができました。
  • 今後も今回のようなイベントに参加して,海のゆりかごと言われるアマモをたくさんの場所にふやしたいです。
  • このような環境イベントを通して,子供が成長していくと同時に自然や環境等について知ってもらえたらと思います。
  • 今後も海の清掃活動やアマモ場づくり活動に参加したいです。
  • 博多湾に,こんなにたくさんの生きものがいることを知らなかった。
  • 子ども達がはじめて魚をさばいて,楽しみながら料理を体験することができました。ありがとうございました。
  • 出張水族館で,普段は写真でしかみたことがない生きものを触ることができて,良い体験になりました。
  • 一日楽しんでイベントに参加できました。スタッフの皆さんの適切なアドバイス,子供にわかりやすい説明等,ありがとうございました。
    お弁当もとても美味しく頂きました。など  
 
集合写真


参加者77名の皆さまお疲れさまでした