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更新日:2026年4月27日

LEF 店主の綾さん

応募を検討されている方に屋台営業をイメージしていただけるように、第5回公募で営業開始した「LEF」の綾さんにお話を伺いました!(令和8年4月取材)


写真1

Q1 屋台公募に応募したきっかけを教えてください。

大学時代、卒業論文で福岡市の屋台公募制度を取り上げたことがあり、その頃から屋台という存在に興味を持っていました。
その後は設計関係の仕事をしていましたが、転職を考えていたタイミングで屋台公募が実施されることを知り、これも何かの縁だと思って応募しました。

Q2   現在活用している屋台は、どのような意図やメリットを狙って制作しましたか。また、制作はどのように進めましたか?

アットホームで居心地の良い雰囲気をつくりたいという思いを込めました。
屋台の支える柱をあえて外側に配置することで、お客様同士が自然と会話が生まれやすくなるよう工夫しています。
屋台は自分で設計し、家族に手伝ってもらいながら、2~3か月ほどかけて制作しました。

 

Q3 メニュー構成を考える上で、工夫したことや気をつけたことを教えてください。また、食材の調達や試作などはどのように進めましたか?

ワンオペでの営業を想定していたため、どうすれば提供までの時間を短くできるかを意識しました。
その結果、フードウォーマー(湯煎機)を導入したり、メニュー数を絞ったりしています。調理時間も短縮できたことで、お客様と会話する時間も確保できています。

Q4   そのほか、屋台営業に必要な器材の調達、のれんの制作、お店の装飾などの準備は、どのように進めましたか?また、独自の工夫があれば教えてください。

器には特にこだわりたいと思い、数人の作家さんにお願いして制作してもらいました。料理だけでなく、器も含めて屋台の雰囲気を楽しんでもらえたら嬉しいです。
その他の器材や資材は、ホームセンターやインターネットで探しました。ただ、営業を始めてみると、実際に使わなかったものもあったので、最初は中古品でも十分だと感じています。

Q5 準備を進める上で大変だったことや、こうしておけば良かったと思うことなどを教えてください。

屋台の制作や開業準備と並行して、関東から福岡へ引っ越しをする必要がありました。土地勘がない中で、家探しや駐車場探しなど私生活の環境づくりを同時に進めるのは大変でした。

 

Q6 営業開始のために、どの程度の経費がかかりましたか。店舗と比べてどうでしょうか。

全体で300万円ほどかかりました。
屋台の制作費が約120万円、屋台運搬用の車両が約100万円、そのほか設備や器材の購入費用が約80万円です。
店舗を構える場合と比べると、初期費用は相当抑えられていると感じています。

Q7 営業日の1日の動き(スケジュール)を教えてください。

12時頃に起床し、16時までに買い出しや仕込みを終えます。
17時に営業場所へ到着し、19時頃までの開店を目標に設営・準備を行います。
閉店は午前0時を目安にしており、片付けが終わるのは2時30分頃です。
帰宅後に家事や食事を済ませ、就寝は7時30分頃になることが多いです。

Q8 固定経費は月にどのくらいかかりますか。(道路占用料、設備使用料、使用料、屋台駐車場代、器材駐車場代、仕込み場)

屋台により事情は様々だと思いますが、屋台運搬用車両の駐車場代(2.5万円)を含めて、ひと月8万円ほどだと思います。

Q9 屋台特有の経費や、店舗とは金額が大きく違う経費はありますか。

意外と負担に感じたのは氷代やガス代です。
店舗型の飲食店であれば、製氷機や都市ガスを利用できる場合もありますが、屋台では氷の購入やガスボンベの使用が必要となるため、こうした経費は屋台の方が高くなりやすいと感じています。

Q10 「屋台」という業態の、経営上のメリットやデメリットを教えてください。

メリットとしては、屋台の数が限られている分、差別化しやすい点です。
また、観光資源として、メディアに取り上げてもらえる機会も多く、広告費をかけずに認知を広げられる点も魅力だと思います。
一方で、天候に左右されやすい点はデメリットです。雨の日は来客が少なくなり、風が強い日は安全面を考慮して営業を控えることもあります。

Q11 屋台の魅力・やりがいを教えてください。

お客様との距離がとても近く、会話を楽しみながら営業できる点が一番の魅力です。
また、福岡を代表する食文化の一端を担っているという誇りもあります。
最近は若い世代のお客様も増え、屋台に興味を持ってもらえていることを実感しています。

 

Q12 屋台の大変だと思うところを教えてください。

やはり体力面です。
実際に熱中症になったこともありますが、夏は暑く、冬は寒く、体調管理には特に気を遣っています。

Q13 屋台をやってみて気づいた意外なこと(良くも悪くも)を教えてください。

「若い人や地元の人は屋台に行かない」と言われていますが、実際にはそんなことはなく、幅広い世代や地元の方にも利用してもらっています。

Q14 どのような屋台を目指していきたいですか。

新たな屋台の価値を見出していきたいと考えています。
料理を提供するだけでなく、アート作品の展示なども取り入れながら、食と表現が交わる場をつくり、人と人、人と文化がつながる屋台を目指していきたいです。

Q15 どのような人に応募して欲しいですか。

屋台営業は大変なことも多いですが、それも前向きに楽しめる、チャレンジ精神を持った方に応募してほしいです。

Q16 応募者へのアドバイスやメッセージをお願いします。

屋台をやりたいという強い思いがあれば、年齢やこれまでの職歴は気にしなくていいと思ってます。
ぜひ、一緒に福岡屋台を盛り上げましょう!