現在位置:福岡市ホームから長浜の屋台営業者の声
更新日: 2022年8月12日

長浜の屋台営業者の声

応募を検討されている方に屋台営業をイメージしてもらうために、長浜で営業されている「若大将」の澤野さんにお話をお伺いしました!
(令和2年11月取材)


長浜の屋台「若大将」の外観写真

1 営業を始めたとき、長浜の屋台はどんなところでしたか。

私は、40年ほど前に長浜で「若大将」を始めました。


当時は長浜ラーメンが少しずつ有名になりだした時期で、その後、30年ほど前のバブル経済のときには、長浜ラーメンは全国でも有名になり、県内からも県外からも多くのお客さんが来て賑わっていました。


しかし、バブル経済が終わった後は、お客さんが徐々に減っていき、屋台の数も減っていきました。


2 今の長浜の屋台はどうですか。

今は、お客さんが減っている分、ゆっくり飲めるのが長浜の屋台の良いところだと思います。

先日も、東京から来た親を、福岡に住んでいる娘さんが私の屋台に連れて来て、ゆっくりと親子で深い話をされていました。

中には、親について来ていた子どもが、自分の子どもを産んで、その子と飲みに来てくれる。

また、会社の上司から連れて来られた若手が、数年経って偉くなって、部下を連れて来てくれる。

今の長浜の屋台は、長年の常連が来て、ゆっくり話していってくれる、そんな私の思い描く昔の良い「屋台」に近いなと思います。

行列ができる訳ではないけど、1回来たらまた来ようと思ってもらえる、それが今の長浜の屋台です。


3 長浜の屋台は今後どうなって欲しいですか。

先輩たちが築いてきた長浜の屋台を、これからも残していきたいという想いがあります。新型コロナウイルス感染症の影響でお客さんが減っていますが、今度すぐ近くにスーパーやカラオケが入った商業施設もできるので、人の流れが少し戻ってくるのかなと思います。

私は、長浜の屋台のラーメンを守ることが私の使命だと思っていますが、新しいスタイルの屋台なども是非長浜に来てくれたら良いなと思います。別に長浜ラーメンばかりを出す屋台じゃなくてもいいんですよ。

新しい人とも一緒に長浜の屋台を盛り上げていきたいです。


「若大将」の澤野さんにお話を伺っている写真

4 どんな人に屋台をやって欲しいですか。

やる気のある人にやって欲しいです。

屋台は簡単にできるというイメージがありますが、設営や撤去はとても大変です。やる気のある人じゃないと屋台は続けていけません。

常連さんを捕まえるまでやる気を持って、頑張れる人が良いですね。


5 長浜の屋台を検討されている方に伝えたいことはありますか。

私を含め、長浜の屋台は誇りを持って営業しています。屋台の良さを楽しみたいなら是非長浜に来てください。

来られた際には、私もしっかりサポートをしていきますよ。

私は屋台をする前は、大工をやっていたので、屋台は何台も自分で作っています。中古で良かったら、格安で譲ることもできますし、ちょっと壊れた時も相談に乗ります。

若い人を育てていくのも年寄りの仕事だと思っていますから、何でも相談してください。

一緒に長浜の屋台を盛り上げていきましょう。