福岡市は、城下町・福岡と、商人の街・博多の顔を持つ双子都市として発展してきました。
現在、福岡経済の中心地である天神地区では、アジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出するプロジェクト『天神ビッグバン』が進行しています。
これと対をなすプロジェクトである「博多旧市街プロジェクト」が着実に進行しています。このプロジェクトでは、中世最大の貿易港湾都市であった都市の中心地域である博多部において、価値ある資源をストーリーとまちなみでつなぎ、市民や観光客の皆さんが認知し楽しんでもらえる環境を整え、魅力も高めていきます。
博多部は、平安時代末期に、貿易拠点としての宋の商人が居住し、日本初のチャイナタウンが形成され、また元寇を経て、室町時代には日本と中国や朝鮮、琉球との交易を担う商人が活躍した日本中世最大の貿易港湾都市・博多の中心地域です。
まちなみの間に聖福寺・承天寺や櫛田神社といった歴史ある寺社が連なる伝統的景観に加え、近年では、平成28年11月に博多祇園山笠がユネスコ無形文化遺産に登録、平成29年9月には、博多遺跡群から出土した2,138点が国の重要文化財に指定されるなど、その価値が改めて注目されています。
世界には長く受け継がれてきた歴史・伝統・文化と現代社会が上手く調和している地が「old town(旧市街)」と呼ばれ、観光名所になっているところが多くあり、このエリアも中世に由来する寺社や博多織、博多人形等の伝統工芸品、博多祇園山笠や博多松囃子などの伝統的な祭り行事などの地域資源が多く、都会的なオフィスビルや商業施設など、現代社会と上手く調和しています。
福岡市においても、これらの地域の宝とも言える貴重な資源を活用し、インバウンドを含む観光客にも、その地のイメージをわかりやすく伝え、インバウンドの効果をしっかりと地域へ取り込むことが必要です。
歴史・伝統・文化を際立たせ、福岡市の魅力を高める「博多旧市街プロジェクト」を、官民の連携により街全体で推進していきます。
博多部の歴史・伝統・文化を活かし、博多旧市街を創生します。
博多部に伝わる魅力を、訪れる人の理解を深め満足度を高めるストーリーでつなぎます。
博多部に点在する魅力や立ち寄り拠点等をまちなみでつなぎ、旧市街の形成を図ります。
博多旧市街ロゴを使用していただけます。ロゴを使用される場合、下記の要綱及びマニュアルを確認のうえ、使用届出書を提出してください。
現実世界に音声を重ねる拡張現実(音声AR)の技術を使って、ご自身のスマートフォン等に専用アプリをダウンロードしておくだけで、いつでも、ご自身の都合がよい時間帯に、観光スポットの音声ガイドや今回新たに作成したオリジナルの音声ドラマを楽しみながら、博多旧市街のまち歩きを楽しむことができます。(博物館や美術館の音声ガイドが街中で楽しめるイメージです。)
歴史資源、観光スポット、周辺情報等をコースに組み込み、歴史好きの方はもちろん、幅広い年代層・国籍の方にとってもご満足いただける内容になっています。ぜひ、博多旧市街にお越しになって、歴史ある寺社や趣のあるまちなみなど、博多旧市街の雰囲気や空気感に触れながら、博多旧市街のまち歩きをお楽しみください!
【観光スポットやストリートの音声ガイドを楽しむコース】
博多旧市街の観光モデルコースをベースに寺社仏閣などの観光スポットやストリート等を紹介するコース。
(1)「博多寺社めぐり」
(2)「博多伝統文化めぐり」
【オリジナルの音声ドラマを楽しむコース】
(3)「博多流~はかたながれ~」
【スタンプラリーを楽しむコース】
(4)「博多のトリビアをめぐるスタンプラリー」
コンテンツについて詳細はこちら https://yokanavi.com/feature/215821/
「博多旧市街プロジェクト」では民間事業者と連携し、エリアの更なる認知度・魅力の向上に取り組んでいくため、「博多旧市街」のPRに貢献いただける宿泊プラン、土産物(菓子を含む)、体験プランの観光商品を対象に、「博多旧市街セレクション」として登録していただける商品を募集します。
【セレクション登録の主な用件】
平成30年6月『よかなび』に博多旧市街特設ページがオープンしましたので、ぜひご覧ください!!
【URL】https://yokanavi.com/hakataoldtown/
博多旧市街エリアまち歩きのためのマップを制作しましたので、観光する際には、是非活用してください!
外国人旅行客にも博多旧市街のストーリーや価値を伝えるため、博多旧市街において多言語ガイドツアー事業を行う事業者を募集し、その活動を支援します。
現在、博多旧市街エリアでガイドツアーを実施されている事業者様、新たなツアーを造成して頂ける事業者様など、博多旧市街プロジェクトにご賛同頂ける皆様の応募をお待ちしています。