福岡県外の出身ですが、大学時代を過ごした福岡市に魅力を感じ、福岡市をさらに住みよくしたいという思いと、福岡市の魅力をもっと発信していきたいという思いから、多方面で貢献できる福岡市職員を志望しました。また、住みやすい福岡市に定住したいという思いがあったのも理由のひとつです。

公務員は窓口業務というイメージがありましたが、想像以上に多岐にわたる職種があり驚きました。一つひとつが市民生活になくてはならない役割を担っており、市職員としての重要性を実感しました。

防災・危機管理部では、自然災害や緊急事態等に対して、全庁的な対応の調整や、対策本部の設置・運営業務等を行っています。私は、その中で、福岡市の災害対策の基本計画である福岡市地域防災計画の作成、市役所内部・関係機関との調整を行っています。また、部内の庶務担当として、各種業務の取りまとめや調整、予算の管理等を行っています。

地震や気象警報が出た際は、夜間・休日を問わず参集する必要があり、精神的・身体的に大変な部分も多いですが、市民の安全安心を確保するための仕事なので大きな責任とやりがいを感じます。また、防災に関する業務は、福岡市全体に関わるため、他の部署の業務について知る機会が多く、市役所全体を見渡すことができます。多くの関係者と意見を交わしながら業務を進めることができるのもやりがいであり、醍醐味です。

災害対応の訓練など部内全体で行う業務があるため、部全体でコミュニケーションが図られています。また、事務職だけでなく、技術職や消防吏員など、様々な職員がお互いの得意な分野を生かし、協力し合って業務を進めており、明るく活気に溢れた職場です。

毎年各地で発生している地震、台風、風水害の被害を踏まえた対策や支援など、多くの情報を正確に把握し伝えるなかで、意見が食い違って時間がかかることもありますが、その分、新しい発見や乗り越えた時の達成感があります。

防災・危機管理部は忙しい中でも、ワーク・ライフ・バランスを大事にする職場です。メリハリのある生活は、仕事にも良い影響を与えてくれると実感しており、この先も大切にしていきたいと思っています。

私自身が携わっている業務は、市役所全体で見るとほんの一部です。これまで関わったことのない業務にもチャレンジしたいし、どんなことでも好奇心を持って主体的に取り組んでいきたいです。

市役所の野球チームに所属しています。その他にも、ランニングや登山など体を動かすことが多いです。土日はしっかり休みが取れるので、好きなことをして過ごすことができます。

市役所の仕事はとても幅広く、それぞれの制度も複雑です。防災・危機管理部への異動は想像もしていませんでしたが、これまで経験してきたことは、どんな小さなことでも仕事に活かされると思います。経験がない部署に配属になっても、研修制度がしっかりしているので安心して働けます。