福岡市の下水道事業では、環境にやさしいまちづくり、自然災害に強いまちづくりを進めています。
家庭や工場から出された汚水は、水処理センターできれいにすることで、まちが清潔に保たれ、衛生的で快適な生活ができるようになります。また、地表に降った雨は、側溝などで集めて雨水排水ポンプ場により河川に流すことで、住宅や建物の浸水が起こらないようにまちを守っています。
下水道施設部は、これらの役割を果たすために、水処理センター等7つの課で構成されており、施設調整課では、下水の安定処理、資源循環、脱炭素の推進、アセットマネジメントなどに取り組んでいます。
大規模地震等による災害発生時においても、下水処理施設を継続して運転することは、市民生活を守るうえで重要です。
そのため、約400人が参加する災害対応訓練を毎年行い、災害対応能力向上に努めています。
下水処理によって毎日、大量に生み出される処理水や汚泥は、都市の貴重な資源であり、処理水は福岡市が日本初かつ日本一の供給個所数を誇る再生水として、汚泥は化石燃料に替わる燃料や貴重な肥料などにリサイクルしており、持続可能な社会の実現に向けて日々取り組んでいます。
福岡市が目指す脱炭素社会の実現にむけて、下水道の持つポテンシャルを最大限活用できるよう、計画・立案する『未来を創造するクリエイティブ』な仕事をしています。
水処理センターやポンプ場等における電気・機械設備等の整備計画を作成し、工事を行います。
設備工事だけで100億円規模の予算があります。