〈福岡市植物園について〉
福岡市動植物園は、都心から南東に約3kmと近く、福岡市の緑の骨格を形成する中央緑地帯に位置する南公園(約28ha)内に、動物園(10.3ha)と植物園(10.2ha)が一体となっており、市民の憩いの場として年間約80万人の来園者で賑わっています。
このうち、植物園は、平尾浄水場跡地に都市緑化植物園として昭和55年に開園しました。植物園には230種が咲き誇る「バラ園」や熱帯植物、ラン、サボテンなどを展示している「温室」などがあり、四季を通じて花やみどりを楽しむことができます。
〈一人一花運動の発信拠点としての機能強化〉
福岡市では、平成30年から「一人一花運動」を展開しており、「一人一花」「一企業一花壇」を合言葉に、市民・企業・行政が一体となったオール福岡体制で、花による共創のまちづくりの実現に向けた取組みを進めています。
植物園においては、一人一花運動の拠点として、これまでの「鑑賞」中心の取組みから「参加」型の機能向上を目指しており、一人一花運動を担う人材の育成や、これまで花やみどりに関心がなかった方にも興味を持ってもらうためのエンターテイメント性の向上、さらに、新たな拠点施設である「ボタニカルライフスクエア」の効果的な活用などの取組みを進めています。
〈技術系職員としての業務内容〉
業務内容は、屋外樹木や温室・花壇の育成管理、施設改修の設計や施工管理など、「造園」や「土木」などの技術系職員としてスキルを発揮することができます。
さらに、一人一花運動の様々なプロジェクトにおいて、新たな企画の構想や立ち上げに一から携わることもできます。
具体的には、宿根草等の花壇管理のプロフェッショナルガーデナーを養成するプロジェクトや、来園者にワクワク楽しんでもらうための植物銘板のリニューアルやアプリケーションの開発などに取り組んでいます。
技術系職員としてベースとなる維持管理や工事のノウハウだけでなく、企画の検討から実施まで、花やみどりに囲まれた職場環境の中で、多岐に渡る貴重な経験を得ることができます。