福岡クリエイティブキャンプ主催の移住者交流バスツアーに潜入してみた

IT・デジタルクリエイター人材の福岡市移住をサポートする福岡クリエイティブキャンプ(以下、FCC)。プロジェクト2年目となる平成27(2015)年度は、FCCを通して県外から移住し市内のクリエイティブ企業に就職された方へ応援金40万円を交付するほか、企業紹介や職場見学など様々なサポートを行いました。

少しでも移住への不安を軽減できるようにと、同じタイミングで移住してきた“同期”を集めた交流会も開催し、最終回となる平成28(2016)年3月12日(土)は趣を変えた「福岡を巡るバスツアー」を開催。

バスツアーを企画したFCC事務局の担当者は、自身も仕事で悩み、子育て中の40代で不安な転職をした経験を持つことから、転職者の相談にきめ細かく対応。このバスツアーは「福岡に長く住んでいても、実は乗ったことがない」という人も多い福岡オープントップバスを利用して、一歩進んだ交流を図るねらいで企画されたのだとか。

参加者はゲームやIT企業に転職した人を中心とする8名(プラスお子様1名)で、過去の交流会で顔を合わせている人から初参加の人まで顔ぶれは様々。一同が集まったところで、新鮮な鯛のお料理をいただきながら交流会はスタート。

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おいしいものをほおばれば、知らない者同士でも顔がほころぶというもの。参加者のひとりはこう言います。

「前回の交流会に続いて、今日は2回目の参加です。普段の仕事ではなかなか接することのない人たちと交流できるので、楽しいですよ。福岡は食べ物がおいしいので、お店の情報交換はいつも話題に上るネタです」(参加者)

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続いて一行は、福岡オープントップバスに搭乗し、都市高速で海沿いの景色を眺めながら、福岡ヤフオク!ドームや福岡タワーなど福岡の定番観光スポットを約1時間かけて巡りました。

「福岡市に引っ越してきて3ヶ月が経ち、市内の様子も少しずつわかってきましたが、高さ3mのバスの2階から眺めると印象が全然違いますね!百道(ももち)の方は今日初めて来ました。道が広くて気持ちがいいですね。国体道路では、行ったことのあるお店もちらほら見かけて、楽しめました」(参加者)

参加者の一人、WEBデザイナーの橘皓兵(たちばな・こうへい)さんは、FCCを利用して今年の1月に株式会社ゼネラルアサヒに転職。もとの出身は福岡市で、佐賀県で就職した後に福岡に戻ってきたUターン組の一人です。橘さんは転職の理由をこう話します。

「福岡にはWEBやIT界隈の人が集まっているので、福岡でキャリアを積んでいくことで質の高い仕事ができると考えました。転職先でも、受け入れ体制を整えていただきましたし、福岡への転居を機に結婚もし、いまは公私ともに充実しています」(橘さん)

またFCCに対して参加者からこんな声も。

「転職の相談から応援金の手続きまで、親身になって対応していただいたので、安心して転職と移住に伴う実務を進めることができました。今回のような交流会も、福岡に根付いていくきっかけになるので助かっています。移住者同士の本音を話し合うことができる貴重な機会でもあるので、今後もまた参加したいと思います」(参加者)

ツアーの終わりには、LINEのグループを作って今日の写真を共有しあう参加者の姿も。こうして、新しく移住してきた皆さんも少しずつ福岡の街に溶け込んでいくのでしょう。

FCC2015では、株式会社レベルファイブや空気株式会社などの福岡の代表的なゲーム・映像制作会社、さらにWEBやシステム系企業21社にクリエイター31名の福岡移住・転職が決定。FCCへの登録者も前年度比2.4倍の合計159名となり、福岡移住への期待の高さが伺えます。

FCCでは、平成28(2016)年度も引き続き移住・転職のサポートが行われます。移住に興味のある方は、今後の展開にご期待ください。

 

【関連リンク】
福岡クリエイティブキャンプ2015
http://fcc.city.fukuoka.lg.jp/

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