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更新日: 2020年12月1日

就労準備支援事業について

就労準備支援事業は、生活困窮者自立支援法に基づき,福岡市が委託して行っている事業です。
「ひきこもっていた期間が長く、すぐに働く自信がない」
「働きたいけど,どうしたよいかわからない」
「すぐに就職するのではなく、少しずつ段階的に準備をしたい」
「コミュニケーションに自信がない」などといった、就労することへの不安をお持ちの方や
「働きたいけど生活のリズムが崩れている」
「働きたいけど体調に不安がある」などの日常生活に悩みを抱えている方に対して、
相談者の状況にあわせた支援メニューで就労準備のサポートをします。


就労準備支援事業の利用対象者

就労準備支援事業の対象となるのは,「福岡市生活自立支援センター」にご相談をいただいた方の中で,就労に必要な知識や技能が不足していたり,生活リズムが崩れている,社会との関わりに不安を抱えている等の理由ですぐには一般企業で働くことのできない方で,下記の要件に当てはまることが必要です。

要件
(1)就労準備事業の利用申請日の属する月における世帯の収入が基準額と住宅扶助基準額の合計(収入基準額)以下であること。(下表参照)
(2)申請日における世帯の金融資産の合計額が基準額以下であること。(下表参照)
(3)就労移行支援事業及び就労継続支援事業等の障害者就労支援施策を利用していないこと。

※収入額等が基準を超えている場合にも,当該事業による支援が必要と認められる場合については,事業の利用が可能な場合があります。

対象となる方には,福岡市生活自立支援センターにて「支援プラン」を作成し,その後福岡市から支援決定を受ける必要があります。

対象者の具体例
・決まった時間に起床・就寝できない等,生活習慣の形成・改善が必要な方
・コミュニケーション能力に自信のない方
・ひきこもり状態にある方やニートの方
・長期間失業状態が続いている方 等


世帯員数 収入基準額 金融資産基準額
1人12万円50万4千円
2人17万3千円78万円
3人21万9千円103万2千円
4人26万1千円128万4千円
5人30万2千円153万円
6人34万7千円178万2千円
7人39万円200万4千円
8人42万6千円222万円
9人46万3千円244万2千円
10人49万9千円265万8千円



就労準備支援事業の利用方法

就労準備支援事業を利用するためには、福岡市生活自立支援センターにおいて支援を受けている必要があります。
福岡市生活自立支援センターでは、相談者と事業所の意向を踏まえた上で、就労に向けた支援プランを作成します。
就労準備支援事業の利用を希望される方は、まずは「福岡市生活自立支援センター」へご相談ください。


就労準備支援事業の内容

就労準備支援事業のプログラムの一例

1.日常生活自立支援プログラム
  まずは,就労準備支援事業所へ通うところから始めましょう。
  就労準備支援事業所は,各区1か所ずつありますので,お近くの就労準備支援事業所に通いながら,外出する機会を増や
 し,セミナーなどに参加してみましょう。
  例えば,「食育セミナー」を受講すれば,食生活のバランスを改善することができ,食費の節約にも貢献します。

2.社会生活自立支援プログラム
  地域の神社,公園の清掃活動や農業体験に参加してみましょう。
  日光を浴びながら,少し体を動かして,暑い,寒い,気持ちいいを5感で感じましょう。
  「農業体験プログラム」は,市内3か所の農園を利用して実施しています。土壌作りから季節に応じた野菜の種まき,
 苗の植え付け,収穫,さらに収穫したタマネギを使用した万能ソースの製作・販売も行っています。

3.就労自立支援プログラム
   履歴書作成セミナーやパソコンセミナーなどを受講してみましょう。
  さらに,仕事に就くというイメージを持つために,職場体験も用意しています。新たな不安と向き合い,少しずつ仕事に
 慣れていきましょう。