〇「巡回ふくおか」電話番号:092-432-3784
路上生活からの脱却に向けた相談支援(生活保護や自立支援施設の案内、窓口への同行等)をしています。
※ホームレスの方に退いてほしい等のご要望については対応ができません(土地や建物の管理者の方の権限となります)。
〇「博多区役所保護第3課」電話番号:092-419-1113
福岡市内でホームレス状態にある方の生活保護の相談、申請、自立支援施設への入所手続を受け付けています。
※他都市でホームレス状態にある方は、現在いる自治体の福祉事務所等にご相談ください。
〇「生活自立支援センター」電話番号:0120-17-3456
福岡市内在住で、経済的にお困りの方の支援をしています。
本市においては、ホームレスの自立支援等に関する施策を総合的に推進するため、平成16年7月に「福岡市ホームレス自立支援実施計画」を策定し、救護施設等を利用した生活保護の適用や民間団体と共働した自立支援を行ってきました。
しかし、平成20年秋の「リーマンショック」を契機とした雇用情勢の悪化により、非正規労働者の住居の喪失等が問題となるなどホームレス数が増加したため、第2次実施計画(平成21年6月策定)においては、自立支援施設を設置し、また巡回相談・アフターケア事業を実施するなど総合的な自立支援に取り組みました。
その後、自立支援施設の運営などの支援施策の成果により、ホームレス数はピーク時より大幅に減少しています。
また、第4次実施計画(平成31年2月策定)においては、多様化するホームレスの自立支援や再ホームレス化の防止に向け、機能分散型の施設運営を中心に、巡回相談・アフターケア事業等の充実も図っています。
近年は、失業や倒産等さまざまな理由で住居を失い、やむなく公園等で起居しているホームレスが高齢化、長期化する一方、路上と屋根のある場所(ネットカフェや終夜営業施設等)を行き来しながら生活している不安定居住者が増加傾向にあります。
このため、第5次実施計画(令和6年2月策定)においては、現行のホームレス調査だけでは把握できないこのような層が存在していることを踏まえて、福岡市生活自立支援センターにおける自立相談支援事業による住居喪失者(及びそのおそれのある者)の相談支援とあわせて早期に対象者を把握し、支援を行っていくこととしています。
・福岡市ホームレス自立支援実施計画(第5次) (941kbyte)
年度 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 |
---|---|---|---|---|---|
人数 | 184 | 193 | 182 | 144 | 106 |
年度 | 平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 平成31年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
人数 | 217 | 245 | 183 | 214 | 181 | 171 | 168 |
年度 | 平成15年 | 平成19年 | 平成20年 | 平成21年 | 平成22年 | 平成23年 | 平成24年 |
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人数 | 607 | 784 | 782 | 969 | 393 | 270 | 226 |
市内で生活するホームレスの方を対象に、市が委託した専門の相談員が駅や公園、河川など市内全域を巡回し、声掛けを行っています。本人の生活状況を把握するとともに、路上生活からの脱却に向けた相談支援(生活保護や自立支援施設の案内、窓口への同行等)を行っています。
※生活保護及び自立支援施設入所の手続きは、博多区役所(保護第3課)にて受付を行っています。
また、路上生活を脱却した方が、地域で安定した生活を送り、再度ホームレスに戻らないように、訪問や面談等を実施して自立の継続を支援しています。長く路上生活をされていた方の中には、家計管理や各種手続き等について不安のある方もいるため、サポートを行い孤立化の防止に努めています。
ホームレスの方についてお気づきのことがございましたら、以下にご連絡いただきますよう、お願いいたします。
〇「巡回ふくおか」 電話番号:092-432-3784
福岡市では、ホームレスの方が一時的に入所できる自立支援施設の委託運営を行っています。
自立支援施設では、入所者に衣食住の提供を行うとともに、生活相談や就労支援、住まい確保の支援を行っています。
現在運営している施設は下記の4つです。
各施設の機能を分散することで、入所者のニーズに応じた柔軟な対応を行っています。
なお、施設の場所等については、プライバシー保護の観点から公表していません。
福岡市において、ホームレスの方への結核検診を実施しています。また、巡回相談において健康上の問題を抱えた方を把握した際は、医療機関へ同行するなど、保健及び医療の確保に努めています。
失業や家庭の問題などさまざまな要因により、自立の意思がありながら、路上で生活することを余儀なくされ、健康で文化的な生活を送ることができない人が多数存在しています。嫌がらせや暴行などの人権侵害の問題が近年も起こっています。
福岡市では、「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」(平成14年8月施行)に基づき、「ホームレスの自立の支援等に関する基本方針(令和5年7月告示)に即して、「福岡市ホームレス自立支援実施計画」を策定し、自立のための支援や、ホームレスとなることを防止するための支援などを進めています。
ホームレスの自立を図るには、こうした施策に加え地域の理解と協力が必要です。また、私たち一人ひとりがホームレスの人たちへの理解を深め、差別や偏見をなくすことが大切です。