現在位置:福岡市ホームの中の健康・医療・福祉の中の高齢・介護の中の認知症から認知症の段階的に見られる主な症状と家族の対応(認知症オレンジちゃんねる 0-0-1)
更新日: 2021年8月23日

認知症の段階的に見られる主な症状と家族の対応

認知症の段階 特徴的な変化・様子 家族の心得・対応のポイント

認知症疑い
(もの忘れはあるが、日常生活は自立)
・物の置き場所を忘れて探し回ることが増えた。
・人や物の名前がすぐには出て来ず、アレ・ソレなどが増える。
・慣れている仕事などで効率が低下する。
悩んだり困ったりしている男性のイラスト
・「おかしい」「いつもと違う」と思った時には年のせいにせず、早めにかかりつけ医や各種窓口に相談できるようサポートする。
・本人と一緒に規則正しい生活を送り、見守ってくれる人を増やす。
医師に相談をするおじいさんのイラスト

軽度
(誰かの見守りがあれば、日常生活は自立)

・お金の管理が不確かになる。
・段取りや計画が立てられない。
・月・日・曜日の感覚が不確かになってくる。
財布をなくして探し物をするおばあさんのイラスト
・同じことを聞かれてもきちんと返答する。
・本人の役割を取り上げず、本人ができないことをサポートする。
・介護保険サービスの利用を検討する。
・今後の金銭管理や財産管理・終末期の迎え方について、本人・家族とともに話しておく。
掃除機をかけるおばあさんのイラスト
中等度
(日常生活を送るには支援や介護が必要。)
・入浴や着替えを嫌がるなど、無精になってくる。
・天候に合わせて服を選ぶことができない。
・買い物をひとりでできない。
・慣れないところで道に迷ってしまう。
物忘れが増えて困っている男性のイラスト
・様々な症状が現れ、疲れが出る時期。人の助けも借りるようにする。
・通所サービスだけでなく、訪問系や地域密着型サービスなどの検討をする。
車いすに座っている方を専門職の方々が囲んでいるイラスト
重度
(日常生活で常時専門医療や介護が必要。)
・入浴や着替え、トイレ、食事が自分一人では困難になり、手助けが必要になる。
・家の中や周辺など慣れたところでも迷う。
・家族のことが分からなくなる。

トイレ介助を受けるおじいさんのイラスト
・本人が安心できる環境づくりを心がける。
・医療や介護の専門職と最期の迎え方について話し合いをしておく。
在宅診療を受ける女性のイラスト

ロバ隊長のイラスト


「トップページへ戻る」と記載された旗と、ロバ隊長の図。クリックすると、トップページへ戻る