国および地方において総合的な孤独・孤立対策に関する施策を推進するため、その基本理念や施策の基本となる事項、国および地方の推進体制等について定めた「孤独・孤立対策推進法」が令和6年4月に施行されました。
「孤独・孤立」は、人生のあらゆる場面で誰にでも起こり得るものであり、何人にも生じ得るものとされており、社会全体で対応しなければならない課題です。
福岡市では、国での孤独・孤立の政策の方向性を踏まえ、孤独・孤立対策を進めていきます。
~~~~~~~~~「孤独・孤立」とは(孤独・孤立対策の重点計画 抜粋)~~~~~~
一般的に、「孤独」は主観的概念であり、ひとりぼっちと感じる精神的な状態を指し、寂しいことという感情を含めて用いられることがある。
他方、「孤立」は客観的概念であり、社会とのつながりや助けのない又は少ない状態を指す。
福岡市では、関連領域が幅広い孤独・孤立に関する施策を進めるにあたって、孤独・孤立問題に関心のある、または関係する取組みを実施頂いている企業の皆様等と連携の枠組みを、「福岡市孤独・孤立プラットフォーム」位置づけ、広報の充実や情報共有の促進を図っています。
<プラットフォームの形成>
<取組>
国の地方版孤独・孤立対策プラットフォーム事業を通じて、孤独・孤立を背景とした福祉課題に対し、市民啓発や企業等との連携など、連携・協働の促進を図るための取組を実施しています。
日常生活に欠かせず、かつ楽しみや自然な交流が期待できる、「食」を通じた交流を、独居高齢者の交流や多世代交流にも生かす居場所づくりを支援しています。
■食を通じた取組にご賛同いただいた団体一覧
・賛同団体一覧(令和6年8月31日現在) (92kbyte)
■団体紹介
こころふくよか食堂
(早良区西新5-14-11)
・民家を会場として使い、家庭的な雰囲気
の中で主に孤立しがちな若者たちに居
場所と食事を提供しています。また、ひ
とり親家庭や高齢者にも食事を提供し、
既に8年目を迎えて卒業した若者も含
め、多くの若者の拠り所となっています。
・ホームページ
みん食Minna
(東区下原4-2-1ブランチ福岡下原)
・商業施設のコミュニティルームで月2回、
地域食堂を開き、隣室では九産大の学
生によるボランティアチームが子どもた
ちと触れ合う「たべラボ」を開き、多くの
子どもたちや親子連れやおばあちゃん
と孫が一緒に来られるなど、多くの人々
が集まっています。
・インスタグラム
ひばるん子ども食堂
((南区桧原2-54-8福岡南キリスト教会)
・月1回開催され、三々五々子どもたちや
親子連れ、地域住民の方が利用し、宿題
をしたり、絵本を読んだり、食事をしたり
と思い思いにゆったりとした時間を過ご
されています。
・インスタグラム
ワンコインレストラン「ハーモニー」
(博多区堅粕1-23-1 堅粕人権のまちづくり館)
・コロナ禍以降は、ワンコイン100円の
お弁当を提供しています。受け渡しの
場面では、地域の高齢者や親子連れが
集い、まさに交流の場になっています。
高齢者には健康維持のための「お便り」
を届けるこころ配りも添えて…。
長尾じーじばーば子ども食堂
(城南区長尾4-22-28 レンタルスペース ル・リアン)
・代表が地域で長年商売をされる中で、
一人で買い物をする高齢者などが多い
ことから、「孤食」をなくそうとレンタル
スペースを活用して始められました。
月1回の開催ですが、オープン時には
小・中学生や高齢者などお待たせして
しまうほどの盛況です。
みんなかふぇ・あたご
(西区愛宕4-11-11 愛宕公民館)
・愛宕校区社協の取組の1つとしてスタ
ートした地域食堂。今後定期的に続け
ていけるかお試し期間中です。多くの
子どもたちはもちろん、高齢者や親子
連れが訪れて、楽しい食事を取りなが
ら、時には公民館サークルや若手パフォ
ーマーのショーなども楽しみながら、交
流が進んでいます。
・インスタグラム
■取り組み事例紹介
・社会福祉法人 天真会 (365kbyte)
令和6年1月12日(金曜日)、市民をはじめ、広く様々な主体と孤独・孤立について考えるため、シンポジウムを開催しました。
豊中市社会福祉協議会の勝部事務局長から、「孤独・孤立とこれからのつながりについて考える」をテーマとして、ご講演をいただいたほか、地域で活動されている方々からの取り組み事例の紹介や、パネルディスカッションを実施しました。
■内閣府 5月は、「孤独・孤立対策強化月間」です
・強化月間特設Webページ
孤独・孤立の支援・相談窓口を探せるチャットボットの紹介など