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更新日: 2013年6月25日

「ふくおか未来カフェ!第2弾」を開催しました!!

参加した市民の皆さんに、ワールド・カフェ形式で福岡の将来について語り合っていただきました。

会場全体

昨年9月、福岡市総合計画へのパブリックコメント募集のキックオフを兼ねて開催した「ふくおか未来カフェ!」に引き続き、「ふくおか未来カフェ!第2弾」を開催しました。今回は、4月10日(水曜日)~5月9日(木曜日)までの間に、意見募集(パブリック・コメント)を行っている「政策推進プラン(原案)」及び「行財政改革プラン(原案)」の概要の説明後、参加者全員で、福祉や地域コミュニティ、国際化など様々なテーマについて語り合いました。

~ワールド・カフェとは?~

全参加者をカフェテーブルのような小グループに分け、時間を区切り、メンバー交換をしながら、多様な会話と組み合わせの偶然性を楽しむものです。

1.開催概要

開催日時

平成25年4月24日(水曜日)午後7時~午後9時

開催場所

福岡市役所15階講堂

参加

80名

主催

福岡市

趣旨

「政策推進プラン」「行財政改革プラン」のパブリックコメント(4月10日~5月9日)を実施するにあたり、市民に概要を説明する場を設けるとともに、参加者がお互いに意見交換を行うことによりプランに対する認識を深める。

進め方

  1. 基本計画・政策推進プラン・行財政改革プラン、財政の見通し説明
  2. ワールド・カフェ方式により参加者意見交換会 
    • ファシリテーターを置き、小分けにされたグループでの対話を適宜メンバー交換をしながら行い、市職員を含む多様な参加者同士の対話を喚起した。
  3. 意見応募 
    • 対話によって得られた多様な視点から考察した意見をパブリック・コメントとして応募していただくべく公募の周知を行った。
ワールド・カフェ方式による対話の説明風景です対話の際に使われた模造紙です

2.内容

「ふくおか未来カフェ!第2弾」

第2弾の「ふくおか未来カフェ!」、今回の参加者は80人と、約500人で行った前回に比べると小規模ですが、20代から70代までの幅広い年代の方が参加され、全員で熱心に意見を交わしていただきました。また、中には福岡県外から参加された方もいらっしゃいました。

「市政を運営するにあたっては、市民の皆さまの『納得と共感』をいただくことが大変重要です」との貞刈副市長の挨拶から始まり、まずは、基本計画・政策推進プラン・行財政改革プラン及び福岡市の財政の見通しについて、市からの説明が行われました。                

その後、昨年行った第1弾の「ふくおか未来カフェ!」でもファシリテーターを務めていただいた田坂逸朗氏の進行により、参加者全員での意見交換会が始まりました。

今回は、テーブルごとに9つのテーマを設定しました。

  1. 子ども・教育・福祉
  2. 地域コミュニティ・安全安心
  3. 環境・道路交通・まちづくり
  4. 観光・集客・文化・スポーツ
  5. 産業・雇用
  6. 国際化・空港・港湾
  7. 行政サービス・情報公開・共働・対話
  8. 市役所の組織体制・職員資質
  9. 財政運営

【対話1】

まずは、9つのテーマの中から希望するテーマを選んでいただき、テーマに沿って最初の対話がスタート。
「国際化・空港・港湾」など、希望が多く椅子を増やしたテーマもありました。

メンバー間で自己紹介をした後、出てきた意見や感想をクラフト紙に書き込みながら、自由、率直に語り合います。様々な立場、視点から多様な意見が出ていました。

書き込みの様子です。

【対話2】

ファシリテーターの進行により1回目の席替え。各テーブルに1名を残して、他の参加者は席を移動し、新しいグループでの対話がスタート。
まずは、最初のテーブルではどんなことが話し合われたかを紹介し、皆で情報を共有します。その後、新しいメンバーにより、先ほどとは異なった視点から対話を行いました。

ファシリテーターによる進行の様子です。

【対話3】

2回目の席替えを行い、さらに新しいメンバーとの対話を続けました。

※席替えを行ってメンバーを交換することで、多様な会話が生まれ、また、一人ひとりが主体となって対話を楽しんでいただけました。

【対話4】

最初のテーブル、最初のメンバーに戻り、他のグループでの対話で発見した、新たな視点や気づきを共有しました。
その新たな気づきや印象に残ったフレーズを、『ワールド・カフェで語り合って気づいたこと』として、クラフト紙に張られたカードに書いて持ち帰っていただきました。

『もっと対話を続けたい!』との声もたくさんある中、ファシリテーターによる全体の振り返りが行われ、ワールド・カフェを終了しました。

持ち帰っていただいたカードです。

3.各テーブルで出た主な意見

  • 子ども・教育・福祉 
    • 子育て・教育は社会全体で。 
    • 異文化を受け入れる教育が必要。 
    • 異文化「学びの質」→能動的な学び。
      それって何!と問う姿勢、テーマを設定し、時間をかけて自ら学ぶ姿勢が大事。
  • 地域コミュニティ・安全安心 
    • 高齢化の進展を肌で感じる。「弱者」が生き生きする社会作りが必要。高齢者にも活躍の場を作りたい。 
    • 地域コミュニティのリーダーを育成する仕組み、きっかけづくりが必要。 
    • 何かある前に「つながり」がないと、災害があったときに何もできない。 
    • 意識しないと交流が生まれない。家の外へ出るきっかけづくりが大切。 
    • 公民館に若者が集まる仕組み・きっかけづくりが必要。
  • 環境・道路交通・まちづくり 
    • コンパクトで住みやすい街。 
    • 福岡は自然が近い(海・山等)。周辺の環境に恵まれている。 
    • 治水をキーワードに!
  • 観光・集客・文化・スポーツ 
    • 福岡の魅力は、外から来た人を受け入れる大らかさ。 
    • 文化面では、ハードに比べソフトが弱い。育っていない。文化の価値がわかる人を育てる必要がある。 
    • アーティストの育成。ミュージックシティ天神。 
    • 人を介在した観光へ転換していくべき。 
    • 福岡の役割は九州をコーディネートすること。情報を集めて九州観光ルートを作る。
  • 産業・雇用 
    • 商店街が高齢者している。 
    • 大学卒業者が関東に行かなくていいようにすることが必要(地震が少ない強みもある)。 
    • 高齢者の雇用創出。
  • 国際化・空港・港湾 
    • 国際化の理想の姿とは何か? 
    • 他のアジアの国は英語を話せる人が多い。英語教育を見直すことが必要。 
    • 福岡の開かれた土地柄を大事に! 
    • 福岡=アジアのイメージがある。アジアにこだわらず多様性を。
  • 行政サービス・情報公開・共働 
    • 市役所だけでなく、市民と分けもつ必要がある。行政と市民の垣根をなくす! 
    • 情報公開を積極的に。 
    • 市職員のモチベーションアップを! 
    • 対話する場があちこちにできるといい。
  • 市役所の組織体制・職員資質 
    • 職員資質=モラルが求められる。 
    • 成果が上がっても下がっても結果が見えにくい。 
    • 横串をさす視点が必要。
  • 財政運営 
    • 都市基盤の整備は財政の負担増になる。 
    • 企業誘致。 
    • 産業構造の問題がある。
寄せ書き1 寄せ書き2

参加していただいた皆様、ありがとうございました!

政策推進プラン・行財政改革プランは、意見募集(パブリックコメント)でいただいた市民意見を踏まえ、平成25年6月に策定しました。多数のご意見をいただき、ありがとうございました。