現在位置:福岡市ホームの中の市政全般の中の市長のオフィスの中の市長会見から市長会見2020年10月29日
更新日: 2020年10月30日

市長会見|市長のオフィス

10月29日市長会見

発表内容

  • 出張PCRセンターの稼働について(保健福祉局新型コロナウイルス感染症担当) ※配付資料 (460kbyte)pdf
  • 集まれ!街を彩るアーティスト!FUKUOKA STREET LIVE(経済観光文化局文化振興課) ※配付資料 (283kbyte)pdf
  • 夢の舞台「マリメッセ福岡」を開放!今日から出演アーティスト募集開始(経済観光文化局コンテンツ振興課) ※配付資料 (662kbyte)pdf
  • 「障がい者施設商品等の一斉割引キャンペーン」実施!(保健福祉局障がい企画課) ※配付資料 (1,680kbyte)pdf
  • 「ユニバーサル都市・福岡」の実現に向けた取り組み(総務企画局企画調整部) ※配付資料 (582kbyte)pdf

会見動画

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発言・質疑要旨

出張PCRセンターの稼働について

記者
 それでは、よろしくお願いします。
 それでは、本日の案件についてまず、市長からお願いします。

市長
 はい、よろしくお願いします。
 この会見室のちょっとレイアウトが変わってですね、皆さんとの距離を少し離す中で、マスクも外させていただくことにしましたのでよろしくお願いいたします。
 11月になります、間もなくね。ずいぶん朝晩もこう冷え込んできて、季節の変わりを感じるんですが、どうしてもこの冬というのはインフルと新型コロナのダブルで来るんじゃないかということで、大変に不安に思っている方もいらっしゃると思います。
 ここまでの新型コロナウイルスの福岡市の状況、流れなんですが、ちょっとこちらのモニターで見ていただきたいんですけれども【モニター1 (122kbyte)】、まずですね、陽性者の数なんですけれども、これ、いわゆる4月のときの、いわゆる1波といわれているとき、それから、この7月から9月の2波といわれているとき、期間も非常に長かったんで、これ陽性者の数もおよそ2.6倍というふうに大きく増えておりました。
 一方で【モニター2 (147kbyte)】、これ実は検査数なんですけれども、ご覧いただいて分かるとおり、このいわゆる1波と比べて2波のときは、検査の数自体4倍にしたんですね。ですから、ずいぶんいわゆる、その無症状という方も含めて掘り起こしを行ったということで、陽性者の数も非常にこう多く出てきたのかなと思っています。
 検査数を非常にこれ多くしたということで何が変わったかというと、実は発症から結果が判明するまでの間が2日間短縮されているんですね。
 これ非常に大きくて、やっぱり発症直後からのこの2日間で、これ広がっていくという部分をですね、抑える上でも、この2日目って非常に大きかったのかなと思っています。ですから、いわゆるその陽性率という部分もですね、非常にこれ小さくなっているんです。
 次に【モニター3 (104kbyte)】、PCRの検査数なんですが、これ先ほどお話ししたとおり、検査の数を非常に増やしています。これ人口当たりで見ますと、政令市の中でも福岡市は一番検査数が多くなっています。
 ちなみに北九州市も頑張っていて福岡市の次につけているので、全体的にも政令市、福岡県内の2つ頑張っているということになるんですね。これが福岡県の今、その感染者を抑えられている一つ大きな力にもなっているのかなと思います。
 何といっても、そのPCRの仕方もですね、やみくもにとにかく広くということではなくて、1人陽性者が出たら、その濃厚接触者というところを広めに取るというのが大きくやっぱり特徴になっているわけですね。
 ですから、とにかく誰でもかれでもではなくて、誰か陽性者が出たら広めにその周りを一気に取っていくということで、感染の拡大を防ぐというのが福岡としてのやり方の特徴になります。
 【モニター4 (139kbyte)】感染源別の推移ということなんですが、だいたいですね、これはもう全国的な流れでも、もう傾向が分かってきました。
 一つは、まずお酒を伴う飲食、いわゆる繁華街ですね。ですから、やはり全国的にも中核市以上、いわゆる繁華街を持つこの地域というところが、まずこういうお酒を伴う、その飲食の場所で大きく最初にまず拡大を見せるわけです。そこからさらに、その人たちが所属する例えば学校とか、もしくは家庭に持ち帰るというようなとこで感染が広がってくるということですね。
 そして、病院などがそれに、あとにこう追いかけてくるというような、こういう順番で感染がこう広がっていくというところが傾向として見えてきています。ですから、大事になってくるのが、この一番最初、お酒を伴う飲食店で急激にその感染者数が増えてきたなとなったら、そこでですね、その次のこう連鎖が起きるのをどうストップするかというのがやっぱり非常に大事になろうということが、こうした数字からも分かってまいりました。
 そこで福岡市として、どういう対策を打つかということなんですが、新たに出張PCRセンターを福岡市としてつくりたい【フリップ1 (460kbyte)】。これ要するに、移動PCRセンターなんですね。ご覧いただいて分かるとおり、車両です。
 例えば接待を伴う飲食だとか、もしくは繁華街、このエリアで、もしくはこのビルで、例えば非常にこれ拡大が懸念されているということになればですね、その場所にこの出張PCRセンターが行って、そして、その周辺の方をもうまとめて検査をするということで、そこからさらにの連鎖を早期に止めていくということをしたいと思います。
 それから、例えば病院とか、介護施設だとか、こういうところでといっても同じようにですね、この出張PCRセンターが移動して、そして、そこで検査を集中的に行うことによって、それ以上の連鎖を止めていきたいと思います。
 メリットとしては、機動的で効率的に検査を行うことができるというのも、もちろんありますし、それから例えば高齢者施設などになりますと、その高齢者にPCRを検査できるところまで移動していただくというような負担が、これ一気に軽減されますので、こうした場所に行って検査をすることによって、早期に検査を行うことができるということがあります。
 ほかにもこれ、車ですから、駐車場さえあればすぐにその現場に行くことができますし、またこれ、この車の車両の後ろ側なんですが、見ていただいて分かるとおり、手袋をね、外に出てますんで、医療従事者がこれ検査をするときに、非常に少ない低いリスクで、こういう検査をすることができるというのも大きな強みになっております。
 この出張PCRセンターは、11月の中旬からスタートしたいと思います。これは医師会のほうに委託をしたいと思っているので、11月中旬から、これ動き出したいと思います。
 ですから、先ほどお見せをしたような形で、最初に飲酒を伴う飲食ですね、こういうような場所でまず感染が確認をされる。しかも、それ数がちょっと多いなとなれば、こうしたものも出動することになるということになりますので、お見知りおきをいただければと思います。
 これがまず、最初の今日の1点目のお話ですね。


集まれ!街を彩るアーティスト!FUKUOKA STREET LIVE

市長
 さて、次なんですが、今、新型コロナウイルスで、やっぱり2020年というのは本当にたくさんの皆さんが打撃を受けました。今でも多くの方、大変苦しんでいらっしゃいます。
 そうした、たくさんいらっしゃる中でもですね、アーティストの皆さんもやっぱりとても苦しんでいらっしゃるわけです。やはり入場料を取って密の中でね、例えば演奏をしたり、もしくはダンスを披露したりとかいうようなことで人を集めていた皆さんにとって、本当に活動の場が今なくなっているような状況にあるんですね。
 コロナであってもこんなことができると、こういうことはできるということで、みんな工夫を凝らしてチャレンジをしています。ただ、逆にね、コロナだからこそ、こんなこともできたという、さらに進んだプラスをね、爪痕をやっぱり2020年残したいなと思っているわけです。
 そこで、例えばこういう取り組みも既にスタートをいたしました【フリップ2 (338kbyte)】。「FUKUOKA STREET LIVE」これまで路上でダンスをしたり、演奏したりとか、こういう人たちというのはね、場合によっちゃあ、どいてくださいということで排除されてしまうようなこともあったんですが、逆にコロナで、いろんな国交省の規制も緩和をされました。
 こうした中で福岡市としても、ぜひこういう素晴らしいアーティストの皆さんにですね、路上とか、たくさんの人が交流する場所で、こうした披露する場所を提供したいということで「FUKUOKA STREET LIVE」ということで、事業者を募集いたしまして、そして、アーティストの皆さんに公共の場所で、どんどん披露していただく場をつくろう、こんな新しいチャレンジもスタートをいたしました。
 既に好評をいただいております。次回は11月3日に今度はね、福岡市美術館の前というようなところでも行っていただこうと思うんですが、まだまだこのストリートライブ続けていきます。ですから、これぜひ出てみたいとかね、やはり皆さんの前で披露してこそ、やっぱり張りがある、やりがいがあると思ってらっしゃるアーティストさん、たくさんいらっしゃると思いますんで、ぜひ、この「FUKUOKA STREET LIVE」で検索をしていただいて、ぜひ応募いただければと思っています。
 このコロナを機に、逆にもっともっとね、内側で見えないところでやっていたライブも外でやることによって、より多くの人に知っていただくきっかけになった。この2020年が、バネとしてね、2021年以降、大きく飛躍できたというような、こんなチャンスにつながることになればいいなと期待をしています。


夢の舞台「マリメッセ福岡」を開放!今日から出演アーティスト募集開始 


 こういった取り組みを続けていく中で、2020年、年末も近くなってきました。これは福岡市からクリスマスプレゼントということで、こちら【フリップ3 (242kbyte)】。せっかくマリンメッセみたいなね、あんなすごい、せっかくの場所があるんだったらね、福岡のアーティストにここで、このマリンメッセで演奏するチャンスをプレゼントしたいと思います。
 12月19、20日の2日間、このマリンメッセでライブを行いたいとかいうね、アーティストの皆さん、続々募集したいと思います。1日10組、合計20組のアーティストに、これ門戸を開きたいと思います。プロ・アマ問いません。
 やっぱりこういうね、マリンメッセみたいな施設がある都市自体が全国的にも少ないのに、都市高から見ててね、これまで本当にいっぱいだったこういう場所が使われてないなんて、本当もったいないと思うんです。
 やっぱりキャンセルも出てたりとかもするし、例えば密を防ぐために、例えばその客席をね、入れるお客さんの数を少なくすると、そもそもペイできないから、もうできないというような方もたくさんいらっしゃるんです。
 そこで、福岡市として、このマリンメッセという舞台ね、せっかく福岡でアーティストやっているんだったら、もうやっぱり最高の気持ちをね、味わっていただきたいと思うし、きっとマリンメッセを目標にしているアーティストもたくさんね、いらっしゃると思いますんで、そういう皆さんに門戸を開きたいと思います。思う存分ライブをしていただきたいと思います。
 これ、締め切りは11月16日、まだ2週間以上あります。ですから、ぜひね、このクリスマス直前ですが、クリスマスライブということで、ここを目標にして、ぜひやりがいをね、気持ちのハートに火を消さないようにね、ぜひ目標を持って頑張っていただいて、2020年あんまりいいことなかったなということだけじゃなくてね、最後こういういい思い出ができたという2020年にしたいと思いますんで、ぜひ応募いただければと思っております。


「障がい者施設商品等の一斉割引キャンペーン」実施! / 「ユニバーサル都市・福岡」の実現に向けた取り組み


市長
 さて、それでと、もう一つ発表がありまして、これちょっと、また毛色が全然違う話なんですが、こちらです【フリップ4 (274kbyte)】。
 「ユニバーサル都市・福岡」を目指している、この福岡市としては、今コロナの中で大変販売にも苦慮している障がいのある方の商品をですね、もっともっと皆さんに買って応援していただこうということで、市内の多くの福祉施設、障がい者施設がつくる商品をですね、まとめてみんなで割引キャンペーンということで行いたいと思っています。
 これ11月1日から12月31日年末まで、この2カ月間行います。かなり多くのですね、市内95の事業所が参加をするということで、こういうふうに市内のこれだけ多くの事業所がまとまってみんなで割引キャンペーンみたいな行うというのはね、ほかでは事例としては聞いたことがないんですけれども、ぜひね、皆さん多くの方がもちろんコロナという中で大変な状況なんですが、特に障がいのある方、実はつい先日、福岡市植物園でフラワーフェスティバルって開催をしたんですね。そこでも障がいのある方の商品を売っていたりとか、発表・展示をしていたんです。
 そこで、施設の方からもね、お話をお伺いしました。やっぱりリアル、オンラインというのもちろんあるんだけれども、やっぱりリアルで、偶然にもやっぱり多くの方に見ていただいて、あ、だったら応援しようというようなね、そういうようなこう場がすごく少なくなっているんで、本当に大変だというお話もお伺いをしました。
 そんな中で、ぜひね、福岡市としても「ユニバーサル都市・福岡」で、皆さんとともにね、応援をしていきたいと思いますんで、ぜひ、ご利用いただければと思います。
 また、例えば障がいのある方とか、高齢者への例えばサポートって、結構やっぱりその何ていうのかな、3密を防ぐとかいったって、やっぱり密着するわけですね。じゃあ、こういうコロナ禍における高齢者サポート、障がい者へのサポートって、どういう形でしたらいいんだろうというような、こういうノウハウを教えていただける講座を開催いたします。
 これ福岡版のユニバーサルマナー検定ということを行う。これに対してですね、福岡市として補助を行います。今回について、通常5,500円かかるんですが、これを福岡市として、今回についてはもう1,000円で受けていただけるようにしたいと思いますので、大変、今だったらお得です。
 これ受けるとユニバーサルマナー検定の3級をもらうこともできますので、取ることができるようになりますので、ぜひこの機会に、このユニバーサルマナー検定、受講していただければと思います。11月1日から申し込みもね、始まりますんで、ぜひ、こうしたものにも興味を持っていただければと思います。
 私からは以上です。


質疑要旨

記者
 ありがとうございました。
 では、幹事社から1点、冒頭の出張PCRについてなんですけれども、市長、これ、現在、考えている配備計画みたいなものを教えてください。その台数とか、車両を使うということなんで、台数とか、どういった場所に配置するとか、そういったことって、今どこまでお考えですか。

市長
 これは総合的に、福岡市としてPCRをどう体制構築していくかということは、行政検査、それから民間の検査とか、いろんな割り振りがある中で、この出張PCRセンターについては車を1台、そして、ピンポイントでここは集中的に出ているので濃厚接触者含めて、まとめてこのエリア取らなきゃいけないとか、こういうようなことがあったときに、都度、出動するということになります。
 もちろん、例えば起きてほしくないんですが、ある場所でもうエリア全体としてまん延をしているというようなことがあれば、例えばその時期について、この出張車がしばらく常駐をそこにするということはもちろん想定としてはあり得ることとも思いますけれども、基本的には何かクラスターが発生したとかいうような場合に、これがその都度、出向いて行くという状況になります。

記者
 幹事社から以上です。ほかの社の方、よろしければどうぞ。

市長
 じゃあ、FBSさん、どうぞ。

記者
 この出張PCRセンターは、結果が出る期間って何か、実際、検査するのはどちらになるのかということと、どれぐらいあとに結果が判明するのかということを想定していらっしゃるのでしょうか。

市長
 はい。これはあの検体を取る場所になります。
ですから、ここで検体を、咽頭を鼻からこう入れてぬぐうのか、もしくは唾液ですね、でやるのか。もちろん唾液が出にくい方もいらっしゃるんで、それは状況に応じて対応していきたいと思うんですが、こうしたことで採取をします。
 採取をするのがこれということで、あとの流れについては、その検査センターに持っていってというのは、これ通常の行政がやっている検査の流れと同じになりますので、およそ1日後には結果が出るということになります。
はい、どうぞ。

記者
 朝日新聞の神野と申します。
 この出張PCR検査は、感染者が出たところからの要請に基づいて出張するのか。それとも、もう市としてこれはある程度、発生が集中しているといった場合に、出すという判断されるのか。どちらか教えてください。

市長
 はい、後者になります。

記者
 分かりました。
 その上で、例えば夜の街ですとかだと、発生源、発生者とのプライバシーの問題があると思うんですけど、そことの両立はどう図られていくんでしょうか。

市長
 もちろんピンポイントで、この方がもう例えば新型コロナになっているとかですね、いうことと、またこの検査となると、これ要するに幅広く、例えばその周辺の方、濃厚接触ですから、この方コロナになっているかどうかは別に、分からないわけですよね。
 そういう方を基本的には検査をするということになります。もちろん出張ですから、完全個室の中で時間をずらしながら見えないように入ってくるということはないんですが、これは通常の検査と同じようにですね、検査を受けていただく方には幅広く、どうぞ来てくださいという形になるので、そういった対応になるということですね。

記者
 その場合、例えばお店の近くとかにつけると、この車が来たらこのお店で起きたんだみたいなのがある程度、特定につながると思うんですけども、その辺はいかがですか。

市長
 そうですね、それはもちろん分かると思います。
 それは、でもクラスターが発生すれば、今もう公開になっていますので、これが車が来るからといって、これまで知られなかったものが知られるようになるということはないと思います。

記者
 分かりました。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 すみません、産経の中村です。一つ目は医師会に委託するというのは、これ市、県どっちですか。

市長
 はい、福岡市です。

記者
 福岡市医師会ですね、了解です。
 それと、あとちょっと福岡市の話じゃないんですけど、最近、フランスとかヨーロッパで、もう1回また感染がひどくなってロックアウトするのしないのと、何かどれぐらいするのか、あれもいまいちよく分からないのですけれども、あれ含めて危機感というのはどれぐらい。
 同じような春、夏起きたようなものが再び福岡、あるいは日本で起きるかもしれないということに対する危機感をどれぐらい持たれているか。インフルの前の1,000円のやつを含めて、それに対してどう対応していくかというのをちょっと改めてもう1回伺いたいのですが。

市長
 分かりました。
 まず、そもそもヨーロッパの事案自体がですね、あれは新型コロナウイルスが何か大きく変異をして、急に今ヨーロッパで拡大をしているものなのか。それとも、これまでかかってなかった人たち、集団免疫ができてなくて、かかってない人たちが新たに初めて出会ったのか。
 いったい何が原因で、あのように急激に増えているかという、ちょっと原因が、私も報道を見る限りでもまだつかめないところがあるので、ヨーロッパの状況はちょっとよく分かりません。
 ただ、そうでないときの、日本の状況を見てみるとですね、当然、ウイルスの活動というのは寒くなって乾燥すれば盛んになってくるというのは、これは新型がつかない通常のコロナウイルスというのは昔からあるわけであって、コロナの活動状況から見れば、当然夏よりも冬のほうがウイルスの活動は活発になると思うので、十分に対応しなければいけないという思いはあります。
 ただ一方で、これまでの例えばインフルエンザというのは、例えば去年の冬を考えてみても、マスクを着けている人、それから消毒をしている人で考えると、そんなにこう、厳密に皆さん行ってない中で、あのレベルのインフルエンザということなんですが、今はもうオペレーションが相当、店舗にしても、それから一般市民、お客さんにしても、みんな変わってきているわけですね。
 ですから、これが通常のインフルエンザということになれば、まずインフルの菌が入ってくるルートというのは相当狭まってくるんじゃないかということを考えると、通常よりもインフルエンザはあまり、はやらないんじゃないかということも一方では思われているわけですね。
 新型コロナウイルスについても、4月の時点のよく分からなかった状況から、ずいぶんどう対応していけばいいのかという、そういったオペレーションもずいぶん、この数カ月の間、たくさんの苦労の中で得た知見というのがあるので、そういう意味でいくと、冬というとこで、じゃあ冬だからといって本当に爆発的になるかというと、そこまでではないんではないかというような思いをしておりましたが、ただヨーロッパの事例もあるし、アメリカはそこまででもないけど、ヨーロッパ、特にフランスとかで、なぜあの地域に限ってあのようなこう、広がりを見せているかというようなこともあるので、まだ分からないことがまだあるという点からするとですね、単純に日本だけの事例を見て何となくオペレーション、ないしは扱い方も知見もたまってきたので、この冬について、今のようにしっかり皆さんがマスクを着け消毒をし、注意して行動するってことしておけばですね、そうでもないんじゃないかと言いたいところなんですが、まだまだちょっとヨーロッパとかの動きを見てみると分からないところもあるという、そういうような全体的な認識を持っています。

記者
 ありがとうございます。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 読売新聞の遠藤といいます。また、コロナに関してなんですが、福岡市がこれだけ検査数が広げられ、他都市に比べて増えているというところの意識的な理由とか、あるいは体制的な理由というところがどういうところにあるのか教えていただきたいのと。
 あと今、東京はまだ100人以上で推移していますけれど、福岡は2桁か1桁で抑えられています。そのあたりも意識の違い、市長どのように考えいらっしゃるのかというのを教えてください。

市長
 福岡市はいわゆるクラスター対策、陽性者が出たら、とにかく周辺者を広めに取っていくというようなことを集中的に行ってきました。そして、それが今、一定、成果を出しているのかなとは思っています。また、検査数を増やすということはですね、これは例えば民間の医療機関への協力の呼びかけということも相当行っていて、今、民間の中でも検査できるとこたくさんありますしね。
 こういった取り組みはもう早くから準備を進めてきたというところ、これが今の、その検査数がやろうと思えばしっかりできるという体制の強化につながっていると思っています。
 ただ、今後も含めてなんですが、例えば市民全体をするとかですね、やみくもにするんじゃなくて、本当にこう、陽性者が出たというときに、そこをつぶしていくというような対応という方針で、これからもやっていければと思っています。ピンポイント対策ということですね。
 はい、どうぞ。

記者
 西日本新聞の泉です。コロナのお話なんですけれど、今の福岡市の感染状況を見て、いわゆる第2波といわれているものというのは、もう落ち着いたというか、収束したというか、市長としてどういうご認識をされているかと。

市長
 2波はもう収まっているという認識です。
 かなりこう、数として1桁が続きましたよね。1桁でずっと出てないというのが続いたと思うんですが、もうこういう状況ですから、この、画で見てもですね、皆さん分かるとおり、こう1、2ときて、今はそういう意味では収まっている状況というふうな認識を私は持っております。
 しかも今、大きいのはですね、これ緊急事態宣言とか、外出を自粛をしてこの数字じゃないんですね。今「Go Toトラベル」やって、人がものすごく福岡にも来ているし、福岡からも外に出ているし、これだけ経済活動を動かしていながら、この数というところが、これはもうね、民間の皆さん、市民の皆さんのやっぱり自助努力というか、それぞれが気を付けている結果だと思うわけですね。
 もちろん行政だけで何を言ったってできないわけであって、でも今、飲食店に例えば入ると、飲食店のその例えばオペレーションですね、もう普通に当たり前に皆さん入り口で体温を測って、そして、手を消毒してから中に入るということが本当に当たり前なオペレーションになっていますよね。
 昨日たまたまテレビ付けていたドラマでも、自宅に人が友だち、誰かこう人が来るときに、自宅でも家に入るとき、ピッと体温測ってから消毒みたいなね、そんなドラマのワンシーンが流れていて、わー、ずいぶんドラマの内容も変わったなと思うんですが、ああいうふうに、もうこのコロナオペレーションというものが皆さんの中に結構浸透してきているのかなというところ、これはやっぱりすごく感じるし、それが今、人がこれだけ動き出しても、なお数が爆発的に増えてないというところにつながっているのかなと思っています。

記者
 ほかにありませんでしょうか。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 読売新聞、池園と申します。障がい者の施設の一斉割引キャンペーンについてなんですけれども、市としては、市内の障がい者関係の施設のほうで、売り上げ減少というふうになるんですけれど、どの程度、その打撃を被っておられて、支援が必要だというふうにお考えになられたということをお伺いします。

市長
 はい、今、読売新聞さんからの質問で、障がい者施設が今どれくらい打撃を受けて、厳しい状況にあるのかという認識と、これからということでご質問をいただきました。
 今日、原課が入っているんで、お答えさせていただきます。

事務局(保健福祉局)
 売上がだいたい3割から9割ぐらい減っていると伺っています。

市長
 売上がだいたい3割から9割、減っていると。ですから、この幅はあるものの、これぐらいの打撃は受けているということになります。

記者
 実際に割引キャンペーンの、何というか、割り引いた部分に補助というより、割引キャンペーンをやってくださいねという後押しをするというような認識でよろしいんでしょうか。

市長
 割引キャンペーン、ちょっと、たぶんね、これね、今まだ、こっちの新しい会見場でのオペレーションがね、うまくできてないんでね、たぶんこの質問も答えもね、たぶんこの音声に入ってないと思うんですね。なので、次回から、すみません、準備しますね、何か。

事務局(保健福祉局)
 割引した額に補填していただく、プラス割引キャンペーンで、いろいろのぼりを出していただいたりとか、いろんなお金に当てていただくということで10万円、福岡市から助成するという形に。

市長
 質問として、今この福岡市として、障がい者施設の割引キャンペーンということについて、割り引いた分を補填する形で支援をするのか。それともキャンペーン自体を盛り上げるというか、キャンペーンの宣伝というとこで、どういう形で協力をするんですかという読売新聞さんからの質問に対して答えとしては、その補填も行うし、またのぼりなどを配って、このキャンペーン自体の盛り上げも行うという。

事務局(保健福祉局)
 失礼しました。市としてはチラシをですね、お配りして、一施設当たり1,000枚。

市長
 チラシを配って、ひと施設あたり1,000枚ずつお配りをして、こういうキャンペーン全体のPRを行っていくという回答でございますね、はい。

記者
 ありがとうございます。

記者
 いいですか。

市長
 はい。

記者
 クリスマスプレゼントの件なんですけれども。

市長
 クリスマスプレゼント、はい。

記者
 ちょっと基本的なことで、この場所というのは、1万5,000人が入るばかでかいところということでいいんでしょうか。

市長
 福岡市のクリスマスプレゼント、マリンメッセ夢の舞台というのは、あのマリンメッセのとても大きな、あの会場でいいんですかという産経新聞さんからのご質問がありました。
そうです。あの場所、あゆが立って、B'zが立ってというね、あの場所に立っていただこうと思っています。

記者
 今、応募概要の応募資格のところ、ここって、どこまで厳密に、つまり2019年以降、福岡市内の施設等で公演があった云々とあるんですけど、どれぐらい厳密に、意欲があって、これからも福岡市でやるよというような、別に根っこが福岡市になくてもいいんですよね、きっと。
 そのあたりちょっと、どれぐらいの幅があるのかというのを。

市長
 分かりました。じゃあ、原課から、はい。

事務局(経済観光文化局)
 原課からでございますけど、基本的には福岡で活動拠点にされていると申し立てをいただきと思っております。
ここに応募用紙も付けてあるとは思いますけれども、その中で裏面の下のほうに、公演実績等をご記入いただいて、それで実績と判断させていただきたいと考えております。以上です。

市長
 これ福岡市の会見ではもちろんありますけれどもね、当然、福岡市と福岡都市圏というところもまた一体であったりもするし、当然、福岡都市圏に住んでね、福岡で活動しているという人もいるし、そういう意味では福岡市といいながらも、やっぱり私たちは一体なわけですね。
ですから、福岡市に当然活動の拠点を置いて、そして夢を追いかけているんだという人たちにはね、門戸を開きたいと思うんで、そういう意味ではプロ・アマも問いませんし、また厳密性でいってもね、そこまでのミリミリで取っていくという、その補助金制度とか、そういう話ではなくて、夢を提供したいと思っているんで、そういう思いを書いていただければと思います。

記者
 あとは、ここにもあるように、お客さんは入れるけれど、それはまだ具体的に決まってない。どれぐらい入れるかというのを含めて決まってないという。

市長
 はい。
 夢の舞台、実は最初は無観客で、オンラインでの中継というかですね、マリンメッセでやっているところをプロモーションビデオに使ってもいいし、オンラインで見ていただくという場にしようかという議論ももちろんありましたが、やっぱり演奏する側としてはね、そこにお客さんがいたほうが絶対テンションがやっぱり上がりますしね、そういう意味では、お客さんも入れてということになります。
 ただ、お客さんも当然、それはフルフル入れていいわけでは当然ありませんので、コロナというところを十分考慮した形で、どれぐらいの人数を、そして、また一般的に誰でもどうぞにするのか、各アーティストの持っている枠にするのかとかですね。そういう詳細を今、検討しているところです。

記者
 あと、もちろんプレゼントとしてはすごい、僕はやらないんであれなんですけど、たぶんすごいものだと思うんですけれど、何だろう、よりPRとかで、実は目玉で、この10組とは別に、19日に誰それと聞いたら、みんなが知っているようなやつが来てみたいな、そういう隠し玉ってあるんですか。

市長
 実は今マリンメッセでやるときにですね、応募者以外にも実は最後に嵐がやるとかですね、そういうビッグサプライズはないのか。サプライズは、あるにしてもここで言っちゃ意味がないですし。いずれにしても、ただというよりは、やっぱり、そのね、そういうアーティスト呼べばもう、みんなやればたくさん来てくれるけど、それがやりたくてもできないというのが今の状況なので、あえてね、そういう形ではなくても、マリンメッセで俺はやったんだぜというところでね、やっぱり人、その支援というか、その目標が大事だと思うんですよ。
 目標があったら頑張れるんですよね。コロナのね、嫌なところというのは、いつ終わるかが見えないから頑張りにくいってところがあって、1年後でも2年後でもいいけど、もう明確に言われれば、そこまでみんな頑張れるんですよね。
 だから、ある意味このアーティストにとっての2020年という部分でいうと、最後にやっぱりこういう夢も待っているという、ちょっと見えるぐらいの近いところに夢を設定することで、みんな目標を持って頑張っていただけるんじゃないかなと思っております。

記者
 ほかにありませんか。どうですか。それでは、案件以外のところで質問お願いします。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 短く3つ、いいですか。

市長
 短く3つ、はい。

記者
 はい、すみません。
 1点目が、現在、屋台の公募中ですが、長浜地区に関して、これまでもなかなか出店に至っていないというのがあるので、どういうふうにお考えでしょうか。
 2点目が、あさってハロウィーンですが、福岡市として、例えば警固公園にかなりの人が集まるなど、何か対策をされるのかということを教えてください。
 3点目、ちょっと先なんですけど、年末年始の休暇の分散ですとか、延長について、市の職員や学校など、どうされるご予定でしょうか。

市長
 はい、分かりました。
 まず、最初が長浜の話ですね、はい。屋台についてはご承知のとおり、今、屋台の外にもテーブルを置けるようなとかですね、このコロナをきっかけにして、結局、国の規制緩和も進んだということで、いい動きもあるんです。
 公募もスタートということになりますけれども、長浜の屋台の今、数が少なくなっている問題があります。まずは公募をとにかく、せっかく始めたんですから、しっかり公募をして、事業者に来ていただけるということが大事かと思います。
 ただ一方で、その長浜エリアですね、そもそもなぜ長浜に、長浜ラーメンとか、長浜の屋台の文化が広まったかというと、それは長浜の鮮魚市場で働く人たちが早朝、深夜、出勤をしたりとか、仕事終わりだとか、こういうときに食べて飲んでというような、しかもそれはスピーディーにできるというようなことで、始まったのがそもそもの長浜屋台の始まりだったわけですよね。
 ただ一方で、そうした皆さんも例えば高齢化をしてきているというようなこともありますし、また周辺にマンションがこう建ったりして、住民のその周辺の環境も変わってしまったとか、もしくはやはり天神、中洲というような人がこう、より集まるエリアというところに、屋台や人もさらにこう集積をしてくるというような、大きな時代とともに環境の変化ということもあったかと思います。
 ですから、まずは今の公募をしっかりやるということが第一義ですし、また、今後の状況によってはですね、その在り方とかいうこともまた考えていかなくちゃいけないかもしれないですね。
 それから、ハロウィーンが近いということです。警固公園等に人が集まるというような、例年の動きがあるんですが、ただ、これ誰かが主催しているわけではないんですね。福岡市が主催とか、民間が主催でみんな集まれといっているわけじゃなくて、自然発生的に何となくみんな、人がいるところに集まるわけですね。
 仮装したら、人に見てほしいから。ですから、そういう意味では今年もハロウィーンというところで、皆さん、一定集まってくることも想定はしていますので、そこについては例えば対策としてですね、密になりすぎないようにとか、こうような対策は一定、もちろん行政としても準備はしていますし、また中央署とかをはじめですね、関係の皆さんとの対応の準備はしています。
 ただ一方で、ハロウィーンというのは、これはもう自分たちで勝手に集まってきているというか、集まりたい人が自然に、自然発生で集まっているものを行政が例えば警固公園集まっちゃだめよとかいうのも、あまりこうセンスがないかなというか、ここを追い出したとしても、どうせまた別のところに集まるだけの話なんですよね。ですから、お願いをしたいことといえばですね、例えばハロウィーン、みんなで集まりたいというのも分かる。
 そのときに例えば、今年であればですね、マスクをしてでも楽しめるコスチュームとか、例えば今年であると、例えばこう、禰豆子(ねずこ)の竹を書いたマスクを着けるとかですね、そうすると、これ感染対策にもなり、旬のコスプレもできるとか、こういうですね、今のこのコロナ時代2020年のコスプレをぜひね、皆さん楽しんでいただきたいと思うわけですね。
 ですから、何かこう工夫をして、やっぱりこれって、私はあんまり行政があれもするな、ここ入るなというのは何かもう嫌だなと思うんです。そういうような形じゃなくて、みんな参加する人が自主的に来ているんだから、自主的に何か感染対策を打って、やっぱりそういう、そのコスプレの中で感染対策しっかり行えるようなもので、ぜひ楽しんでいただければなと思います。
 禰豆子以外にも何かあればですね、マスクを着けながらのね、コスプレがあったらいいですよね。
 また、あとお酒ですね、どうしてもやっぱり、それはみんなそうだと思うんです、お酒入ったらだんだん緩くなって、いつの間にか、マスクも外すし、もう2019年に戻るというようなことって、やっぱりお酒を飲むとどうしても緩くなってしまうところがあるんで、そうしたマナーだとか、もしくは例えば当然ながら道路を例えば占拠をするとか、はみ出すとかですね、もしくは器物を損壊するなんていうことになったら、これはハロウィーンであろうがなかろうが、いつもしちゃいけないことだし、こういうことがあるから、もうハロウィーンの時期は例えば警固公園は閉鎖しますなんていうことは、私は絶対したくないんですよ。
 そんなことしたくないから、やっぱりみんなでマナーと、それから感染対策というのをしっかりしてね、楽しむときは楽しんでいただければいいんじゃないかなと思います。
 それから、最後が年末年始の密にならないための、その出社時期というかですね、仕事始めの時期をずらしたほうが、ずらしてはいかがかというような、ご提案が国からあったり、なかったりで、いろいろしている話についてなんですけれども、実は福岡市役所としてはですね、一つの働き方改革という意味もあって、仕事納めの式を今もうやめているんですね。
 休める人はもう議会がクリスマス前に終わるんで、もう休める方はもう早くから、どうぞお休みくださいってことをしていたんです。
 一方で、今年(正しくは、来年1月の)11日というような、目安だというようなお話もありましたけれども、そんな話も出ています。福岡市としてはですね、毎年1月4日に仕事始めの式を行っていたんですね。
 こうしたものがあると、当然、幹部の皆さんは出てくる。幹部の皆さんが出てくると、その部下の人たちは出て来ざるを得ないというような、こういうことになってしまうので、仕事始めの式はやめたいと思います。
 これ市役所ですから、当然、市民に関わる仕事たくさんしていて、年末年始だから水が出ませんとかですね、下水が流せませんとか、ゴミの収集来ませんといったらみんな困りますよね。だから、年末年始とか関係なく、もう年中、市民サービスしなきゃいけないところはしなきゃいけないし、年が明けて、例えば市民の窓口サービスで一定やらなきゃいけないところもあるわけですね。
 ですから、こうした市民サービスというところについてのどうしてもしなきゃいけないところについては、通常どおりという形で対応しますが、一方で市役所にもいろんな部署、いろんな仕事がありますので、休めるところについてはですね、4日に来る必要はないと。
 自由にフレキシブルに何日まで休むのか、その1週間休むのか、どうなのかというようなこと、例えば年末休めない人はもう年始は長く、別に11日まででも、どうぞ休んでいただいて結構です。
そこは市民サービスというところで、しなければいけないことはしっかりしながらも、切れ目、区切りとしての1月4日の式みたいなのはやめます。
 ですから、私も年頭の会見はしません。ですから、どうぞ休める方は休んでいただいて、皆さんも休める方は休んでいただいてということでやりたいと思います。

記者
 学校についてはいかがでしょう。

市長
 学校は、文科省から、特に例えば何か通知が来ているということもないわけですね。1月確か7日ぐらいからスタートということで、変わりはないと聞いています。

記者
 ありがとうございました。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 西日本新聞ですけど、コロナの第3波というのも予測される中で、今後、休業要請ですとか、学校の休校に関する現時点での市長のお考えを改めて、お聞きかせていただいてよろしいですか。

市長
 はい、今、2波のほうは、いったん収束を見せたと思うんですが、当然これから寒くなってくる中で3波、本当に来なければいいんですけれども、来ることも想定はされるわけです。
 この波をいかに小さくするかということが肝要だと思っています。そのための対策として、今日、移動出張PCRセンターというものも発表させていただきましたし、さまざまな対策は、今、準備はしています。
 もちろん緊急事態宣言とか、外出自粛とかですね、こういうことは私としてはもう最低限にすべきだと思っています。それは、やはり今、芸能人というところもそうだし、子どもたちもやっぱり自殺って実は増えているわけですね。
 それは自殺未遂で表にならないことも含めて、実は本当に福岡市内とってみてもたくさん実はあるし、そのコロナにかからない、もしくはその予防ということで行うメリットもあるんですが、一方で大きなやっぱり経済的にも、もう明日の生活も苦しいというような人もたくさん出てきたりとか、それから仕事をする場所がなくなってしまうとか、本当に苦しんでいる人もたくさんあるという、メリットデメリットを考えると、やっぱりああいう外出を自粛したり、緊急事態で一斉にもう社会経済活動を止めてしまうというのは、やはりよほどそれよりも大きなデメリットが想定されるということが確定をするときにすべきだろうなと思っています。
 やはり1波のときというのは、本当に何も分からない。ただ海外で、すごいたくさんの方が亡くなっているという話だけが入ってくる中では、あれは妥当な対応だったと思いますが、今いろんなことが見えてきた中で、そしてオペレーションも分かってきた中ではですね、やはりそのデメリットの大きさということも次第にどんどんこう、出てくる中では極めて慎重にすべきだと、私は思っています。
 はい、どうぞ。

記者
 市長、先週の会見でも、ちょっと出たんですけれども、ちょっと都構想の関連で1点、はい。

市長
 はい、はい。

記者
 先週の会見では、福岡市として都構想というのは目指すわけではなくて、いわゆる特別自治市を目指すというお話だったんですけれども、1点、福岡市が特別自治市を目指す理由というのは、どんなところなのかというのを教えてください。

市長
 分かりました。
 11月1日に、大阪都構想の投票があります。どういう結果になるのかというのは、本当に楽しみに見ています。どちらが選ばれても、それは大阪に住む人たちが大阪の未来を自分たちで決めるわけですから、すごくこれはどちらでも本当に尊重して、それが大成功するように取り組んでいただければいいと思います。
 福岡市としては、やはり基礎自治体優先の原則というものから、やはり市民に一番近い政府が一番多くの物事を決めていくということを目指していきたいということは、これはもう長年、言い続けてきていることでもありますし、政令指定都市市長会議の中でも、こうしたものが全体の方向性として、これまでも進めてきた話であります。
 大阪都構想が可決をされたということになれば、これはいろんなものにこう閉塞感がある中で、何かこう、それが何であれ、やっぱり自分たちで決めればいろんなことを変えることができるんだという可能性を、それを全国に与える力があると思うんですね。
 それが結果、どういう結果になろうとも、自分たちで自分たちの未来を決めることができるという可能性をね、示すことができると思うんです、都構想可決されれば。一方で福岡市としては、やはり基礎自治体優先の原則の中で、例えばいろんな手続きがですね、例えば今、二重行政がどうとかって話がありますが、二重ではなくてですね、二層構造になっているわけですね。一気通貫ではできない。
 例えば都市計画を変えるにあたっても、福岡市としての例えば計画があって、これが承認されたとしても最後の本当に1%、2%、例えば県の、例えば承認も必要だとかですね、このプロセスがあると非常にここで駆け引きがあったりとか、時間がかかったりとか、いろんな例えば議員さんが入ってきたりとか、いろんなことが起きるわけですね。
 これがやっぱり一気通貫でできるようになると、これはスピード感をもって、いろんなことをやろうと、市として意志を持ったときに、やっぱりあとは国の法律との調整だけで済むようになってくるわけですね。そもそも基礎自治体優先の原則の中でいえば、中2階にある中間自治体、つまり広域自治体である県、都道府県の役割というものは、これは基礎自治体ができないことをフォローするということですから、できることまで、その権限を奪う必要ないわけですね。
 ですから、福岡市としてはこれが一気通貫にいろんなことがチャレンジできるようになる、特別自治市ということになればいいなという思いは持っています。
 ただ、これ、なればいいなということで、これまでやっていますけど、いざやろうとしたらですね、これ大変ですよ。そりゃあ、だって、まず都道府県の皆さんからすると、今の大阪都構想でいうとこの市、大阪市の皆さんというかね、市役所の皆さんと同じ形になるわけですから、やっぱりこれ業務もまた新しい業務に増えて移行しなきゃいけないとか、いろんなことが、の調整を考えると、政治的にも相当大変です。
 大阪もあれだけ、政党をつくってまでチャレンジをして、これだけやっぱり時間もかかって、大きなこれ仕事になっているわけであるので、いわんや特別自治市になるというときにですね、権限を持っている、つまり強い立場の人のほうが、これ手放さないといったら、なかなか交渉にならないわけですね。
 ですから、これを本当に進めようとすると、これは相当な政治力と、それから本当にそれこそグループを、グループというか、政党をつくってぐらいの勢いで、本当に大阪ぐらいやらないと、なかなかできないと思います。
 だから、これはやるべきだと思いますけれども、私は今そこに力を注いだりとか、自分のポリティカル・キャピタルというですね、要するに自分の政治的な力の全てをそこに注ぐというよりも、私はもっとやることがほかにあるので、そっちを優先して、私はやりたいと思っています。ただ、本来であれば、特別自治市という形で基礎自治体の原則に従って、別にこんな闘争しなくても速やかに、例えば県が権限と財源をしっかり移譲してくれるというようなことにね、なっていくとスムーズなのかなって思うんですね。
 ご承知のとおり、先日の福岡市議会の中でも、例えば議員さんがこう、結構いろいろ言っていましたね。つまり福岡市の海であっても、海の管理というのが海岸については県の権限で掃除しなきゃいけないと。汚れたりとか、それから違法投棄があったりとか、そんなんで地元の人は苦しんでいると、掃除してほしい。でも、この権限は県なんですね。じゃあ県にいってもお金がないから、今年掃除できないから、福岡市やってくれというような、こういうことが実際起きているわけですね。こういうことが権限と財源が同じ市内のことであれば、やっぱり市民にとっては一番近い市役所に行ったりとか、区役所に来るわけですよね。
 こういうことが、だから二重に重なっているんじゃなくて、二つにこう、二層に分かれているというようなところがあって、これが一元的に一つの市民一番近い政府が対応できる権限と財源がしっかり移譲されれば、地域の声が上がればスムーズに対応できるわけですね。
 ですから、こうなればいいという特別自治市、より多くの権限を基礎自治体に移譲してくるということが私はいいと思いますが、それに政治的に私が政治生命を賭けるとかいうほどの今、そこに対してのモチベーションがあるわけではなくて、それ、やらなきゃいけないことだとはすごく思っていますけれども、一方で、そこに力を使って倒れてしまったらしょうがないんで、ほかにもっともっと私はできることがあるので、それをどんどん改革をしていって、もっと大きな日本を変えていったりとかというようなところでね、チャレンジできればと思っています。

記者
 ほか、ありませんでしょうか。
 はい、なければこれで終わりたいと思います。

市長
 どうもありがとうございました。

※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。