消費生活センターでは,悪質商法に限らず,暮らしに役立つさまざまなテーマのコラムを西日本新聞に掲載しています。
(原則,毎週月曜日の朝刊へ掲載)
【事例】「契約中の大手通信事業者の関連会社を名乗り、『現在のままだと固定電話が使えなくなる』と言われ、IP電話への変更を勧められた。『よく分からない。息子に相談する』と電話を切ったが、本当に使えなくなるのか」
NTT西日本は2024年以降、固定電話網からインターネットなどのデータ通信を主とするIP網への移行に伴い、電話会社内の設備の切り替えを予定しています。IP網への移行後も現在使用中の電話機や電話番号はそのまま使うことができます。設備の切り替えに伴う手続きや自宅内での工事も不要です。
事例のように、この設備切り替えに便乗し、固定電話や固定電話の番号が使えなくなる、といった虚偽の勧誘を受けたという相談が多く寄せられています。「アナログ電話が使えなくなるので、デジタル電話への切り替え工事が必要」「この辺り一帯で回線の切り替え工事があり、今までの電話機が使えなくなる」といったセールストークにも注意してください。
勧誘を受けてもよく分からない時は、その場で返事をせず、家族や周囲の人に相談しましょう。悪質な勧誘で契約してしまったり、不審に思ったりしたら、早めに消費生活センターやNTT西日本の問い合わせ先にご相談ください。
部署:市民局 生活安全部 消費生活センター
住所:福岡市中央区舞鶴2丁目5の1
電話番号:(相談専用電話)092-781-0999 (事務室)092-712-2929
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