NPOと市がともにはたらくプロジェクト
福岡市共働事業提案制度
令和2年度実施事業 中間評価について
NPO等と市が対等な立場で知恵も力もお金も出し合い,市民サービスの向上や地域課題の解決をめざす「共働事業提案制度」。
令和2年度に実施されている事業のうち,翌年度も共働事業として継続を希望する事業について,中間評価を行いました。
日時
令和2年10月12日(月曜日) 14時00分~16時30分
会場
福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん セミナールーム
1 中間評価
フードバンクを活用した食品ロス削減啓発事業
- 実施団体:(特活)フードバンク福岡
- 市担当課:環境局事業系ごみ減量推進課
- 講評:
- 新型コロナウイルス感染症の影響下での社会的弱者への支援として,より重要性を増している事業であり,食品ロス削減量・食品提供企業数の増加や認知度の向上等成果も出ていると考えます。
今後は,共働事業終了後も継続的な取組みとなるよう,受取団体へのアンケートや食品関連企業へのヒアリングの分析結果等を踏まえ,食品配送のより効率的な仕組みを確立されることを期待します。
まちなか里山事業
- 実施団体:(特活)グリーンシティ福岡
- 市担当課:住宅都市局植物園,住宅都市局みどり運営課
- 講評:
- 都市の緑地の保全・活用を図る意義のある事業と考えますが,市の役割や共働の相乗効果が見えにくい印象です。実行委員会内で改めて協議の場を持ち,事業全体の目的や課題を整理してください。
現段階では緑地の「保全」に力を入れている印象ですが,「活用」についても,今後,市の発信力を十分発揮し,市民に関心を持ってもらうための広報や,近隣住民や企業との連携に一層取り組む必要があると考えます。
外国人材受入れ支援事業
- 実施団体:(特活)グローバルライフサポートセンター
- 市担当課:経済観光文化局経営支援課
- 講評:
- 中小企業における人材不足解消を図る上で意義のある事業と考えますが,市の役割が見えにくい印象です。今後,行政内の関係部署と連携を図る等,市とNPOとの共働の相乗効果を発揮してください。
新型コロナウイルス感染症の影響による,外国人材を取り巻く情勢の変化に柔軟に対応するとともに,企業や労働者側のニーズを的確に把握し,受益者のニーズに応じた成果を出されるよう期待します。
古代おもてなし料理の復元・活用事業~古代食による歴史へのいざない~
- 実施団体:(特活)デザイン都市・プロジェクト
- 市担当課:経済観光文化局史跡整備活用課
- 講評:
- 新型コロナウイルス感染症の影響があり進捗に遅れが生じたということですが,課題の焦点化が進んでおらず,今後どのような成果に繋がるかが見えにくい印象です。
様々な分野・業界をリサーチの上,ユニークな企画を創出されることを期待します。
鴻臚館のブランディング全体の中で,古代食を活用した情報発信を効果的に行えるよう工夫し,市の魅力向上や観光振興に繋がる事業として発展されることを期待します。
2 令和2年度実施事業 その他の事業の実施状況
早良南部地域における交流人口の拡大による地域活性化事業
- 実施団体:(特活)環境文化プロジェクト機構
- 市担当課:早良区企画課
公民館コラボLAB