昔は立候補の制度がなく、投票する人は被選挙権を持っている人の中からだれかを選んでいたんだって。 でも、議員になる気もないのに選ばれたら大変だよね。 どうやら、議員になりたい人が「私は議員になりたいと思っています。」と、意思表示をしていたらしい。 そして、大正14年(1925年)に立候補の制度ができたんだよ。 ちなみに、「福岡市史(明治編)※」に初めての市議会選挙の時の決まりがのっていたけど、「投票所には、投票にきた人の受付のため、そして、投票にきた人が誰に投票するか見るために、選挙できる人の名簿を2冊用意しておくこと」や、「投票所には、投票する人が使う墨、硯、筆を用意しておくこと」など、いろいろ細かく決められていておもしろかったよ。
※福岡市史(明治編)…福岡市役所が発行した、福岡市の歴史を書いた本。
|