現在位置:福岡市ホームの中の市政全般の中の交通・道路・都市整備の中の都市整備の中の福岡の都市づくりの中の市街地整備の状況の中の中央区から天神地区第一種市街地再開発事業(エルガーラ)
更新日: 2012年3月12日

天神地区第一種市街地再開発事業(エルガーラ)


事業の目的

当地区は都心部にありながら不整型な敷地であり十分な高度利用がなされていませんでした。

また周辺では大規模開発が計画、進行中であり、周辺交通量の増加が予想されているにもかかわらず、道路が未整備で細街路しかなく、地区を縦断する幹線道路がありませんでした。

このため、「福岡都心構想」(昭和63年)において、福岡市の基本構想である「活力あるアジアの拠点都市」を目指し、当地区を含む天神地区については都心中枢機能の高度化、魅力ある商業空間の創出及びアメニティ空間の創造を図り、また、道路の再編等が提言されていました。

そのような状況の中で、当地区の権利者は自主的なまちづくり推進の組織である「天神東南地区再開発協議会」が設立され、その後再開発事業が着手され、平成9年3月に完了となりました。

当事業の完成により、天神通線が国体道路まで連続し交通渋滞の緩和が図られ、西側のパサージュを有する天神再開発線は快適な歩行者空間として、都心部の歩行者の回遊性向上に寄与するとともにくつろぎの空間となっております。


エルガーラの画像

建物外観


所在地等

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事業区域図

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所在地

福岡市中央区天神一丁目の一部


施工者

福岡市


区域面積

約1.2ヘクタール


権利者数

土地・建物所有者:13名
借家人:15名
 計:28名



事業の概要

1.周辺道路網と整合した道路の再編、整備

  • 天神通線の国体道路への連結
  • 天神再開発線の歩行者専用道路の新設
  • 堅粕西新線及び天神11号線の改良

2.敷地の統合による土地の合理的かつ健全な高度利用

  • 敷地の共同化による施設建築物の一体的整備 
  • 高層化による都市空間の確保

3.21世紀に向けた高度な都心機能の強化と魅力的な都心空間の創造

  • パサージュの整備による高度な歩行者空間の確保
  • 彫刻の設置、ライトアップによる魅力的空間の確保
  • 地下鉄3号線天神南駅との直結による地下歩行空間ネットワークの強化
  • 一般車用と物流車の道線を分離し、物流施設については西側隣接ビルの分を集約し交通混雑の緩和を図る
  • ハート・ビル法の認定


事業の経緯

年時 経緯
昭和63年A調査
昭和63年12月再開発計画推進地元陳情
平成元年B調査
平成元年6月天神東南地区再開発協議会発足
平成2年4月天神地区再開発推進協議会に名称変更
平成2年5月キーテナント(百貨店)出店表明
平成2年12月都市計画決定(12.17)
平成4年3月事業計画認可(3.4)
平成5年1月事業計画変更
平成5年3月権利変換計画(案)の縦覧
平成5年10月権利変更計画決定
平成5年10月権利変換期日(10.21)
平成6年2月建築工事着工
平成9年2月建築工事完了
平成9年3月再開発ビルオープン


施設概要


敷地面積

約6,800平方メートル


建築面積

約4,500平方メートル


延べ床面積

約69,100平方メートル


構造

鉄骨鉄筋コンクリート造
地上13階 地下5階建


主用途

商業施設・文化施設・業務施設


駐車場

約300台



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建築断面図

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公共施設整備

名称 幅員 延長
都市計画道路
天神通線(新設)
22m約100m
都市計画道路
堅粕西新線(国体道路・改良)
11m約110m
区画道路
天神再開発線(新設)
6m約120m
区画道路
天神11号線(改良)
8m約50m

事業費

総事業費 約420億円