住宅都市局、財政局、道路下水道局などで、市有建築物の建設・維持管理や都市計画、まちづくり、用地買収、建築指導などの業務に従事します。
天神ビッグバンで地元に貢献
実家のリフォームがきっかけで、建築の分野に興味を持ち、大学卒業後、東京の民間企業で住宅の現場監督などを経験しました。お客様の喜ぶ姿がやりがいに繋がっていましたが、次第に、地元福岡のために貢献できる仕事がしたいと思ったのがきっかけです。
市民の方々と接する機会が多く、やりがいを感じます。また、建築職では、都市計画やまちづくり、建築審査・指導、市有建築物の設計・施工管理など、民間企業と比較して多くの業務に携われるチャンスがあります。
都心部のまちづくりの誘導・支援などを行っています。私が担当する天神地区では、天神ビッグバンなどにより、先進的なビルへの建替えに合わせ、都心の森1万本プロジェクトなどを推進し、みどりやアート、歴史など、多様な個性や豊かさを感じられる、多くの市民や企業から選ばれるまちづくりに取り組んでいます。
天神ビッグバンについては、警固断層などのリスクに対応するため、規制緩和を積極的に活用し、民間投資を喚起することで、耐震性が高い先進的なビルに建替えることにより、多くの市民や働く人・訪れる人の安全・安心につなげ、さらに都心部の機能を高めることで、新たな空間や雇用、税収を生み出すプロジェクトです。
私にとって天神は、幼少期から身近で愛着のある場所です。天神ビッグバンによる都市のアップデートが行われている転換期に携われることは、大きなやりがいです。まちづくりには、これといった正解がなく悩むことも多いですが、社会情勢の変化を捉えながら、今、都心部に求められる空間や機能は何なのか、常に検討しています。
スピード感のある職場の中で、とても前向きな方が多く、悩んだ時はいつでも相談できる環境で仕事をさせてもらっています。また、先日、育児休業を取得しました。職場の方がサポートしてくれる環境なので、仕事と家族との時間を両立しやすい環境です。
都心部のまちづくりには、開発事業者、地域の方、庁内の各部署など、多くの関係者がいますので、様々な思いを総合的に調整し、まちづくりの成果として目に見える形になった時に、とても達成感を感じます。
自分の仕事が市民生活にどんな効果をもたらすのか、自分が市民の立場だったら嬉しいかな、と考えながら仕事をしています。自分にとって些細だと感じることも、必ず誰かの役に立つと信じて仕事に向き合っています。
市民の安全・安心な生活を守ることが、建築職の一番の使命だと思っていますので、その根幹を担う建築指導・審査の部署で、市民の方々のサポートがしたいと考えています。
家族との時間を大切に過ごしています。また、学生時代から音楽が好きで、2歳の息子とドラムを叩いてリフレッシュしています。
建築職は、建築のプロという立場で、様々な場面で市民生活に直結する仕事を行いますが、知識と経験が豊富な職員がたくさんいますので安心してください。福岡市をより良くしたいという思いがあれば、きっと前向きに仕事ができますよ。