獣医師として幅広い活躍ができると考え、動物病院から福岡市役所に転職しました。
また、福利厚生制度が充実していることから、獣医師という資格を活かしながら、結婚や出産といったライフステージの変化に合わせた働き方ができると考えたこともきっかけの１つです。

育児と仕事を両立しながら働く先輩職員が多数在籍し、それぞれの職員が生き生きと働いており、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができると感じています。
また、異動する度に色々な経験ができ、日々学ぶことも多く、成長できる環境だと感じています。

食肉衛生検査所では、牛や豚が食用に適するかどうかを判断する検査を行い、必要に応じて精密検査を実施しています。
私は精密検査の中の一つ、病理検査を担当しています。病理検査では、病変部位から組織切片を作成、顕微鏡検査を行い、腫瘍なのか炎症なのかなど、様々な病気の診断を行っています。

競りが行われる市場とつながっているため、自分たちが検査したお肉が流通していくところを間近で見ることができるのが一番やりがいを感じる瞬間です。食卓にあがるお肉の安全を守っていると日々実感しています。

限られた時間の中で検査結果を出す必要があり、係内で協力して効率的に診断しなければならないため、検査の進捗状況の共有など、連携を大切にしています。
また、係内で勉強会を行い、検査精度を上げるため常に努力しています。

疾病に罹患している疑いがある牛や豚を検査した際に、他の係の検査結果と合致したことで、自分の検査結果にいっそう自信を持つことができました。
また、全国食肉衛生検査所協議会の病理部会に参加し、他の自治体に所属する病理検査担当獣医師と交流し、最新の知見を得ることができ、良い刺激を受けました。

年度によって担当業務が変わることがあるため、その度に分からないことと出会います。自分で調べることはもちろん、先輩職員や上司に相談し、そのままにしないことと、何事にも好奇心や向上心をもって業務に当たるよう心がけています。

食の安全を守ることにやりがいを感じているため、現在の業務を極めることが一番ですが、他の業務では、食中毒の原因を検査する機関や水質検査を行う機関などにも興味があります。

自宅でゆっくり過ごすことが好きです。動画配信を見ることもあり、最近は海外の恋愛ドラマをよく見ています。

自分もまだ模索中ですが、福岡市職員の業務は多岐にわたるので、自分にできることを活かせる仕事や配属先に出会えると思います。
また、福岡市は「天神ビッグバン」「博多コネクティッド」などで、街全体が発展を続けていますし、県外から来た方にも、住みやすい街です。