消防局などで火災、救急および救助といった有事の緊急活動はもちろん、「火災予防運動」などの防災意識の啓発も行います。
未来につなぐ安心安全な毎日
友人が消防士だったことがきっかけで調べるようになり、話を聞くうちに業務内容に惹かれました。
また、食べ物もおいしく住みやすい福岡市に貢献したい気持ちと、さまざまな業務に携わりたい気持ちがあり、政令指定都市の一つである福岡市の職員になりたいと思いました。
体力が必要な業務だけでなく、事務仕事も多い点に驚きました。
また、職員同士が24時間一緒にいることから、距離も近く、普通の職場ではなかなか味わうことができない環境の中で仕事ができています。
救急警防隊として勤務しています。救急事案には救急車で出動し、救急隊員として患者様の容態を観察・処置し、安全かつ迅速に病院まで搬送します。火災などの災害があった際は消防車で出動し、警防隊員としてホース延長や放水などの消火活動を行っています。
困っている方や苦しんでいる方の助けになれるところが一番の魅力です。
救急出動して病院へ搬送した際に「ありがとう」と言われると、消防士になってよかったと毎回感じます。
現在の職場は5人配属の3人勤務で、20代から60代まで幅広い年齢層で構成されており、私が一番年下です。人生の先輩方に囲まれ、仕事の話だけではなく、恋愛の話や日常生活の話を聞いたりアドバイスを受けたりと、とても楽しい環境の職場です。
市民の方々への接し方として、どうしたら安心していただけるかを救急出動するたびに考えさせられます。正解は一つではないと思うので、先輩や上司の姿をお手本に、私なりの接し方を見つけるようにしています。
公務員としての身だしなみ、不安に感じている方に安心してもらえるような声かけや表情、言葉遣いなどの接遇を大切にしています。また、消防士としての体力づくりやケガ、体調管理にも気をつけています。
災害救急指令センターに興味があります。119番通報を受信し、通報者の方から必要な情報を迅速に聞き出して指令を出している姿を実際に見て、私もやってみたいと思いました。
体を動かすことが好きなので、天気のよい日は山登りやランニングをして過ごしています。旅行に行ったり、家でのんびり映画鑑賞をしたりすることもあります。
消防職員は体力のいる仕事だけだと思われがちですが、予防業務や査察指導など、現場に出動する以外の業務もたくさんあります。これを見たあなた、次はあなたが消防士になる番です。挫けそうになることもあると思いますが、後悔のないように頑張ってください。一緒に働けることを楽しみにしています。