消防局などで火災、救急および救助といった有事の緊急活動はもちろん、「火災予防運動」などの防災意識の啓発も行います。
過酷な現場を乗り越えられる信頼関係
小さな頃から市民の安心・安全を守る消防士という職業に憧れを抱いていました。父親も消防士として働いており、その姿を常に身近で見ていたことも理由の一つです。
最初は知識や技術が全くなく、本当に自分が消防士としてやっていけるのか不安でしたが、分からないことを気軽に教えてくださる多くの先輩職員や何でも言い合える同期の助けもあってそのような不安は払拭できました。
特別高度救助隊として火災現場や水難事故、交通事故、NBC災害等のさまざまな災害現場に出動しています。
また、有事の際には緊急消防援助隊として福岡市外に災害派遣されて活動することもあります。
火災現場では、さまざまな予期せぬトラブルや困難が発生することもしばしばです。
しかし、どんな場面でも今まで行ってきた訓練等で培った知識や技術、チームワークを活かして乗り越え、市民のために活動できた際には大きなやりがいを感じます。
明るく働きやすい雰囲気です。年代(20代~40代)を問わずコミュニケーションがきちんと取れており、悩みごとなども躊躇なく相談できます。そのような関係性を活かし、どんな訓練や災害現場でもお互いにカバーし合って活動することができています。
日々の訓練や現場活動では、できないことや分からないことが数多くあります。多くの「できない」を「できる」ようにするために、日々勉強したり訓練したりする過程は苦労を伴いますが、必ず市民の安全・安心に繋がるという思いを胸に努力を続けています。
消防車や救急車の見学に多くの子どもたちや親御さんが消防署に来られます。「頑張ってください」といった応援の言葉をいただく度に、これほどまでに市民の方々に応援されている仕事であることを実感し、自分の仕事に誇りを持てます。
今まであまり経験したことのない部署を経験して新しい発見や学びを得て、さらに自分自身のスキルアップを図り、市民のために働きたいと考えています。
休みの日は家族でドライブをしておいしいものを食べに行ったり、子どもと公園で遊んだりしています。
また、中学から大学まで陸上競技をしていたこともあり、時間を見つけて陸上競技場で走ることもあります。仕事で疲れが溜まっている時は温泉に行ってリラックスしています。
消防には警防隊、救助隊、救急隊などの他にもさまざまな部署があり、すべての職員が福岡市民の生命や身体、財産を守るために誇りを持って仕事をしています。その中の一員として、ぜひ市民のために一緒に働きましょう。