消防局などで火災、救急および救助といった有事の緊急活動はもちろん、「火災予防運動」などの防災意識の啓発も行います。
「災害現場」以外にも市民の安全を守れるフィールドがある
学生時代を福岡市で過ごし、知り合いも増え、福岡市が日に日に発展している姿に惹かれたからです。福岡市は人口も多く、政令指定都市の1つとして、より規模の大きい業務に携わることができると考えました。また、学生時代に福岡市消防局で勤務している先輩の話を聞き、私もその一員になりたいと思いました。
消防職員というと「災害現場活動」というイメージが強くありましたが、「規制事務」もあり、業務内容の幅の広さに驚いています。まさかこんなに法令集を読みこむことになるとは想像もしていませんでしたが、毎日やりがいを感じながら仕事をすることができています。
法令に基づいて、高圧ガスの規制や、花火大会などで火薬類が安全に取り扱われているかの検査を担当しています。具体的には、施設への立入検査や許可申請の審査、届出の受付を行います。また、令和5年度からは「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」に関する業務が福岡県から移譲されてきます。現在はその移譲に向けた準備を進めています。
法令を読むのは根気が必要ですが、点と点がつながった時、それまでの学習が実を結んだという喜びが感じられます。地道に積み重ねることができるという自分の強みを生かすことができ、嬉しく思います。
コミュニケーションを取りやすい環境で、1人で解決できないことは、係内で話し合うようにしています。新しい業務にも、係内の皆で方針を検討・決定しています。職場の仲間は意欲的に取り組む人ばかりで、多少の苦労があっても、前向きに取り組むことができています。
自分が許可した施設が完成したことです。消防吏員というと、確かに自分の身体を日頃から鍛えているというイメージが強いですが、それだけではなく、一人ひとりが強みを生かして様々な業務を行えるところが面白いし、やりがいを感じます。
業務の中で判断に迷ったときは、関連する法律やこれまでの経緯などの必要な知識や情報を集めるだけでなく、実際に現地で関係者のお話をお伺いしたり、自分の目で確認することで、知識や情報だけでなく、現場の状況も考慮したうえで総合的な判断をするように心掛けています。
情報を発信していくことが好きなので、消防の業務を広報していく業務に携わりたいです。機会があれば、福岡市外への派遣も経験して今以上に多くのことを吸収し、特に女性がさらに魅力を感じる職場となるためにどのようなことが必要かを学びたいと思っています。
自然の中で太陽の光を浴びるとリフレッシュになるので、公園などでランニングをして体を動かしています。最近は、スポーツ観戦も趣味としており、アスリートの生き方や考え方に刺激をもらっています。
消防職員というと「災害現場活動」をイメージすると思いますが、それだけではありません。私も苦手や弱点は多くありながらも、今の業務で強みを生かすことができています。必ず誰にも強みがあるので、皆さん一人ひとりの強みを活かしてチャレンジしてください。