道路下水道局、住宅都市局、港湾空港局、水道局、区役所などで、上下水道や道路などの計画、設計・監督、維持管理や都市計画、まちづくり、交通対策等の業務に従事します。
すべての工事において基準となるルールや単価を作る
橋やダム等大きな建造物がもともと好きだったのもありますが、生活をより安全で豊かにする都市基盤整備に携わりたいと考え公務員を志望していました。その中でも政令指定都市である福岡市は、より市民に近いところで様々な事業に携われると考え、志望しました。また、異動も基本的に福岡市内に限定されるというのも魅力的だと思いました。
業務範囲の広さにまず驚きました。市役所と聞いて想像する窓口業務以外にも、イベントを企画するような部署もあり、多方面から市民生活を支えていることを実感しました。また、土木とは縁のなさそうなところにも土木職の人が配属されていたのにも驚きました。
主な業務は、公共工事(土木)の積算基準・単価改定及び積算システムの運用管理や、国が進める建設業の働き方改革「i-Construction」のひとつであるICTを活用した工事を推進することです。その他に、市内部の工事発注部署からの積算などの技術基準に関する相談を受けています。
すべての工事において基準となるルールや単価を作っているため、責任は重大ですが、円滑な公共事業推進の一助になっていると思うとやりがいがあります。また、システムの運用管理業務では、システムやソフトウェアに関して不慣れな用語や仕組みに苦労していますが、周りにも助けられながら、業務を進めることができています。
担当業務についてよく同僚と意見交換をしており、相談しやすい雰囲気です。上司も愉快な方で楽しく仕事しています。また、建築職や電気・機械職の係もあり、今まであまり一緒になることがなかった職種の方たちの業務や考え方に触れることができ、勉強になっています。
学生までは地元内でのコミュニティでしか話すことがなかったですが、入庁してからは、職員や市民と接するたびに、自分にはない考えや意見に触れ、毎回驚きや感動があります。
周囲の人とできるだけコミュニケーションを取るようにしています。仕事をする上で、話したことがない人より話したことがある人の方が、相手も自分も、頼りやすいと思うからです。
公共工事やインフラの維持管理も効率化・省力化が求められています。そういうことを勉強し、さらなる推進に携わりたいと考えています。
基本的にはインドアなので家の中で過ごすことが好きですが、気候がいい時期は温泉に入るために日帰りで大分や熊本など県外まで車を走らせています。日常のストレスから解放され、また次の週からの仕事も頑張ろうという気持ちになります。
政令指定都市ということもあり、想像していなかったような業務にも従事できています。福岡市職員の仕事は、職種にとらわれることなく、いろんなことに挑戦できると思います。