時間や場所にとらわれない新しい働き方で、女性が輝くまちへ

晩秋を感じる11月中旬、福岡市中央区今泉にある「スタートアップカフェ」にて、在京・在福スタートアップ企業による女性の就労・企業支援イベント「WEB活用のヒント!時間や場所にとらわれない新しい働き方」が開催されました。

働きたい女性がライフスタイルやライフステージに応じて多様に働くことができ、女性が輝くまちを目指す福岡市。

今回のイベントでは、まず日本最大のクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」を運営する株式会社クラウドワークスの田中健士郎さんが登壇しました。田中さんは、インターネットを活用して、時間や場所にとらわれることのない柔軟な働き方について実例を交えつつ説明。中でも、旧来のSOHOとクラウドワーカーの大きな違いについて、こう話します。

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「今までのSOHOは営業・業務・管理の3つをひとりで行わなければなりませんでした。しかし、クラウドワーカーの場合は営業と管理は運営会社が担当するんですね。つまり個人が業務にのみ集中できるのという利点がある。クラウドソーシング市場は拡大しており、利用者数も増加の一途です。私は、個人の力が企業にイノベーションを起こせる可能性もあると考えています」

続いて、日本最大級のオンライン学習サービスを提供する株式会社スクーの代表取締役社長・森健志郎さんが登壇。クラウドソーシングという“未知の領域”に不安を抱える人に対して、こう背中を押します。

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「インターネットで働く・学べる環境は年々、整ってきています。弊社は“世の中から卒業をなくす”というのが使命と考えており、大手の派遣会社やクラウドソーシングの会社とも提携し、就職支援も積極的に行っています。今後、ネットを活用して多様な働き方がますます広がっていくと思います」

その後、株式会社リトルママ代表取締役社長・森光太郎さんと福岡市から広報戦略室広報戦略課長・大倉野良子さんを迎え、「福岡市での女性起業の現状と施策」についてトークセッションが催されました。

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「子育てがひと段落したら働きたいという女性は多いのですが、働き方が多様化するということは実力派社会になるということでもあります。そのため、『あなたと働きたい』と求められる人材になることが大切だと考えます」と森さん。

一方、大倉野さんは行政の立場から、こう語ります。

「いまは、多様な働き方が選べる時代です。本格的に起業したい人向けには資金調達や事業計画の立て方などのセミナーを、まずは空いた時間を活用して趣味を活かして仕事したいという人にはプチ起業の講座を、という風にさまざまなタイプの支援メニューを福岡市としても行っています。ひとりひとりにあった働き方で自己実現が叶うように施策をつくっていきたいと思います」

創業特区として、起業を応援し、女性の活躍にも積極的な施策を行っている福岡市は今後もこういったイベントを開催する予定です。自分らしい働き方を見つけたい方は、是非ともこうしたイベントにご参加ください。

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