「認知症」のうち、65歳未満で発症した場合を「若年性認知症」といいます。
「認知症」は、様々な原因で脳の細胞が損傷を受けたり働きが悪くなることで、認知の働きが低下し、日常生活に支障をきたす状態をいいます。原因となる病気にアルツハイマー病、血管性認知症、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症などがあり、原因によって治療法も異なるとされています。
65歳以上の8人に1人は認知症の症状を有すると言われるように、認知症は高齢者に多い病気です。しかし、若年性認知症のように年齢が若くても発症することがあり、働き盛りの世代で発症するため、ご本人だけでなくご家族の生活にも影響が生じます。
病気で仕事に支障が出たり、仕事を辞めることになって経済的に困難な状況に陥る場合があります。また親の病気が子どもへ与える心理的影響が大きく、教育、就職、結婚等の人生設計が変わりかねません。配偶者が介護する場合には、配偶者ご自身も仕事が十分できなくなり、身体的にも精神的にも経済的にも大きな負担がかかります。“若年性認知症”は社会的にも重要な課題ですが、企業や医療・介護の現場でもまだ認識が十分ではないのが現状です。
老年期の認知症に比べ進行も速く、病気についての認識も少ないことから「認知症」と気づかず、診断までに時間がかかってしまうことも少なくありません。ご本人もご家族も悩みながら、原因がわからない状態が続きます。
早期相談・早期対応が大切です。医療、介護、生活等について、下記の相談先にてご相談いただけます。ご自身やご家族など、気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
福岡市認知症フレンドリーセンターには、若年性認知症支援コーディネーターが配置されており、仕事、家庭、生活などの相談を受け付けています。当事者の視点に立ち、必要な情報の提供、相談支援、適切な制度やサービスへの橋渡しを行います。
相談に際して認知症診断の有無は問いません。また、ご本人、ご家族、雇用者、医療機関など、どなたでもご相談いただけます。
(フレンドリーセンターのホームページは下のQRコードからもご覧いただけます。)
若年性認知症支援コーディネーターについて、詳しくは案内チラシ(PDF:458KB)をご覧ください。
(案内チラシは下記QRコードからもご覧いただけます。)
若年性認知症支援コーディネーターへの相談は申込フォームからお申込みください。
(下記QRコードからもお申込みができます。)
また、福岡市認知症フレンドリーセンターへのメール、電話でも相談申込が可能です。