現在位置:福岡市ホームの中のくらし・手続きの中の地域の活動・NPO・ボランティアの中のNPO・ボランティア活動から講演~ウィズコロナ時代の災害ボランティア~
更新日: 2022年2月8日

講演 ~ウィズコロナ時代の災害ボランティア~

【動画配信】(令和2年9月1日配信開始)


 これまで、災害発生時には、被災地の内外からボランティアが駆け付け、行政の手の届かない様々な被災者支援活動を行うなど、災害ボランティア活動が被災地の復旧・復興、被災者の生活再建において重要な役割を果たしてきました。一方で、新型コロナウイルス感染症の影響下では、従来のように広域からボランティア等を受け入れることが難しくなることから、感染症影響下での災害ボランティア活動のあり方が模索されています。

 今回、「ウィズコロナ時代の災害ボランティア」と題し、福岡市内外で災害ボランティア活動に関わっていらっしゃる方々に、ご講演いただきました。市民の皆様が、これからの災害ボランティア活動について考えるきっかけとなれば幸いです。


リレートーク ~ウィズコロナ時代の災害ボランティア~

〇「災害ボランティアのあゆみ」

  • 講師:  津久井進氏(日本弁護士連合会災害復興支援委員会委員長)
    阪神大震災が発生した平成7年に弁護士資格を取得。弁護士として全国の被災地の支援活動に関わるとともに、被災者支援の立法運動に取り組む。
  • 聞き手: 江﨑太郎氏(特定非営利活動法人 YNF 代表) 
    九州北部豪雨の災害支援のためNPO法人YNFを設立。「在宅被災世帯」を中心に支援活動を行う。

〇「新型コロナ影響下での災害ボランティア・NPOによる支援のあり方」

  • 講師:  明城徹也氏(認定NPO法人 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク事務局長)
    NGOにて海外における「緊急人道支援」に携わる。東日本大震災を機に国内の被災地における支援活動を行う。災害時の支援者間の連携を支援するためJVOADの設立・運営に携わる。
  • 聞き手: 藤澤健児氏(一般社団法人九州防災パートナーズ代表理事) 
    九州北部豪雨では、大学生ボランティアの無料宿泊所・情報発信拠点である「うきはベース」の設置に関わるなど、災害時における地域・支援団体・行政等のつなぎ・調整役を担う。 

〇「災害ボランティアセンターの活動と役割~多様な主体の連携に向けて~」

【災害ボランティア はじめての方向け】

  • 講師:  小山浩俊氏(福岡市社会福祉協議会ボランティアセンター所長)
    住民主体による支え合い・助け合いの地域づくりを進めるコミュニティソーシャルワーカー(CSW)や生活支援コーディネーターの経験を経て、令和2年度より現職。社会福祉士。
  • 聞き手: 平山猛氏(日本ファシリテーション協会災害復興委員会メンバー) 
    九州北部豪雨では、情報共有会議(支援団体・社協・行政等)に参加し、ファシリテーターの役割を担う。


【特別講義】災害ボランティアのすそ野を広げる 災害時のボランティアの連携協働を目指して

  • 講師:  室崎益輝氏(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科科長・教授)
    京都大学工学研究科修士課程修了。神戸大学都市安全研究センター教授等を経て、平成29年より現職。約50年研究者として災害の現場と向き合い防災に取り組む。
  • 聞き手: 山口由美子氏(西南学院大学ボランティアセンター 課長) 
    大学生と共に、被災地支援に取り組んでいる。九州北部豪雨では、「うきはベース」の設置・運営に携わる。