福岡市は2014年3月に「国家戦略特区」のひとつに選定されました。「国家戦略特区」は地域を指定して規制緩和を進めることで、国際競争力のある産業を育てることを目的とした取り組みです。今回は全国で6つの地域が指定されましたが、応募総数197の地域から選ばれただけに、その期待の高さが伺われます。
福岡市が掲げているのは「創業特区」。新しい会社ができたり、新しいサービスが創出されると、それだけ雇用が生まれたり、市場が広がったりします。そこで、新しい会社や事業を始めやすくする規制緩和を行うのが「創業特区」です。もともと福岡市は「スタートアップ都市ふくおか」を宣言し、早くから創業を支援する取り組みを始めていました。特区制度を活用することで支援をより強力に進めることができます。
具体的には創業に関わる登録免許税を軽減したり、スタートアップやステップアップのための資金の融資制度を充実させたり、国内外の起業家によるビジネスプラン・コンテストを実施したりしています。また昨年10月には創業から人材確保までをワンストップで支援する「スタートアップカフェ」が設置されました。創業を目指す人だけでなく、それを応援する人も気軽に集まって交流できる場所です。
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