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更新日: 2014年5月8日

博多の豆知識 vol.87


初夏にかけて楽しめる舞鶴公園の花

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 福岡城跡のある舞鶴公園は桜の名所として非常に有名ですが、桜が終わった後もさまざまな花を楽しむことができます。そのひとつが牡丹・芍薬園。赤、ピンク、白、黄色など、色とりどりの牡丹や芍薬が植えられていて、4月から5月にかけての見ごろの時期は、それは見事です。この牡丹・芍薬園は、福岡藩祖である黒田官兵衛が晩年を過ごした御鷹(高)屋敷跡でもあり、園内には記念碑も建っています。
 この牡丹・芍薬園の横には旧母里太兵衛邸長屋門があります。黒田の家臣であった母里太兵衛は「酒は飲め飲め…」の黒田節にも歌われた豪傑で、名槍日本号を飲み取ったという逸話があります。その邸宅にあった江戸時代を代表する武家屋敷長屋門を移築したものです。さらに、この門に並んであるのが藤園。大きな藤棚は4月から5月にかけて紫色の美しい花を咲かせます。


 そのまま福岡市立美術館方面に進むと見えてくるのが花菖蒲園。紫や白の菖蒲が植えられ、5月から6月にかけて開花する時期には、菖蒲園の散策を楽しむ人も多く見かけます。近くには国指定文化財である多聞櫓もあります。福岡城に47あったとされる櫓のうち、現在も同じ場所に建っているのはこの多聞櫓のみです。


 菖蒲は公園を取り巻くお堀にも咲いています。お堀ではこのほかにも5月から8月にかけて咲くスイレン、7月から8月にかけて咲くハスなどがあり、道行く人の目を楽しませてくれます。お堀に面して建つ(伝)潮見櫓は、もともと福岡城三の丸にあったもので、博多湾の潮流や玄界灘の監視をするための櫓だったとされています。初夏にかけてさまざまな花が楽しめる舞鶴公園。歴史散策を兼ねて、ぜひ訪れてみてください。




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