

自然豊かな脇山のおいしい空気と水で育った採れたて野菜を、手作りの米麹に漬け込んだ「主基の里漬け」。毎年春と秋、かつて昭和天皇即位時に献上米にも選ばれた脇山のお米で米麹を手づくり。半年以上漬け込まれた、風味豊かなお漬物です。袋をあけると甘く芳醇な米麹の香りがして生産者さん達の優しさが伝わる一品。ご飯のお供や、お酒のおつまみにぴったりです。
麹づくりに一番適している春と秋に、3日かけて米麹を作ります。「麹の発酵が進み過ぎないよう温度調整には気を遣います。子育てと一緒で手が掛かって大変だけど、おいしい麹ができた時はとっても嬉しい!」と、代表・野中さん。深い味わいと芳醇な香りの「主基の里漬け」は、この手作り米麹とこだわりの塩のみの“無添加”。「一番おいしいタイミングで届けたい」との思いで少数ずつ出荷するため、時には売切れることもあるそうです。取り出した後の麹床には、お肉を漬けたり、野菜を入れて浅漬けを作ったり何度も楽しめてお得です。
平成14年の「直売所ワッキー主基の里」(早良区脇山)開業をきっかけに、脇山の特産物をつくろう!と一念発起。そこで注目したのが、脇山に昔あった“きゅうり部会”で出していたきゅうりの麹漬けでした。その味を再現したいと願う野中さんたちに、麹づくりをいちから教えてくれたのが、脇山のおばあちゃん達(当時70〜80歳)。何度も失敗しながら、試作を繰り返し、ようやく「主基の里漬け」を作り上げることができたそうです。今ではすっかり、胸を張っておすすめできる脇山の特産品です。