ジモトをこよなく愛する福岡市民の皆さまに、朗報です。
政令指定都市及び東京都区部の計21団体を対象に行った調査「市民のプライド・ランキング」において、福岡市がほぼ1位を独占。福岡市民のジモト愛が他を圧倒した結果となりました。
この調査は、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社による独自調査として、平成29(2017)年2月24日〜28日の間に実施され、同年6月14日に公表されたもの。地方創生を契機に各自治体が街の魅力を発信する中、住民が自分の住む街に対して持っている思いを数値化し、自治体間で比較して順位化したものになります。
調査ではまず「現在お住まいの都市に愛着や誇りを感じますか」という設問に対し、福岡市が「愛着」「誇り」の両項目でトップ。さらに、「現在お住まいの都市について、友人・知人に勧められますか」という設問に対しては、10項目中なんと9項目でトップを独占。9項目の内訳は、「全般的によいまちであること」「住むこと」「働くこと」「子育てすること」「アフターファイブを楽しむこと」「いろんな人と交友を深めること」「趣味や教養を深めること」「デートすること」「多様性があること」であり、多方面にわたって福岡市民が福岡の街を人にお勧めしたいと考えていることがわかりました。
ちなみに、トップの座を逃した1項目は、「買い物・遊びなどで訪れること」。しかしこれも1位の札幌市とはわずか3点差であり、全項目首位独占も十分にあり得た結果と言えるでしょう。
※10項目について,お勧め度合いを得点化。「薦められる」を10点,「全く薦められない」を0点としたときの点数を選択。10〜8点を同意、5〜7点を中立、0〜4点を非同意とし、同意の割合から非同意の割合の差を算出して指数化したもの。
本調査で主任研究員を務めた、同社の佐々木雅一氏も、この結果に驚きを隠せない様子。
「それぞれに特徴があるはずの政令指定都市と東京都区部を含めた調査で、ここまでひとつの都市が圧倒的に得点を集めたのは意外でした。1位は福岡、2位は札幌がほぼ独占状態で、他を大きく引き離しており、両市の市民が強い自信を持っていることが伺えます。一方で、日本の三大都市と呼ばれる東京・大阪・名古屋はトップ5にも入らない場合がほとんどでした。買い物やデートといった都会の方が有利と思われる項目においても意外なほど振るわず、“憧れの都会”というイメージと現実とのギャップを感じさせる結果となりました」(佐々木氏)
また「都市のイメージに対する共感度合い」の調査でも、「にぎわいある」「便利」「成長」の3項目で福岡市が第1位。都市の発展を、市民が実感していることがわかりました。
ちょっぴり恥ずかしいほどに、ジモト愛がダダ漏れとなった今回の調査。福岡市民としては、この結果をどう受け止めたらいいのでしょうか?
「住民が自分の街を愛しているのは素晴らしいことですから、さらに自信を持っていいと思いますよ。今回の調査を受けて、私自身も一度福岡を訪れて、その魅力を確かめに行かなければ、と思っています」(佐々木氏)
住んでいる人が魅力を感じている街は、きっと本当に魅力的な街。福岡市民の皆さん、まずはこの結果を大いに誇り、さらなる愛着を持って福岡の街に暮らそうではありませんか。
≪関連リンク≫
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社独自調査
「市民のプライド・ランキング」
http://www.murc.jp/publicity/press_release/press_170614.pdf