【福岡ガチ永住ブログvol.15】「紹介したがり」な県民性が爆発するスタンディングバー

スタートアップカフェ内にて
こんにちは、東京から移住してきた田中ゆいです。

昨年(平成28年)の6月にとりあえず1年間移住する予定で福岡へやってきましたが、福岡があまりにも面白すぎて移住続行中。今月で1年3カ月目です。

前回まで「書店員ゆいのガチ移住ブログ」というタイトルでやらせてもらっていましたが、転職もしたのでこれからは「ライターゆいのガチ永住ブログ」として福岡の生活を書いていこうと思います! 

いまはどんな仕事をしているかというと、主にフリーランスで企画や編集、ライター業などをやっております。また、ライター以外にもさまざまな仕事をしています。

Fukuoka Growth Next 東門
例えばバーのスタッフとか。廃校になった小学校をリノベーションしてオープンしたスタンディングバー「awabar fukuoka」が私の新たな職場です!

Fukuoka Growth Next 正面入口
福岡の若者達が集う街・大名のど真ん中にあるこの建物は、約140年の歴史をもちながらも惜しまれつつ平成26(2014)年に閉校した「大名小学校」の跡地です。平成29(2017)年4月に「Fukuoka Growth Next(以下FGN)」として生まれ変わりました。FGNとは、福岡市と福岡地所株式会社、さくらインターネット株式会社、株式会社アパマンショップホールディングスなどの官民が共働で運営し、起業家の育成やスタートアップ企業を支援する施設です。

Fukuoka Growth Next内観
施設内には、起業を考えている人が弁護士や税理士に無料で相談ができる「スタートアップカフェ」や、3Dプリンタなどデジタルファブリケーション機材が利用できる「GOODAY FAB DAIMYO × minneのアトリエ福岡」、コワーキングスペースやスタートアップ企業のオフィスなどが入っています。

Fukuoka Growth Next東門とawabar看板
「awabar fukuoka」は東門から入ってすぐの1階にございます。

awabar店内カウンター
外観は小学校の面影を残したままなのですが、店内は立派なスタンディングバー!

「awabar fukuoka」を運営しているのは「サイノウ」という福岡の会社で、コミュニティを巻き込み、持続可能な仕組みづくりが得意分野。実は飲食業界とはまったくの無縁なのです。サイノウの村上純志(通称・ムラジュン)さんがFGNの草案時に「起業家たちやクリエイター、地元の人たちが気軽にコミュニケーションを取れる場所があってこそ、新しいコトやモノが生み出される」と提案し、バーの運営を任せてもらったのだとか。その結果、「awabar fukuoka」はお酒を飲むだけでなくコミュニティとしての役割を担えるバーになりつつあります。

awabar店長 松口健司さん
バーのメンバー紹介もしておきます。店長は「サイノウ」に所属する松口健司(通称・マツケン)さん。大学生ながらも自ら事業を起こし、採用コンサルやインタビューサイトなどを運用中でとっても優秀。バーの店長業務まで増えて、なんて忙しい学生さんなのでしょうか。

awabarのスタッフ
スタッフは10数人が毎日かわるがわる働いています。大学生が多いのですが、みな明るくしっかりした子たちで、私は毎日楽しいです。起業家やクリエイティブな人が多く集まるバーということで、スタッフも上昇志向の強い子が集まっているようです。

どんなお客さんがいるかもご紹介します。

awabarのお客さん
この日は音楽プロデューサーの長谷川てつくん(左)とawabarスタッフのさえちゃん(右)が飲んでました。さえちゃんがyoutuberになるそうなのでその打ち合わせを兼ねてるとか。awabarは無料Wi-Fiと電源があるから、PC開きながら飲んでる人もけっこういます。Youtubeでさえちゃんのチャンネル「鶏(ケイ)タリング」、みなさんチェックしてみてください!

awabarのお客さん
常連さんも発見。上野和昭さん(左)はFGN内のシェアオフィスで仕事をしているため、休憩や仕事終わりに立ち寄ってくれます。フリーランスで電子回路設計をやっている人で、「くまモン」の形をした電子基板を作ったりしています。一緒に飲んでいるのは大学生の音成優樹くん。音成家のお父さんもawabarの常連さんです。

awabarのお客さん
こちらも常連さん。長浜の会社に勤務する先輩(左)・後輩(右)コンビで、いつも仲良く飲みに来てくれます。

awabarのお客さん
サンディエゴ、台湾、福岡などで起業している超グローバル人材のロイさん(右)と、熊本・天草から福岡へ移住して来たりほこちゃん(左)。

awabarのお客さん
私の移住ブログvol.2にてお世話になった福岡市役所の執行(しぎょう)さん(左)にも再会! 東京転勤を勤め上げ、愛する地元・福岡に戻ってきたそうです。

awabarのお客さん
小学校の中のバーは珍しいからか、おもしろがって見学がてら飲みに来てくれる人も多いです。彼らは看板を見かけてふらっと入ってくれたそう。楽しそうでなによりです。

awabarのお客さん
東京から出張でやってきたという鉄道会社勤務のご一行。FGNの説明と福岡の自慢話をたくさんしておきました。東京の人に福岡の家賃が安い話をするとめちゃくちゃリアクションがいいからやめられません。

awabarのお客さん
屋台でよく発生する「隣の人と親しくなる空気」はスタンディングバーでも健在。「紹介したがり」な県民性も相まって、毎日のようにコミュニケーションが爆発しています。IT系のお客さん同士も集まるので仕事上の接点があるのはもちろんですが、話してみると意外な共通点がたくさんあったりして、ミラクルな出会いが頻発。

私自身の仕事を振り返ってみても、東京にいた頃よりもいろんな種類の案件をいただいている気がします。福岡は紹介文化が根強いので、雑談から生まれた縁で仕事をもらうなど受注方法が柔軟だからでしょうか。このawabarの仕事も紹介ですし。

awabar入口
「awabar fukuoka」は福岡っぽいコミュニケーションに触れ合える場所として、県外や国外から観光に来た人もよく訪れますので、観光スポットとしてもおすすめします!