【福岡ガチ永住ブログvol.16】福岡はホテル激戦区! 福岡旅行に来る友人たちにおすすめしたいビジネスホテル/ゲストハウス/ホステル

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こんにちは、東京から移住して2年目に突入した田中ゆいです。この写真は福岡・六本松のゲストハウスでおいしい朝食を食べている私です。今回は「福岡の宿泊施設」にスポットを当てたいと思います。

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福岡は人気の観光地のため日本はもちろん海外からの旅行者も多く、出張で訪れる人もいます。そこにコンサートや学会が重なると、福岡市内のホテルは全館満室という状態も珍しくありません。どこも空いていなくて仕方なく佐賀のホテルを取ったという話も聞いたことがあります。福岡出張に来たのに佐賀のホテルって! せめて佐賀観光もして帰ってほしい。

特に土曜は激混みなので、宿泊しようとしている人は用心してくださいね。移住1年目の書店員のとき、東京からゲストを呼んでいたので宿の手配はとても苦労しました……。

そんなゲストにも評判のよかったビジネスホテルは「カンデオホテルズ福岡天神」(天神駅から徒歩9分)や、「ドーミーイン博多祇園」(祇園駅から徒歩1分)。この2つは朝食バイキングが豪華で、大浴場がついているので旅の疲れが取れます。博多エリアの「西鉄ホテル クルーム博多」(博多駅から徒歩4分)は温泉大浴場を備えていたり、女性向けのアメニティが充実していてお部屋にはヘアアイロンまであります。それでいて天神エリアより比較的お手頃価格。新幹線で福岡に来る人にはここがおすすめです。

人気の高いビジネスホテルは、平日価格で1名分8,000円、休日価格で20,000円くらいが相場なので参考にしてみてください。

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仕事相手だけでなく、東京時代の友人・知人が来福することも頻繁にあります。この写真は福岡空港へ友人を迎えに行ったときに撮りました(飛行機柄のTシャツなのがポイント)。ざっと数えてみたところ、移住してから15人以上の友人・知人と福岡で会いました。福岡出張や旅行ついでだったり、私が移住したからわざわざ福岡に遊びに来てくれた人も。とってもうれしい。そんなときには、私が福岡の人にしてもらったように、福岡の良さを紹介したいと思うものです。

旅で一番楽しいのは現地の人とコミュニケーションを取ることだったりしますよね。快適なビジネスホテルもいいけど、旅慣れた人や好奇心旺盛な人にはゲストハウスの方が楽しいと思います。

ここ1〜2年で福岡市内には新しいゲストハウス/ホステルが次々にオープンしています。しかも変わったコンセプトやオーナーのこだわりが強いところが多くて面白いのです。家があるけど私も泊まりたいぐらい。そこで、みなさんにぜひおすすめしたいゲウトハウス/ホステルを紹介します。

 

◾泊まれる立ち飲み「STAND BY ME」(大濠公園駅から徒歩6分)

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平成29(2017)年6月にオープンしたこちらは、キャッチコピーだけでもう楽しいのが伝わるはず。

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1階は立ち飲みカウンターがあり、ビールやおつまみは250円から(まず1,000円で4枚の木札を購入)。メニューは福岡の人気店のレシピを再現したものと福岡の場所や人物の名前がついたコラボメニューになっているので、飲んでいるだけで福岡の旅行ガイドにもなっちゃうという仕組み。オーナーが「福岡のおすすめの場所を知りたい」という旅人の需要に応えるべく取り入れたアイデアだそうです。

2・3階の客室は、女性用ドミトリー1室、男女混合ドミトリーが2室、ツインの個室も1室あります。ベッド数は合計35です。

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共有フロアには地元アーティストが直接描いた壁画や絵なんかも飾ってあって、宿泊客同士も仲良くなれそうな雰囲気です。

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料金例:
ドミトリー(バストイレは共有スペース)
1名分で平日価格3,780円(税込)〜
ウェブサイト:
http://stand-by-me.jp/

 

◾福岡をマニアックに楽しめる「SEN&CO.HOSTEL」(六本松駅から徒歩4分)

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平成28(2016)年9月オープン。天神から少し離れた、大濠公園や護国神社が近い六本松にあるのですが、ここがとっても面白くて要注目エリア。もともと大学が多いので学生向けの安い飲食店があったり、古い建物を改装して若い人がおしゃれなお店を出していたり、かと思えば再開発真っ最中なので新しいマンションが建設ラッシュだったり。博多や天神は都会すぎて東京と大差ありませんが、福岡ローカルを楽しみたいならこのエリアを探索してみてください。

ゲストハウスがある付近は静かな住宅街。1階にカフェバーがあり2階がドミトリーです。女性用ドミトリーのベッド数が10、男女混合ドミトリーのベッド数が4と小規模。

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オーナーがこだわっているのが朝食で、福岡産の野菜や手作りの糀調味料などを使ったステキな和朝食がいただけます。このお味噌汁がとってもおいしい! 出汁を使わず、お野菜のみを重ねる“重ね煮”という調理法で作るそうですが旨味たっぷりでした。宿泊しなくても予約すれば700円で食べられます。

1階スペースではワークショップやトーク/音楽イベントも行われ、地元の人たちからも愛されている場所です。

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料金例:
ドミトリー(バストイレは共有スペース)
1名分で平日価格3,500円(税込、朝食付き)
ウェブサイト:
http://senandco.jp/

 

◾海外からのリピーター続出「コステル美野島」(渡辺通駅から徒歩15分)

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平成25(2013)年秋オープン。美野島商店街という、博多や天神からはちょっと離れているけど人情味あふれるエリアに建つホステル。コンセプトは「商店街に泊まるという贅沢」。地域の人々の生活に混ぜてもらうような旅行体験ができます。

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とにかくインテリアのセンスが抜群で、部屋によって趣が違います。自分の家もこんな風にしたい! このデラックスキングルームに付いているバルコニーはベンチ&テーブル完備。商店街を眺めることができて、夕方ここでビールを飲んだりしたら最高ですね。

宿泊者は外国人が9割。夜になると1階のバーで音楽好きのオーナーとおしゃべりできるのですが、それにハマってしまった人は年に何回もオーナーに会いに訪れているそうですよ。旅の上級者にぜひ挑戦してほしいホステルです。

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料金例:
トリプルルーム(シングルベッド3台/バストイレ付き)
3名分で平日価格12,000円(税込)〜
ウェブサイト:
https://www.facebook.com/COSTELMINOSHIMA/

 

◾キッチン付きで中期滞在におすすめ「A GOOD DAY」(渡辺通駅から徒歩7分)

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平成29(2017)年7月オープン。大人な雰囲気の飲食店が多く集まる春吉エリアのビルの4・5階フロアにあります。

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お部屋は個室が6部屋。どの部屋もとびきり広い! 特に那珂川が見わたせる大きな窓が開放的で、かなりテンション上がります。各部屋にキッチン、乾燥機付き洗濯機がありお家みたいに滞在できます。お家みたいと言っても、こんなにステキな自宅はそうそうないですよね……。数名で泊まってホームパーティー&お泊まり会したい。

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※上記の写真はスイートダブルルーム

料金例:
スタンダードダブルダブルルーム(ダブルベッド2台、ソファベッド1台/バストイレ付き/キッチン付き)
2名分で平日価格19,440円(税込)〜
ウェブサイト:
http://www.agoodday.me/ja/

 

◾天神北にあるコスパ抜群のドミトリー「旅籠(はたご)天神」(天神駅から徒歩5分)

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平成29(2017)年5月オープン。元専門学校だった建物を改装してできた5階建のゲストハウスです。ドミトリーのベッド数は74、個室が8室と大容量なゲストハウス。ドミトリーのベッドも普通のシングルベッドより横幅を広く取ってあるそうで、窮屈な感じはしません。

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1階フロアはかなり広いフリースペースになっています。キッチンや電源もあるので仕事したりご飯を食べたり自由に過ごせます。この広いスペースを活かして展示やワークショップをやることもあるそう。

きれい、立地が便利、他と比べてもお安めという非常にコスパの良いゲストハウス。ひとり旅に適しているのではないでしょうか。

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料金例:
ドミトリールーム(二段ベッドのベッド1台/バストイレは共用スペース)
1名分で平日価格2,500円(税込)+清掃料金500円〜
ウェブサイト:
http://hatago-tenjin.com/

 

福岡は住みやすさやおいしい食べ物も売りですが、やっぱり住んでいる人たちがよくてハマってしまったというのが、私が福岡に住み続けている理由。なので東京から来た友人を観光案内する際も、なるべく福岡の人と触れ合えるような場所に連れていきます。「福岡いいな〜私も住みたい!」って言ってくれたらとてもうれしい気持ちに。すかさず「家賃はこれぐらいで、こんな感じの仕事があるって聞いたよ。いい不動産屋さんも紹介するし」と答えてガンガン距離を詰めています。

移住を検討している人も、今いる場所にちょっと疲れてしまった人も、まずはゲストハウスに泊まってみることをおすすめします。