陳 雪喬さん
(平成29年10月から事業参加)
※写真は,陳さんが撮影した福岡の風景です。
陳雪喬(ちん せつきょう)と申します。中国の北京出身で,2017年9月に九州大学大学院を卒業しました。大学時代から合気道をしています。最近の趣味は,レザークラフトで鞄を作ることです。
福岡の自然環境と住んでいる人が好きです。私は今宿に住んでいますが,福岡の海はとても美しいです。
写真でも伝えられないような美しさだと思います。また,福岡は,住んでいる人が皆親切で優しいです。
理由は2つあり,1つ目は,さらに国際経験を積みたいと思うからです。2つ目は,福岡が好きで,ここに住み続けたいと思うからです。北京にはない美しい海があることも理由の1つです。
昨年このインターンシップ事業に参加して地元企業に就職した先輩から,インターンシップのことを教えてもらいました。教えてもらってすぐに,参加することを決めました。給与が貰えるインターンシップであることと,留学生に特化したインターンシップであることが魅力でした。また,既卒向けのサポートはなかなか見つからなかったので,助かりました。
インターンシップでは,職場の雰囲気や,仕事の内容をしっかり見たいと思います。また,自分がその企業でキャリアアップにつながるような技術を身に付けることが出来るかが重要だと思っています。中国では,技術や能力があれば,入社後1年や2年でどんどんキャリアアップが出来ます。また,キャリアアップのために,数年で転職することが当たり前です。でも,日本では,転職は決して当たり前ではありません。ですから,インターンシップでは,その企業で,自分が技術を身に付けて,キャリアアップしていけるのかどうかを知りたいと思います。楽しみなことは,人との出会いです。素晴らしい人たちと出会い,一緒に働くことが楽しみです。
直接,仕事に出来るかはまだわかりませんが,日本に暮らしていて,外国人の視点から,もっと改善したほうがいいと思うことがあるので,そういった視点を活かしたいと思います。
例えば,日本のウェブサイトは,中国のものより使いにくいと感じます。街中では,バスを利用するのが難しいと感じます。ひとつひとつのバス停に,多言語のルート図があれば,もっとわかりやすくなると思います。こういった,外国人の視点で気づくことを仕事にも生かしていきたいです。
プライベートでは,コーヒーが好きなので,福岡のおいしいコーヒーショップに行ってみたいです。
北京では,大学生の就職活動は4年生の最後の数か月だけです。卒業してから就職活動を始める人も少なくありません。就活のスケジュールも,日本ほど決まっていません。それと比べて,日本の就活は独特なところがあります。私は,留学生が日本で就職するのは,まだまだ大変だと思います。
大学で受けた就職セミナーで,初めて「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」という言葉を知りました。留学生は,ほう・れん・そうなど,日本で働くうえで重要なことを知り,心掛けるようにすることが必要だと思います。
また,福岡には,週末などに楽しいイベントがたくさん開催されていることが印象的です。勉強や研究で忙しいかもしれませんが,時間があるときには,福岡のイベントをたくさん楽しんで,福岡を知る機会をつくりましょう。
※掲載されている内容は,平成29年11月時点のものです。