保健福祉局、住宅都市局、区役所などで動物管理など動物に関する業務や、環境・食品といった基本的な生活の安全や衛生を守り、向上させる業務に従事します。
動物愛護や管理に関する現場の声を発信できる
獣医師になりたいと考えるようになった当初は、まちの動物病院の獣医師になることが夢でした。大学の獣医学科で学ぶうちに食品の安全・安心に関わる仕事がしたいと考えるようになり、先進的な取り組みが盛んな福岡市での公務員獣医師を志しました。
獣医師として働く分野が想像していた以上に広く、さまざまなところで獣医師が必要とされていることを実感しています。どこに配属されても必ず役立てられる知識やスキルがあると思っています。
動物の愛護と管理に関する情報の啓発がメインで、さまざまなイベントを行っています。また、犬猫の飼主に対して適正な飼養方法について指導するのも業務のひとつです。動物愛護団体やボランティアの方々と協働する機会も多く、市民の方と直接お話をすることが多い業務だと思います。
市民から動物に関する相談や困りごとがダイレクトに届く部署であり、福岡市の動物愛護と管理に関する現場の生の声を発信できるところです。特に、子どもたちや学生など次世代の人たちに現状を伝え、「知ることができて良かった」といった声を聞くとやりがいを感じます。
これまでの業務を通して感じているのは、動物愛護管理センターの職員の中には長年にわたり福岡市の動物愛護と管理に携わり続け、熱い思いを持って課題の解決にひたむきに取り組み続けている職員がたくさんいるということです。
環境保全に関わる業務や有害鳥獣対策に関わる業務だったり、感染症予防・公衆衛生に関わる業務など、さまざまな部署を経験したいと考えています。そして、そこで学んだことを活かして活躍できればと思います。
釣りや自転車、カメラ、最近はじめたピアノなど多趣味なので、休日も充実しています。自分でしっかり面倒を見て管理できる動物をペットに迎えたいと考えており、自宅ではモルモットを飼っています。
大学で獣医学を学んだら動物のお医者さんになる…という考えの方も多いのですが、福岡市では食品衛生、環境衛生、動物愛護など幅広い分野で獣医師が活躍しています。他にはない取り組みや先進的な事業も多く、自分の力で福岡市を動かすことになるかもしれませんよ。