「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられる食品のことです。
日本では年間約472万トン食品ロスが発生しており、これは毎日国民1人あたりおにぎり約1個分のご飯の量に近い量(約103g)の食べ物を捨てていることになります。
このうち約236万トンは家庭から、約236万トンは事業所から出ています。(農林水産省令和4年度推計)
令和元年10月から「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行され、
①国民各層がそれぞれの立場において主体的にこの課題に取り組み、社会全体として対応していくよう、食べ物を無駄にしない意識の醸成とその定着を図っていくこと、
②まだ食べることができる食品については、廃棄することなく、できるだけ食品として活用するようにしていくこと
が重要であるとされています。
福岡市では、このもったいない食品ロスを減らすため、以下のようなさまざまな取り組みをしています。
家庭から出された「燃えるごみ用」の袋の中身を調査してみると、燃えるごみ全体の約30%が生ごみで、その中でも約10%がほとんど使われないまま捨てられた食品となっています。
家庭から発生する食品ロス問題について知ってもらい、食品ロスを減らすための行動を起こしてもらうような取り組みの総称を「Fukuokaいーとプロジェクト」として、さまざまな啓発、キャンペーンなどを実施しています。
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事業系の燃えるごみの中身を調査してみると、燃えるごみ全体の約20%を食べ残しや売れ残りといった食品廃棄物が占めています。
宴会や外食での食べ残しをなくし食品ロス削減を目指す「もったいない!食べ残しをなくそう福岡エコ運動」を推進しています。また、食べ残しをなくす取り組みを実施する飲食店及び宿泊施設を「福岡エコ運動協力店」として登録しています。
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フードバンクは、食品を取り扱う企業から、製造・流通過程などで出る余剰食品や規格外商品で、まだ十分に食べられるにも関わらず捨てられる食品の寄付を受け、無償で食品を必要としている団体等に提供する活動です。
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