「食品ロス(フードロス)」とは、まだ食べられるのにもかかわらず、廃棄される食品のことをいいます。
農林水産省の令和3年度推計値によると、日本での食品ロス発生量は年間523万トンにものぼっています。これは国民一人当たりに換算すると、毎日お茶碗1杯分のごはんが捨てられていることになります。
その内訳は、飲食店等の事業所から出る分が279万トン、家庭から出る分が244万トンとなっています。
福岡市では「新循環のまち・ふくおか基本計画」に基づき、ごみの削減と3R※の推進に取り組んでいますが、飲食店や宿泊施設等の事業所から出るごみの約2割を食べ残しや売れ残りといった食品ロスが占めています。
そこで、福岡市では市内の飲食店や宿泊施設、小売店等における食品ロス削減に向け、「福岡エコ運動」を実施しています。
平成28年から「もったいない!食べ残しをなくそう福岡エコ運動」という名称で、飲食店や宿泊施設における食べ残し削減のための啓発活動を行ってきました。
令和2年からは、食品小売店における売りきりへも範囲を拡大したことから、名称を「みんなでフードロスゼロ!おいしい福岡エコ運動」と変更し、啓発活動を実施しています。
市内の飲食店や宿泊施設、食品小売店を利用する際は、食品ロス削減を推進する「福岡エコ運動」に取り組んでいただき、「フードロスゼロ」に向けてご協力をお願いします。
※3Rとは、ごみを減らすこと(Reduce(リデュース))、くり返し使うこと(Reuse(リユース))、資源として再利用すること(Recycle(リサイクル))
注文したけれど食べきれなくて残してしまう。そんなことがないように、かしこく適量を注文して美味しく食べましょう!
宴会がはじまって最初の30分間は、席を立たずに料理を楽しみましょう!
宴会中、席を離れて楽しく会話。ついつい話に夢中で食べ残してしまう。そんなことがないように、声をかけ合い、最後は元の席に戻って料理をおいしくいただきましょう!
「宴会」では、1・2・3まで、すべてチャレンジ!
「外食」では、1にチャレンジ!
ついつい買いすぎて消費期限までに食べきれなかった、なんてことが無いように計画的に買いましょう!
すぐに食べるものは、販売期限が短い手前のものから順に取りましょう!
賞味期限と消費期限、かしこく見分けて美味しく食べきりましょう!
賞味期限とは、品質が変わらない期限のこと。これを過ぎても直ちに食べられなくなるわけではありません。
消費期限とは、安全に食べられる期限のこと。これを過ぎたら食べない方が安全です。
福岡エコ運動に賛同し、食品ロス削減に取り組んでいる店舗を「福岡エコ運動協力店」として登録し、ご紹介しています。
詳細は紹介ページをご覧ください。
「福岡エコ運動協力店の紹介」(新しいウインドウで開きます)
令和元年に登場したキャラクター。食いしん坊の白くまで、語尾などには「〇〇でクマ」などを付けて話します。
料理を美味しく楽しみ、笑顔で「ごちそうくまでした!」を言うために、福岡エコ3項目を呼びかけます。
平成28年に啓発キャラクターである宴会部長の名前を募集し、宴会部長「完食 一徹」に決まりました。
完食の大切さを力説し、宴会の最後には誰が幹事か分からないくらいの立ち位置になるため、人は彼を「宴会部長」と呼びます。