ライター・タカヤナギの「福岡ガチ検証生活」

【福岡プチ移住ブログ Day13】これぞ庶民の味!福岡市民の胃袋を満たす、天ぷら ひらお

これまで、もつ鍋、お好み焼き、うどんと福岡の方たちの生活に根付いたグルメを紹介してきましたが、今回はその第4弾です! 紹介するのは、福岡市民に愛され続けて35年以上の歴史を誇る「天ぷら ひらお」さんです。福岡で6店舗を構えていて、昼夜を問わず行列のできる店として知られています。

天ぷらと聞くと、少し敷居の高いイメージがあるかもしれませんが、ひらおさんのお値段はすごく良心的。本格的な天ぷらを肩肘張らずに食べることができるんです。

それでは、その味を確かめに行ってみましょう!

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まさかのひとり壁ドン!! 誰だかわからないと思いますが、僕です。
せっかくなので福岡空港近くにある本店へ来ました。
では、中に入ってみます!

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時間は夜9時すぎ…なのに、中はこの混雑。30人くらいは並んでいるでしょうか。席はカウンター席のみです。

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定食は全部で7種類あります。えび、いか、豚、白身、野菜3品がついた一番人気の「お好み定食」は830円です。でも、今回は、ひらおさんのルーツが鮮魚店だと聞いたので、魚介が中心となった二番人気の「天ぷら定食」(720円)を注文しました。

並んでいる人は多かったのですが、回転が早いので、次々と案内されていきます。15分ほどで僕も席に案内されました。

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まず席についておどろいたのは、いかの塩辛、大根の煮付け、高菜、ピリ辛もやしなどのお惣菜が取り放題だというところ。しかも、どれも無料だからと手が抜かれることなく、本当に美味しい。特に、ゆずが効いたいかの塩辛には根強いファンが多いそうで、お土産として買っていく人もけっこういるんだとか(620円)。

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しばらくすると、まず天つゆが運ばれてきます。大根おろしは、お好みで増やしてもらうこともできます。サービス精神がとにかく旺盛!

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天つゆ以外で食べたい人には、抹茶塩、カレー塩、ごま塩も用意されています。ひと通り試しましたが、カレー塩がとても新鮮でした。

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続いて、ご飯とお味噌汁がやってきます。

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カウンターの向こう側では職人さんが熟練の手さばきで天ぷらを揚げています。ひらおさんはフランチャイズ展開せず、直営店にこだわっていますが、それはどの店舗でも職人の高い技術を保つためなんだそうです。

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ひらおさんの最大の特徴は、揚げたてが食べられるようにと、天ぷらが一つひとつ運ばれてくるところです。リーズナブルな値段のお店でこのスタイルはすごく珍しいので、テンションが上がります! まずは白身が運ばれてきました。

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では、いただきます!!

衣はサクサクで、白身はふっくら。多目の大根おろしはアクセントとなっています。めちゃくちゃ美味しいじゃないですか!

ひらおさんの自慢のひとつが、その日に市場から仕入れた新鮮なネタだということ。しかも、その時期に最も美味い産地から旬なネタを仕入れているそう。この白身ひと口で、それはすぐわかりました!

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続いて、きす、さば、かぼちゃの順に運ばれてきました。きすはふんわり甘くて、サクサクの衣と相性抜群です。サバの天ぷらは初体験でしたが、脂がのっていて最高でした。カボチャは程よい甘さでホクホクしています。

お次はなす。ひと口食べるとジュワ~、とろ〜となすの旨みが溶け出します。

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こちらはピーマン。すごくジューシーで、爽やかな香りがしました。

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最後は、いかのゲソです。ソフトな噛み心地で、上品な味わいです。

以上、7品です。いや〜満足でした。これだけの天ぷらを720円という値段でいただけるのは本当におどろきです。しかも、お惣菜は食べ放題ですからね。

安くて、美味くて、仕事ぶりが丁寧。福岡市民から愛される理由がわかりました。

ITやゲームといった最先端の情報産業が盛り上がる福岡は、その一方で、こうした古くから市民に愛されている名店があります。その振れ幅の広さは、住んでみるととても心地よいものなんですね。都会なのに、地に足がついているといいますか。

これからもそんな福岡の魅力はガシガシ紹介していきます!
それでは次回もお楽しみに〜