ライター・タカヤナギの「福岡ガチ検証生活」

【福岡プチ移住ブログ Day9】国宝「漢委奴国王」の金印を見に行った!

福岡に来てから1週間ちょっと経過しましたが、今日は初めての晴れ模様。これは「出かけないともったいない!」ということで、たんまり残った仕事をブッチして、一度見てみたかった「金印」を見に行くことにしました。そうです、歴史の教科書にも登場する「漢委奴国王印(かんのわのなのこくおういん)」です。子どもの頃、「かんのわのなのこくおう」というカッコいい語感にヤラれ、授業中しきりに連呼していたイタい思い出がありますが(笑)、いつか本物を見てみたいと思っていました。

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展示されているのは福岡市博物館。天神駅から地下鉄空港線に10分ほど乗った西新(にしじん)駅が最寄りです。

博物館へ向かう道中には、「サザエさん通り」という通りがありました。東京にも長谷川町子美術館がある桜新町の商店街に同じ名前の通りがありますが、こっちにもあるんですね。

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なんでも作者の長谷川町子さんがこの辺りに住んでいたことがあり、百道の海岸を散歩しながら、サザエ、カツオ、ワカメといった登場人物を考案したといいます。作者の創作風景に想いを馳せるなら、ある意味、こっちの方がリアルですね。途中には「サザエさん発案の地」の記念碑もありました。

15分くらい歩くと、見えてきました福岡市博物館です。うわぁ、デカいし、キレイ!

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目の前の池にはカルガモ(?)が優雅に泳いでいます。東京にも素敵な博物館はたくさんありますが、ここまで抜け感のある気持ちイイ博物館は初めてみました。

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中に入ってみると、吹き抜けのエントランスが広がっています。平日ということもあり貸切状態です!

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料金は200円! これで常設展と企画展の両方を見ることができます。すごいリーズナブルだと思いませんか?

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それでは、いってみましょう。
金印が展示されているスペースは照明も暗く、やや厳か雰囲気。国宝のとのご対面ということもあり、少し緊張しました。

ありました! これが金印です!!

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思ってたよりも小さい! ですが、なんといいますか、独特のオーラがあります。蛇をかたどったつまみからは、妖艶な雰囲気が醸し出されていました。さすが本物!正直感動しました!

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展示スペースの下には鏡が設置されていて、「漢委奴国王」の5つ文字をしっかりと見ることができます。発見者や発見場所に謎が多いというエピソードを聞くと、歴史のロマンを感じずにはいられません。

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見るだけじゃなく、触ってみたいという人には、レプリカで金印の重さを体験できる展示コーナーがおすすめです。重さは、約108g、10円玉24枚分に相当するそう。持ってみると、サイズの割にはすごくずっしりしていました。

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また、その隣では封泥印(大事な手紙や荷物に封をするために粘土に押された印)を体験することもできました。

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写真では少しわかりづらいかもしれませんが、しっかり5つの文字が粘土の上に浮かび上がります。

いや〜、こんなに手頃な値段でゆったりと国宝を見れるとは思いませんでした!

大満足です!
それでは、また!!