
今日は夕方で仕事を切り上げて、屋台に足を運んでみることにしました。美味しそうな屋台がたくさんある中、目指すは地元の人に「まずは行ってみ」とおすすめされた「小金ちゃん(こきんちゃん)」。創業40年以上の老舗で、焼きラーメンの発祥と聞きました。B級グルメ好きの僕としては期待が高まります。
天神駅から昭和通りを赤坂方面へと進みました。外はあいにくの雨模様で、小金ちゃんへ行くまでに出会った屋台は意外にも空席が目立ちます。小金ちゃんはどうなんだろうと行ってみると……わ〜やっぱり満席でした。幸いにもお客さんが席をつめてくれて、一席確保できました。まずは瓶ビールを頼んで、屋台の感覚をつかもうと思います。
すると、さっそくお隣のおじさんに声をかけられました。
おじさん「どっから来たん?」
僕「東京からです」
おじさん「福岡、いいとこやろ?」
僕「はい、満喫してます」
おじさん「屋台は初めてなん?」
僕「はい、初めてで」
おじさん「そーかー、ほなコレ食いなね」
なんと、おじさんが食べていた塩ホルモンをいきなりいただくことになりました。美味い! 僕が屋台に抱いていたのは、安くて美味くて地元の人とも触れ合えるというイメージ。本当にそのまんまで驚きました。
でも、一方で僕は地元の人に確認してみたいことがありました。
「実は地元の人は屋台にいかない」説の真偽です。
屋台は観光客向けで、地元の人はあまり……という話をよく聞きます。ここは勇気を振り絞って、仲良くなったおじさんに聞いてみました。
僕「地元の人は、あまり屋台に行かないみたいな話を聞いたのですが、それって本当ですか?」
おじさん「はっはっー(笑)。たしかに、それはあるかもなー。福岡は屋台じゃなくても安くて美味い店がいっぱいあるから、あえて屋台を選ぶ人は少ないかもしれん。でも、俺は2軒目、3軒目で、ちょこっと飲んでつまみたいときに使ってるんよ」
なるほど。そういう使い方なんですね。たしかにこれまで福岡で呑んだ経験からすると、ハシゴ酒をする人が多いという印象。1軒目でお気に入りの居酒屋でがっつり呑んで、次に屋台へチラっと立ち寄るのが地元ならではの呑み方のよう。
せっかくなので、続けて質問してみました。
僕「福岡でいい屋台と巡り合うには、どうしたらいいんでしょう?」
おじさん「どの屋台もそれぞれよかよ(笑)。でも、よくない屋台の見分け方は一発でわかると。それはメニューを置いてない屋台なんよ。全部やないけど、たま~にボッタクろうとする屋台があって、そういう屋台は大概メニューないんよ~。」
マジっすか!? そんな屋台があるんですか!小金ちゃんは・・・
ちゃんとメニューがありました。よかった~。そうこうしている間に、注文した焼きラーメンが到着しました。
うわ〜コレは美味そう! 麺はとんこつラーメンに使う細麺で、とんこつスープとソースで味がつけられています。B級感満載の見た目と匂いがたまりません!一口食べると、これは今までに食べたことない未体験の味。一言で言うと、クセになる味です。東京のもんじゃ焼きのようなローカル感を感じました。
そして、気になるお会計は、1670円! ビールとおでん(3つ)と焼きラーメンでこの値段。かなり満足度は高いです。今夜は、明日が早いのでこれくらいでアガろうと思います。今後は地元の人と同じように、2軒目、3軒目で使おうと思った次第。
では、また明日〜!