今から2千年前、博多がまだ奴国(なのくに)と呼ばれていたころから、博多の港は大陸との交流・交易の玄関口として大きな役割を担ってきました。
現在も博多港は九州・西日本地域の貿易拠点として発展し続け、新型コロナウイルスによる影響を受ける前までは、貨物量や貿易額も増加しており、市民生活に欠かせない重要な港となっています。
さらに、博多ふ頭と中央ふ頭には国内外の旅客定期航路が集まっており、姉妹都市・釜山へは高速船利用だとわずか3時間で行けるなど、利便性も高く年々乗降客も増加。今では国内・国際航路を合わせて年間280万人超(令和元年)の利用客でにぎわっています。
地上70メートルの展望室からは市内を一望できる360度の大パノラマが展開。
1階のミュージアムでは、コンテナクレーンの体験ブースなどで博多港を楽しく学べます。展望台もミュージアムも無料です。
また、ポートタワーは夜間、フルカラーLED照明でライトアップされます。季節やイベントに合わせた演出も人気です。
【開館時間】10時~17時(入場は16時40分まで)
【定休日】毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
博多港の中央ふ頭と博多ふ頭間のウォーターフロント。海辺の散歩道「プロムナード」があり、往来する船や周辺のモニュメントを見ながら散策を楽しめます。
戦後、博多港は国内最大の引き揚げ港でした。その記念碑が、マリンメッセ福岡の西側広場に建てられています。
博多ふ頭の緑地内に祭られており、毎年6月には博多祗園山笠の棒を洗い清める神事が行われています。