福岡市が留学生向けに実施しているさまざまなサポートや、
留学生の活躍を応援する取組みをご紹介します。
「グローバル人材が集い・活躍するまちFUKUOKA」へのキックオフイベントとして、平成27年(2015年)10月、「グローバルコミュニティFUKUOKA」を開催しました。
イベントでは、現役留学生・元留学生・大学・企業・在福公館が一堂に会し、福岡での留学生の活躍に向けて意見交換を行いました。
福岡に興味・関心を持ち、将来福岡で働こうという志のある留学生に対し、在籍課程の間継続して給付する奨学金です。
対象者 | ・福岡市内の大学に入学・在籍する大学生 ・日本語能力検定試験3級以上の資格を持つ人、または同程度の能力を持つ人 ・本奨学金を含め受け取る奨学金の総額が、国費留学生奨学金相当額を超えない人 |
給付金額 | 月額50,000円 |
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給付人数 | 40名程度 |
給付期間 | 学部生:4年間 大学院課程:2年間 |
● 「日本留学フェア(ミャンマー)へ福岡市ブースを出展しました ●
平成30年(2018年)8月と令和元年(2019年)8月に、福岡市の姉妹都市であるミャンマー・ヤンゴン市で開催された「日本留学フェア」に福岡市ブースを出展し、福岡市国際財団奨学金の紹介をはじめ、留学先としての福岡市のPRを実施しました。
ブースでは、福岡市の大学や奨学金の説明に加えて、「博多祇園山笠」のVR体験や、「福岡はどこ?」クイズも実施しました。
たくさんの学生や保護者にブースにお越しいただき、来訪者アンケートでは、全ての人が「福岡市を留学先の候補にしたい」と回答してくれました。
団体や企業、個人からの寄付金をもとに支給する、寄付者と留学生の顔が見える奨学金です。
寄付者への訪問や意見交換などを通じて、福岡の人々と交流することができます。
対象者 | 寄付をする団体・企業・個人が給付対象者を決定します。 |
給付金額 | 大学院生は年額50万円以上(目安) 学部生は年額30万以上(目安) |
給付人数 | 寄付をする企業・団体・個人によって、 毎年支給人数は異なります。(15名程度) |
給付期間 | 1年間(場合によっては継続可能) ※寄附者によって異なります。 |
● 「福岡市との意見交換会」 ~ 福岡市職員留学生奨学金 ●
福岡市では、局長会・部長会・課長会の寄付により、「福岡市職員留学生奨学金」を給付しています。
毎年1回、奨学生と市職員との意見交換会を開催し、「外国人にも住みやすいまちづくりを行うには?」「福岡が海外の都市のために協力・貢献できることは?」などをテーマに、自由な意見交換を行っています。奨学生にとっては、福岡の行政機関のしくみや取組みを学ぶことができる機会です。また、市職員も、福岡に住む外国人の視点から率直な意見を聞くことができ、それぞれの担当業務に活かしています。
福岡で就職を希望する留学生を地元企業に派遣し、有償のインターンシップを実施します。
・インターンシップをすることで、職場の雰囲気や業務内容が分かります。
・インターンシップ中は、時給が支払われるため、生活費の心配がありません。
・インターンシップ終了後、両者の合意があれば、そのまま就職することができます。
>>対象者など事業の詳細はこちらから
●参加者の声(インターンシップ受入企業にそのまま就職)
日本の企業は上下関係がしっかりしていて、雰囲気も厳しいというイメージを持っていましたが、インターンシップに行ってみて、そのイメージが変わりました。社内の雰囲気はとてもよくて、社長や先輩から仕事のことを丁寧に教わることができました。
また、それまでは日本語能力に自信がなかったのですが、インターンシップを通じて、日本語が上達したと思います。
●その他の体験記はこちらから!
>>福岡留学ストーリー / My Story in Fukuoka City
福岡をはじめ日本で就職を希望する留学生とグローバル人材として留学生に興味を持つ地場企業の相互理解を深める交流会です。
日本で働いてみたい留学生にとっては、どんな企業があるのか、働くうえでどんなスキルが必要になるのかなど、日本での就職において必要な話を聞くことができます。
福岡県留学生サポートセンターでは、在学中の生活相談やアルバイト紹介、就職支援などを行っています。また、卒業後のフォローアップも行っています。
福岡市は運営委員として参加しています。
福岡市の留学生向けインターンシップ事業に参加する留学生は、卒業後最大2年間日本に滞在して就職活動を継続することができます。
●福岡市の提案により実現しました!
留学生が卒業後就職活動のために日本に残る場合、最大1年間の滞在が認められています。
しかし、独特な日本の就職活動に対応できず、卒業後1年間での就職実現が難しい場合もあります。
そのため、福岡市は国に対し、卒業後の就職活動の期間を1年間から最大2年間に延長する規制緩和案を提案しました。
平成28年(2016年)12月には、この規制緩和の提案が認められ、さらに全国措置として実現しました!
福岡市は「スタートアップ都市」として、福岡市での創業を支援するため、様々な取組みを行っています。
また、海外の諸都市の創業支援拠点とMoUを締結しており、福岡にいながら、海外とのビジネスに関するサービスを受けることができます。
福岡の中心地にある官民協働のスタートアップ支援施設で、スタートアップに関するイベントなども開催しています。
Fukuoka Growth Next内にあり、起業の準備や起業後の相談ができる空間です。
福岡で創業する外国人を対象に、創業のための在留資格の取得をサポートするものです。
必要な要件を満たしていない場合でも、福岡市のサポートのもと、創業のための準備期間として6か月間の滞在が認められます。
2020年度からは、在学のままスタートアップビザに切り替えられるようになりました。
福岡市の区役所及び出張所の住民登録窓口に転入のため訪れた外国人に、生活に役立つ情報が掲載された冊子などをセットにして配付しています。(言語:英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ネパール語)
福岡市および周辺市町には、ボランティアによる日本語教室があります(2022年10月時点で58教室)。
「にほんごClass Map」には、それぞれの教室の名前・開催場所・レベル・必要な費用などが記載されています。
住んでいる地域や在籍している学校の場所、自分の日本語のレベルに合わせて、自分に合う日本語教室を探すことができます。
※対応言語は日本語・英語です。
一般的な相談だけでなく、法律に関すること、在留手続きに関すること、心理カウンセリング、医療に関することなどの専門相談も受け付けています。
ホームステイ・ホームビジット、外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」など、福岡市に暮らす日本人との交流イベントも実施しています。