
「あいらしかストロー」は、麦の茎を利用したストロー。小麦は茎が短く、大麦は柔らかいため、茎が硬くて1本の茎から3・4本分のストローが作れるライ麦を使用しています。節を切るハサミを改良して作業効率を上げ、高圧洗浄で繊維を除去、クエン酸を混ぜて煮沸消毒、高温乾燥でカビの発生を防ぎ、透過検査も実施済み。口あたりも滑らかで、SDGsなストローです。

麦ストローを作り始めたのは、大手コーヒーチェーンが、プラスチック製のストローを廃止したことがきっかけ。「プラスチック製品廃止の流れは広がるだろうけど、紙ストローの評判がよくなかったので代替品が必要だと思いました。それで麦ストローを仕入れたのですが、包装がプラスチック製で本末転倒だったため、自分で麦から栽培してストローを作ることにしました」。KANAMEさんは土壤医検定2級という「土づくり」の資格を取得して耕作放棄地を開墾し、播種方法、栽培管理など見直し、ストロー作りに特化した栽培方法を確立しています。

ハーブティーアーティストとしても活動し、農作業や麦ストローの制作と並行して予約制のカフェを営むKANAMEさん。「エディブルフラワーを輸入だけに依存することに違和感を覚え、土づくりからこだわっての自家栽培を始めました」。栽培品目はマリーゴールドや千日紅など約60種類あり、それぞれを瓶詰めにして販売中です。保存期間は生花だと2週間程度ですが、こちらの商品は乾燥させているため1年間ほど保存可能となっています。「サラダやクラッカーを使った料理にのせるだけで、食卓が華やかになるので気軽に使ってみてください」。